エンドライフ
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《28.夜更けの願い》
あれから会話が無くなって、視界いっぱいに広がった星空を眺めればサボの言ってた通り、迫力満点で。
「はー.....、すげぇー.....」
ゆっくりと空気を吸い込んで焼き付けるようにぼーっと眺めた。
こんなにも近いのに手を伸ばしても掴めない星がなんだか勿体無くて、今日はここで寝てしまいたいなと伸びをしながら隣を見ればそっぽを向いていた瞳と目が合った。
「起きてたのか、エース」
「口が開きっぱなしだったぞ名無しさん」
「え、まじか。気づかんかった」
「アホ面」
「アホちゃう」
いつもの調子が戻った様に笑って、エースが起きてるのならそろそろ戻るかなーと身体を起こすと
「.....ありがとな」
小さく聞こえたお礼に 横を向いた。
「あんな、風に言われたの初めてで...何ていうか...上手く言えねえ」
「...そっか。この先きっと、分かるようになるよ」
「?何が分かるんだ」
「エースはエースっていうこと」
いつかくるだろう未来で、沢山の人に愛されて必要とされるエース。その時になって初めて今の気持ちが形容出来るんじゃないかなと心に思う。
「ダダンさん達の言葉も真意じゃないにしても、それもいつか大きくなったら分かる事やろうし。今はまだ、お互いあーだこーだ言う関係でいいんじゃない。お互い、素直じゃないしねー」
「...なんだよ、大人ぶりやがって」
「元は大人、やからねー。また今度、話すよ」
いじけたようなエースを見て、最初じゃ考えられんかった表情よなあと改めて幸せを感じる。
どうか願わくば この少年に沢山の幸があらん事を。
あれから会話が無くなって、視界いっぱいに広がった星空を眺めればサボの言ってた通り、迫力満点で。
「はー.....、すげぇー.....」
ゆっくりと空気を吸い込んで焼き付けるようにぼーっと眺めた。
こんなにも近いのに手を伸ばしても掴めない星がなんだか勿体無くて、今日はここで寝てしまいたいなと伸びをしながら隣を見ればそっぽを向いていた瞳と目が合った。
「起きてたのか、エース」
「口が開きっぱなしだったぞ名無しさん」
「え、まじか。気づかんかった」
「アホ面」
「アホちゃう」
いつもの調子が戻った様に笑って、エースが起きてるのならそろそろ戻るかなーと身体を起こすと
「.....ありがとな」
小さく聞こえたお礼に 横を向いた。
「あんな、風に言われたの初めてで...何ていうか...上手く言えねえ」
「...そっか。この先きっと、分かるようになるよ」
「?何が分かるんだ」
「エースはエースっていうこと」
いつかくるだろう未来で、沢山の人に愛されて必要とされるエース。その時になって初めて今の気持ちが形容出来るんじゃないかなと心に思う。
「ダダンさん達の言葉も真意じゃないにしても、それもいつか大きくなったら分かる事やろうし。今はまだ、お互いあーだこーだ言う関係でいいんじゃない。お互い、素直じゃないしねー」
「...なんだよ、大人ぶりやがって」
「元は大人、やからねー。また今度、話すよ」
いじけたようなエースを見て、最初じゃ考えられんかった表情よなあと改めて幸せを感じる。
どうか願わくば この少年に沢山の幸があらん事を。