エンドライフ
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《27.夜に沈む》
「....大分前に、聞いちまったんだ。夜話してた会話を」
ぎゅっと手を握る姿を見てダダン達と一線引いて見えるのはそれでか...?と思い当たる。
「おれが、鬼の子だって...政府がくるとえらい目に合うって
話してた」
「.......」
「だからきっとあいつらは、名無しさんとサボみたいには
思ってもいねえよ」
「.......」
諦めたような、それでも抗いたいかのような笑い方に複雑な気持ちが伝わってくる。
「鬼の子、なあ....」
思わず飛び出た単語にエースの身体がビクついたように思えたけど何となくしっくりこなくて、んー、と声が漏れ出てしまう。
「.....なあ、ゴールドロジャーって知ってるか」
突然変わった話題に一瞬頭がついていかなかったが、知ってるよ、とだけ頷いておく。
「そいつにもしよ、子供がいたら名無しさんはどうする」
...あぁ、聞きたかったのはコレか。と
真っ直ぐ上を向いたままのエースを見て何となく、そう思った。
「.....そうやなあー。会ってみたいなー」
「........は」
「やってさ、言わば海賊王が最後に残した唯一の宝物みたいなもんやん」
「..........」
「お宝全部世界の果てに置いてきたのに、自分の子供は手元に残したって事やろ。...最高じゃない?」
ずっと思ってたものをそのまま伝える。本人が自分をどう思っていようと、エースが生きてるっていうだけで幸せな人もいるんだと言う気持ちを込めて。
「まー、直接会った事無いから実際はどんな人やったかは知らんけど、笑って最期を終えられるって、きっと凄い幸せな人生やったんやなってうちは思ったよ」
「.......」
「ただな、そんな事よりさ、ずっと考えててんけどその鬼の子ってのが、いまいちしっくり来んくてな〜。うーん」
「.......」
「こんなに可愛いのに....鬼の子っていうのがなー。センスがない。もっとこういい感じのがあるはずやねん」
「.......」
「...ま、あくまで、全部自分の意見やけどな。でもま、ロジャーの何も知らんとって、エースの事を知らんとって言う人の言葉、うちは好きじゃない」
答えになってないか、ハハハと笑えばごろんと反対側を向いたエースに、もっと気の利いた事を言えれば良かったなと思いつつ視線を空に移しながら、ゆっくりと更けていく夜に身を預けた。
「....大分前に、聞いちまったんだ。夜話してた会話を」
ぎゅっと手を握る姿を見てダダン達と一線引いて見えるのはそれでか...?と思い当たる。
「おれが、鬼の子だって...政府がくるとえらい目に合うって
話してた」
「.......」
「だからきっとあいつらは、名無しさんとサボみたいには
思ってもいねえよ」
「.......」
諦めたような、それでも抗いたいかのような笑い方に複雑な気持ちが伝わってくる。
「鬼の子、なあ....」
思わず飛び出た単語にエースの身体がビクついたように思えたけど何となくしっくりこなくて、んー、と声が漏れ出てしまう。
「.....なあ、ゴールドロジャーって知ってるか」
突然変わった話題に一瞬頭がついていかなかったが、知ってるよ、とだけ頷いておく。
「そいつにもしよ、子供がいたら名無しさんはどうする」
...あぁ、聞きたかったのはコレか。と
真っ直ぐ上を向いたままのエースを見て何となく、そう思った。
「.....そうやなあー。会ってみたいなー」
「........は」
「やってさ、言わば海賊王が最後に残した唯一の宝物みたいなもんやん」
「..........」
「お宝全部世界の果てに置いてきたのに、自分の子供は手元に残したって事やろ。...最高じゃない?」
ずっと思ってたものをそのまま伝える。本人が自分をどう思っていようと、エースが生きてるっていうだけで幸せな人もいるんだと言う気持ちを込めて。
「まー、直接会った事無いから実際はどんな人やったかは知らんけど、笑って最期を終えられるって、きっと凄い幸せな人生やったんやなってうちは思ったよ」
「.......」
「ただな、そんな事よりさ、ずっと考えててんけどその鬼の子ってのが、いまいちしっくり来んくてな〜。うーん」
「.......」
「こんなに可愛いのに....鬼の子っていうのがなー。センスがない。もっとこういい感じのがあるはずやねん」
「.......」
「...ま、あくまで、全部自分の意見やけどな。でもま、ロジャーの何も知らんとって、エースの事を知らんとって言う人の言葉、うちは好きじゃない」
答えになってないか、ハハハと笑えばごろんと反対側を向いたエースに、もっと気の利いた事を言えれば良かったなと思いつつ視線を空に移しながら、ゆっくりと更けていく夜に身を預けた。