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《37.告げる真実②》
「本間はなうちの年齢は本来23歳のはずで、海賊もおらん凄い平和な世界で過ごしてたんよ」
「.....海賊が、いねえ?」
「うん、ほぼな。おっても海外...えーと国外って言ったら伝わるかな。エースからしたらこの海のもっともっと先の場所にごくごく一部おるってぐらい少ない。」
「そんなんで世界が成り立つのか」
「それはもう、凄い平和。確かに貧しいや豊かとかの差はあるけど、誰もがご飯を食べられて美味しい水も家もある」
「......」
「銃とか剣とかは持ってるだけで犯罪になる世界やったからね(笑)」
何もかも違う世界に、信じられないのだろう事実。目を見開いたまま情報を飲み込もうとしている姿は幼いながらも凛としていて
「何の作用があったのか、23歳やったうちの体は縮んで多分13歳ぐらい。元々身長は子供の頃からあったから、最初は気がつかへんかったけどね」
「........こないだ、元大人って言ってたのがそれか」
「そう。何でかは分からんけど、まあ若返ったんなら新しい人生を謳歌するかなって気持ちよ」
「前から思ってたけど、名無しさんって楽観的なとこあるよな」
「どうも。褒め言葉として受け取っとく」
ま、そんなこんなで寝て起きたらこの世界やったから帰り方が分からへん迷子なんよなーと笑い飛ばした。
「本当にいいのかよ。帰り方を探さなくて」
「言うたやろ、すぐに帰りたいとかはないよって」
「でも、仲が良かったんだろ。名無しさんの家族は」
「...そうやね、両親共に仲が良くて姉妹とは友達と間違われるぐらいに仲が良かったかな」
「だったら」
「でもまあ、お互いもう大人やからね。うちの家族なら違う世界におった!って言うてもお祝いしてくれるんちゃうかなー(笑)」
学生の頃口癖のように言ってたそれに笑いながら推しを連れてきなさいよと言われた言葉を思い出す。心配性で厳しくて優しくて...うん、でもやっぱり最後は笑ってくれそうだ。
「やからな、変な心配かけてもてごめん」
「.......」
「エースがおってくれるだけで、うちは今十分幸せやねんよ」
「.......っ」
「この世界で会えて、本間によかった。生まれてきてくれてありがとうな」
尚も見開いた瞳が初めてみるぐらい揺れていて愛しいなあと笑顔になった。自分の思いを相手に伝えられる、本間に自分は幸せ者だ。
「本間はなうちの年齢は本来23歳のはずで、海賊もおらん凄い平和な世界で過ごしてたんよ」
「.....海賊が、いねえ?」
「うん、ほぼな。おっても海外...えーと国外って言ったら伝わるかな。エースからしたらこの海のもっともっと先の場所にごくごく一部おるってぐらい少ない。」
「そんなんで世界が成り立つのか」
「それはもう、凄い平和。確かに貧しいや豊かとかの差はあるけど、誰もがご飯を食べられて美味しい水も家もある」
「......」
「銃とか剣とかは持ってるだけで犯罪になる世界やったからね(笑)」
何もかも違う世界に、信じられないのだろう事実。目を見開いたまま情報を飲み込もうとしている姿は幼いながらも凛としていて
「何の作用があったのか、23歳やったうちの体は縮んで多分13歳ぐらい。元々身長は子供の頃からあったから、最初は気がつかへんかったけどね」
「........こないだ、元大人って言ってたのがそれか」
「そう。何でかは分からんけど、まあ若返ったんなら新しい人生を謳歌するかなって気持ちよ」
「前から思ってたけど、名無しさんって楽観的なとこあるよな」
「どうも。褒め言葉として受け取っとく」
ま、そんなこんなで寝て起きたらこの世界やったから帰り方が分からへん迷子なんよなーと笑い飛ばした。
「本当にいいのかよ。帰り方を探さなくて」
「言うたやろ、すぐに帰りたいとかはないよって」
「でも、仲が良かったんだろ。名無しさんの家族は」
「...そうやね、両親共に仲が良くて姉妹とは友達と間違われるぐらいに仲が良かったかな」
「だったら」
「でもまあ、お互いもう大人やからね。うちの家族なら違う世界におった!って言うてもお祝いしてくれるんちゃうかなー(笑)」
学生の頃口癖のように言ってたそれに笑いながら推しを連れてきなさいよと言われた言葉を思い出す。心配性で厳しくて優しくて...うん、でもやっぱり最後は笑ってくれそうだ。
「やからな、変な心配かけてもてごめん」
「.......」
「エースがおってくれるだけで、うちは今十分幸せやねんよ」
「.......っ」
「この世界で会えて、本間によかった。生まれてきてくれてありがとうな」
尚も見開いた瞳が初めてみるぐらい揺れていて愛しいなあと笑顔になった。自分の思いを相手に伝えられる、本間に自分は幸せ者だ。