エンドライフ
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《30.少年たちの秘密》
今じゃ慣れっことなった獣道をぬければ、遠くに見えた青い塊に、横にいるエースは嬉しそうに笑う。
「悪ぃー!名無しさんのせいで遅くなっちまったー!」
「お、来たな。遅ぇーぞーお前らーーー」
「おはよーサボーー」
昨日ぶりの満面の笑みに軽く癒されながらもちょっと待たせてしまったなと思い、謝った。
「別にいいって、名無しさんが朝弱ぇのは今に始まった事じゃないだろ?」
「ごめんな...なるべくは、、、頑張るからな」
「いいよ、エースに起こしてもらえ」
「はぁっ?いつもいつも起こす身にもなってみろよサボ」
「おれも正直言うと朝得意じゃないからなー」
朝日が差し込まなけりゃずっと寝てるよと笑ったサボに朝聞いたため息が横で聞こえた。
エースって意外に朝強いんだよな、偉い。
「さて、と。今日は名無しさんも入れて特訓を開始するって話だけど.......エース、」
「おう、こないだ話した通り教えといた方が危なくねえ」
「?」
「分かった。んじゃあ名無しさん、特訓を始める前に見て貰いたいもんがあるんだ」
何の話だろうと不思議に思うが2人が何やら嬉しそうなので、随分とこのスピードにも慣れたものだと思いながらもワクワクしつつ後を追う。
「おーし、着いたな。そういやあ名無しさん、お前木には登れるのか?」
「え、木?いや...子供の頃に小さい木に登ったぐらいしか記憶にないからなー...分からへん」
「子供の頃って、今も十分子供じゃねえかよ(笑)」
「こいつは時々訳分からない事言うんだよ」
エースに軽く貶された気がしなくもないが、それよりも自分の体の何百倍も大きい木を見てまさか2人は登れるのか?とか考えていたら、突然頭上から声が響いた。
「名無しさんーー、やってみろよーー」
「サボっ?!エースまで...まじか」
「お前もこのぐらい登れなきゃここらじゃ身を守れねえぞー」
(お、ぉおおお...凄いな、2人共)
自分より大分小さいはずの2人を見て、見た目よりいけるのかもとちょっとずつ頑張ってみるものの、いやこれ無理くないかと今更ながら、身体能力の差に驚かされる。
「おーい、大丈夫そうかー?」
優しく声をかけてくれるサボを見上げながらせっかく2人が待っててくれているのだからと指力をフルに使って息絶え絶えに、なんとか辿り着いた。
「お前、体力無いなあ〜」
「な。うちにくる前はもっと貧弱だったぜ」
頭上でかわされる言葉に目線だけで返しながらも想像以上に疲れた体を休ませる。こ、これが若さなのか...すごいな
自分も若返ったはずなのになと思いながらも元のスペックの違いを見せつけられてやっぱりちょっと悔しく思う。くそぅ。
今じゃ慣れっことなった獣道をぬければ、遠くに見えた青い塊に、横にいるエースは嬉しそうに笑う。
「悪ぃー!名無しさんのせいで遅くなっちまったー!」
「お、来たな。遅ぇーぞーお前らーーー」
「おはよーサボーー」
昨日ぶりの満面の笑みに軽く癒されながらもちょっと待たせてしまったなと思い、謝った。
「別にいいって、名無しさんが朝弱ぇのは今に始まった事じゃないだろ?」
「ごめんな...なるべくは、、、頑張るからな」
「いいよ、エースに起こしてもらえ」
「はぁっ?いつもいつも起こす身にもなってみろよサボ」
「おれも正直言うと朝得意じゃないからなー」
朝日が差し込まなけりゃずっと寝てるよと笑ったサボに朝聞いたため息が横で聞こえた。
エースって意外に朝強いんだよな、偉い。
「さて、と。今日は名無しさんも入れて特訓を開始するって話だけど.......エース、」
「おう、こないだ話した通り教えといた方が危なくねえ」
「?」
「分かった。んじゃあ名無しさん、特訓を始める前に見て貰いたいもんがあるんだ」
何の話だろうと不思議に思うが2人が何やら嬉しそうなので、随分とこのスピードにも慣れたものだと思いながらもワクワクしつつ後を追う。
「おーし、着いたな。そういやあ名無しさん、お前木には登れるのか?」
「え、木?いや...子供の頃に小さい木に登ったぐらいしか記憶にないからなー...分からへん」
「子供の頃って、今も十分子供じゃねえかよ(笑)」
「こいつは時々訳分からない事言うんだよ」
エースに軽く貶された気がしなくもないが、それよりも自分の体の何百倍も大きい木を見てまさか2人は登れるのか?とか考えていたら、突然頭上から声が響いた。
「名無しさんーー、やってみろよーー」
「サボっ?!エースまで...まじか」
「お前もこのぐらい登れなきゃここらじゃ身を守れねえぞー」
(お、ぉおおお...凄いな、2人共)
自分より大分小さいはずの2人を見て、見た目よりいけるのかもとちょっとずつ頑張ってみるものの、いやこれ無理くないかと今更ながら、身体能力の差に驚かされる。
「おーい、大丈夫そうかー?」
優しく声をかけてくれるサボを見上げながらせっかく2人が待っててくれているのだからと指力をフルに使って息絶え絶えに、なんとか辿り着いた。
「お前、体力無いなあ〜」
「な。うちにくる前はもっと貧弱だったぜ」
頭上でかわされる言葉に目線だけで返しながらも想像以上に疲れた体を休ませる。こ、これが若さなのか...すごいな
自分も若返ったはずなのになと思いながらも元のスペックの違いを見せつけられてやっぱりちょっと悔しく思う。くそぅ。