エンドライフ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《45.小さな紳士》
しばし見つめ合う事数秒。はあ、分かったよと大きいため息が聞こえてきて
「...怖ェーんなら、掴んでろ」
まるで神の思し召しかのように響いた言葉にさっきよりは控え目に掴ませてもらう。ここは大人になって、手でも掴みながら先導するかとか一瞬思うが、真っ暗闇な景色に震え上がって前に出られない。
(はー....情けないけど本間に助かる...)
こっちを気にしてくれているのか、歩くスピードも少しゆっくりなエースに徐々に気持ちが浮上していき、やっと生きた心地がして深呼吸をした。
(こんな子供に大人のうちが、情けない。いやでもここまで真っ暗な森怖すぎるよ、ほんま...)
提案した自分を呪いながら、次からはもっと考えて発言しようと反省をする。テレビでぐらいしか見たことがなかった真っ暗闇な山々は、今にも何か飛び出してきそうで汗が滲んだ。
しばらくして到着した場所には、とうの昔についたであろうサボ。先に食べているのかと思いきや早く来いよと笑顔の出迎えに、何だかんだ優しいんだよなと準備されていた石の椅子を見ても思った。
「それにしても、名無しさんがお化けが怖かったとはな〜」
「や、ちゃうよ。あれは不可抗力っていうか」
「ずっとおれの服掴んでたのは何処のどいつだよ」
「、、、その節は〜...ありがとうございました!」
「あっはっはっはっは!やっぱ名無しさんは面白ェなあ!」
「笑い事ちゃうよ本間...エースがおったから良かったものの、先に行ってまうとか迎えに来てくれた意味よ」
「ほっとけ名無しさん、サボはこんな奴だ」
自分より小さいのにお化けが怖くないのかと何ともないように話をする2人を見て、あれ?うちがおかしいのか?と思えてきたがこの2人が強いだけだよなとすぐに思い直す。
「はー面白かった!たまにこうやって食うのもいいな」
「確かに。もうすぐ夏が来るから寒ないし運が良ければ蛍もくるやろしね」
「虫がダメなのに蛍はいいのか?」
驚いたように聞いてきたエースに至って当たり前のように伝える。
「いや、触るとかくっつかれるのはあかん」
「名無しさん、それはダメって言う事なんじゃねえのかよ」
「それなあ〜」
呆れたように言うサボに、エースもそれはそうだろうなと頷いて
「でもな、見るのはめっちゃ好きやねんよ」
「んじゃそん時はまた皆で夜集まるか」
「そうだな。こっから近い川辺でもよく見るし、虫かご持っていってもいいかもな」
それ名案だ!とはしゃぐ2人に男の子やなあと感心しつつ確かに飛んでこなければ見放題だよなとワクワクした。
送ろうかとサボに申し出れば、すぐに着くから問題ねえと走っていくから軽快なまでの背中を2人で見送って行きと同じように服を掴めば、エースが少し笑った気がした。
しばし見つめ合う事数秒。はあ、分かったよと大きいため息が聞こえてきて
「...怖ェーんなら、掴んでろ」
まるで神の思し召しかのように響いた言葉にさっきよりは控え目に掴ませてもらう。ここは大人になって、手でも掴みながら先導するかとか一瞬思うが、真っ暗闇な景色に震え上がって前に出られない。
(はー....情けないけど本間に助かる...)
こっちを気にしてくれているのか、歩くスピードも少しゆっくりなエースに徐々に気持ちが浮上していき、やっと生きた心地がして深呼吸をした。
(こんな子供に大人のうちが、情けない。いやでもここまで真っ暗な森怖すぎるよ、ほんま...)
提案した自分を呪いながら、次からはもっと考えて発言しようと反省をする。テレビでぐらいしか見たことがなかった真っ暗闇な山々は、今にも何か飛び出してきそうで汗が滲んだ。
しばらくして到着した場所には、とうの昔についたであろうサボ。先に食べているのかと思いきや早く来いよと笑顔の出迎えに、何だかんだ優しいんだよなと準備されていた石の椅子を見ても思った。
「それにしても、名無しさんがお化けが怖かったとはな〜」
「や、ちゃうよ。あれは不可抗力っていうか」
「ずっとおれの服掴んでたのは何処のどいつだよ」
「、、、その節は〜...ありがとうございました!」
「あっはっはっはっは!やっぱ名無しさんは面白ェなあ!」
「笑い事ちゃうよ本間...エースがおったから良かったものの、先に行ってまうとか迎えに来てくれた意味よ」
「ほっとけ名無しさん、サボはこんな奴だ」
自分より小さいのにお化けが怖くないのかと何ともないように話をする2人を見て、あれ?うちがおかしいのか?と思えてきたがこの2人が強いだけだよなとすぐに思い直す。
「はー面白かった!たまにこうやって食うのもいいな」
「確かに。もうすぐ夏が来るから寒ないし運が良ければ蛍もくるやろしね」
「虫がダメなのに蛍はいいのか?」
驚いたように聞いてきたエースに至って当たり前のように伝える。
「いや、触るとかくっつかれるのはあかん」
「名無しさん、それはダメって言う事なんじゃねえのかよ」
「それなあ〜」
呆れたように言うサボに、エースもそれはそうだろうなと頷いて
「でもな、見るのはめっちゃ好きやねんよ」
「んじゃそん時はまた皆で夜集まるか」
「そうだな。こっから近い川辺でもよく見るし、虫かご持っていってもいいかもな」
それ名案だ!とはしゃぐ2人に男の子やなあと感心しつつ確かに飛んでこなければ見放題だよなとワクワクした。
送ろうかとサボに申し出れば、すぐに着くから問題ねえと走っていくから軽快なまでの背中を2人で見送って行きと同じように服を掴めば、エースが少し笑った気がした。