エンドライフ
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《35.懐かしい光景》
晩御飯になりお野菜も沢山使ったサラダも思いの外皆が食べてくれるので、料理のし甲斐があるなといつも思う。
「ご馳走様でした〜!あー美味かった」
「名無しさん、今日も美味かったぜー!特にあの味噌汁?っていう汁と中に入ってる団子が最高だった」
「あの丸い肉も美味かったよな〜」
「ありがと〜!いつも美味しそうに食べてくれるから作っててうちも嬉しいわ」
口々に毎回あれが美味しかった、あれは作れるか今度また作ってくれだのと伝えてくれるので、その姿がしばらく会ってない家族や友達と重なって、やっぱり人に料理を振舞うのは好きなんだなあと懐かしくなった。
(結局、1人でこっちに来てもたからなあ)
トリップする事があれば一緒に行こうねと話をしていた友人も今はここに居なくて、元気にしてるといいなーと皆の笑顔を見て思う。
(っと、あかんあかんこんな場所で感傷に浸ってる場合ちゃうわ)
そう思いながら積み重なったお皿を洗っていれば横から視線を感じて左側を見た。
「どうした?エース」
「.....この後仕事は残ってるのか?」
「今日は洗い終わったら仕事終わりやでー。どうしたん?」
「......終わったら部屋に来い」
「?分かった。なるべく急ぐわー」
珍しい反応、と思いつつ着々とお皿を片付けていく。明日の朝食はお味噌汁が残ってるし、卵焼きにおひたし、余ったお肉でロールキャベツもいいな、なんて献立を考えながら仕事を終えた。
育ち盛りの子供の事と、食べる事が好きな人たちのメニューを考えるのは正直言ってめちゃくちゃ楽しい。
ーコンコン
「入るでー」
「おう」
短いやり取りを交わしながら入れば、既にお布団が敷かれていてうちのも敷いてくれてた気遣いにさっきまでの寂しさは吹き飛んだ。
「お布団ありがとう。重かったやろ」
「別に。このぐらい何ともねえよ」
「そ?何せよ助かった〜夜はゆっくり出来るしな〜」
そのままごろんとお布団に転がれば久々に見るじっとした眼差しがこちらを見つめていて、何か言いたい事があるのだろうかとエースに問い掛ける。
「今日はえらい無口やな。何かあった?」
「いや、何もねえけど、何ていうか...名無しさんは、その」
「ははっ、何 聞きたい事でもあったか?」
「........おれじゃなくて、名無しさんに何あったんじゃねえかと思ったんだけど、違ったか」
「今日、ご飯の後変だっただろ」と真っ直ぐに見つめて言われてしまえば、すぐに思い当たる節があってそれで様子がおかしかったのかと目の前の優しい子供を見て思う。
晩御飯になりお野菜も沢山使ったサラダも思いの外皆が食べてくれるので、料理のし甲斐があるなといつも思う。
「ご馳走様でした〜!あー美味かった」
「名無しさん、今日も美味かったぜー!特にあの味噌汁?っていう汁と中に入ってる団子が最高だった」
「あの丸い肉も美味かったよな〜」
「ありがと〜!いつも美味しそうに食べてくれるから作っててうちも嬉しいわ」
口々に毎回あれが美味しかった、あれは作れるか今度また作ってくれだのと伝えてくれるので、その姿がしばらく会ってない家族や友達と重なって、やっぱり人に料理を振舞うのは好きなんだなあと懐かしくなった。
(結局、1人でこっちに来てもたからなあ)
トリップする事があれば一緒に行こうねと話をしていた友人も今はここに居なくて、元気にしてるといいなーと皆の笑顔を見て思う。
(っと、あかんあかんこんな場所で感傷に浸ってる場合ちゃうわ)
そう思いながら積み重なったお皿を洗っていれば横から視線を感じて左側を見た。
「どうした?エース」
「.....この後仕事は残ってるのか?」
「今日は洗い終わったら仕事終わりやでー。どうしたん?」
「......終わったら部屋に来い」
「?分かった。なるべく急ぐわー」
珍しい反応、と思いつつ着々とお皿を片付けていく。明日の朝食はお味噌汁が残ってるし、卵焼きにおひたし、余ったお肉でロールキャベツもいいな、なんて献立を考えながら仕事を終えた。
育ち盛りの子供の事と、食べる事が好きな人たちのメニューを考えるのは正直言ってめちゃくちゃ楽しい。
ーコンコン
「入るでー」
「おう」
短いやり取りを交わしながら入れば、既にお布団が敷かれていてうちのも敷いてくれてた気遣いにさっきまでの寂しさは吹き飛んだ。
「お布団ありがとう。重かったやろ」
「別に。このぐらい何ともねえよ」
「そ?何せよ助かった〜夜はゆっくり出来るしな〜」
そのままごろんとお布団に転がれば久々に見るじっとした眼差しがこちらを見つめていて、何か言いたい事があるのだろうかとエースに問い掛ける。
「今日はえらい無口やな。何かあった?」
「いや、何もねえけど、何ていうか...名無しさんは、その」
「ははっ、何 聞きたい事でもあったか?」
「........おれじゃなくて、名無しさんに何あったんじゃねえかと思ったんだけど、違ったか」
「今日、ご飯の後変だっただろ」と真っ直ぐに見つめて言われてしまえば、すぐに思い当たる節があってそれで様子がおかしかったのかと目の前の優しい子供を見て思う。