エンドライフ
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《41.天然誑しな君》
しばらく経ってもエースの姿が見えなかったので、何かあったのかなと尋ねれば
「いや〜それがよお、心ここに在らずって感じだったから、理由聞いても答えねえし今日は解散って事になったんだ」
「そうなのか、そんなに変やったん」
昨日の事もあったのでちょっと心配になっていると
「.....名無しさんは、何か知ってるんだろ?」
「うえっ?何でそう思うん」
確信めいた一言に一瞬驚きはするもののそんな大きい事件あったっけと、思考を巡らす。
「うーん、強いて言うなら今日起きた時寝ぼけてエースを抱っこしてもとって怒られたけど、そんな変という程でも無かったしなあ」
「....ははーんそれでか」
「何。何が分かったん」
「まぁまぁ、座れよ」
と宥めるようなしたり顔のサボに、本間に子供なのかと疑いたくなる。
言われるがまま腰掛けたそこは初めてサボと会った場所のように景色が良くて。すり抜ける風に思わず目を瞑れば、運動の後だから余計なのか気持ちが良くてほっとした。
「...名無しさんってさ、黙ってれば可愛いじゃん?」
「......は?いきなりどうした」
「まあまずは聞けって」
「う、うん。」
「普段はまあ言動もあって、女らしいかっていうとちょっと怪しい所もあるんだけど」
「おいこら」
「さっきみたいに、黙ってれば綺麗なんだよな名無しさんって」
思ってもみなかった突然の言葉が、余りにもストレート過ぎて言いようのない羞恥で恥ずかしくなる。
「そうやってさ、照れる事も少ないから逆にそれがポイント高いんだけど普段はかけらも無いから忘れちまうんだよ」
「サボ...褒められてんのか貶されてんのか分からんのやけど」
「褒めてんだよ」
「ああ、そうなのね」
「だからさ、寝起きなんて無防備な時に抱きつかれてエースも名無しさんを女だと意識しちゃったんじゃねえかな」
どうだ、と言わんばかりのドヤ顔に、あ。そう言う事ねと冷静になる。
「あのなサボくん」
「何だよ気持ち悪い」
「いやさっきまで褒めてたやん」
「で、何だよ」
「切り替え早っ。...まあいいけどさー。サボの言い分は分かったけどなうち、エースにブサイクとしか言われたことないで」
「...まじか」
「まじまじ」
「ほんとのほんとに?」
「本当の本当に」
「...。えーっと?そうなると...どう言う事なんだ?」
「うーん。現実的に言えば、家を出てからサボに会うまでに何かあったって事なんじゃない?」
「んーー、そうなのかなあ...わっかんねえ」
さっきのドヤ顔はどこへ行ったのか云々と言いながら考えるサボに、同じくエースも心配でまずは様子を見たい気持ちが募った。
しばらく経ってもエースの姿が見えなかったので、何かあったのかなと尋ねれば
「いや〜それがよお、心ここに在らずって感じだったから、理由聞いても答えねえし今日は解散って事になったんだ」
「そうなのか、そんなに変やったん」
昨日の事もあったのでちょっと心配になっていると
「.....名無しさんは、何か知ってるんだろ?」
「うえっ?何でそう思うん」
確信めいた一言に一瞬驚きはするもののそんな大きい事件あったっけと、思考を巡らす。
「うーん、強いて言うなら今日起きた時寝ぼけてエースを抱っこしてもとって怒られたけど、そんな変という程でも無かったしなあ」
「....ははーんそれでか」
「何。何が分かったん」
「まぁまぁ、座れよ」
と宥めるようなしたり顔のサボに、本間に子供なのかと疑いたくなる。
言われるがまま腰掛けたそこは初めてサボと会った場所のように景色が良くて。すり抜ける風に思わず目を瞑れば、運動の後だから余計なのか気持ちが良くてほっとした。
「...名無しさんってさ、黙ってれば可愛いじゃん?」
「......は?いきなりどうした」
「まあまずは聞けって」
「う、うん。」
「普段はまあ言動もあって、女らしいかっていうとちょっと怪しい所もあるんだけど」
「おいこら」
「さっきみたいに、黙ってれば綺麗なんだよな名無しさんって」
思ってもみなかった突然の言葉が、余りにもストレート過ぎて言いようのない羞恥で恥ずかしくなる。
「そうやってさ、照れる事も少ないから逆にそれがポイント高いんだけど普段はかけらも無いから忘れちまうんだよ」
「サボ...褒められてんのか貶されてんのか分からんのやけど」
「褒めてんだよ」
「ああ、そうなのね」
「だからさ、寝起きなんて無防備な時に抱きつかれてエースも名無しさんを女だと意識しちゃったんじゃねえかな」
どうだ、と言わんばかりのドヤ顔に、あ。そう言う事ねと冷静になる。
「あのなサボくん」
「何だよ気持ち悪い」
「いやさっきまで褒めてたやん」
「で、何だよ」
「切り替え早っ。...まあいいけどさー。サボの言い分は分かったけどなうち、エースにブサイクとしか言われたことないで」
「...まじか」
「まじまじ」
「ほんとのほんとに?」
「本当の本当に」
「...。えーっと?そうなると...どう言う事なんだ?」
「うーん。現実的に言えば、家を出てからサボに会うまでに何かあったって事なんじゃない?」
「んーー、そうなのかなあ...わっかんねえ」
さっきのドヤ顔はどこへ行ったのか云々と言いながら考えるサボに、同じくエースも心配でまずは様子を見たい気持ちが募った。