エンドライフ④
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《33.とんだ誤解》
ローくんに凄い形相で見つめられ、何でそんな怖い顔をしとるんやと思いながら頭にハテナを浮かべればよく通る声で静かに言葉を発した。
「おいお前、これは一体どう言う事だ」
「(...あ!そっか、ローくん達にはまだ何も伝えられてなかったんやっけか)」
「?!えっ、名無しさんちゃんって男だったのかよ!うわ、めちゃくちゃイケメンボイスじゃん」
「っ!お前は黙ってろ」
「えっおれ?何でまた。それにしてもやるなァマルコ!まさかお前がそっちだったとは」
「ふざけんな、とんだ誤解も良い所だよい」
ものすごい勢いでとんでもない誤解が飛び交うも色んな意味でごめんよと皆に思いつつ、心底嫌そうなローくんが面白くて笑ってしまう。
「お前...何笑っていやがる。元はと言えばお前のせいなんだぞ」
「(ごめんごめんっそこまで感情出すの珍しくってさ!)」
「あぁ??感情豊かだろうがこの俺は」
「(いやいやいやいやそれは無い)」
「んだと?」
「おいっ、ちょっと待てお前ら。片方が喋れてねェーから全然そっちの状況が読めねェよい」
何故か会話が成り立ってしまう状況にまるでマルコ達みたいやなと思いながらも言葉にしなくても伝わる楽さが凄く今は有難い。そんな事を思っていれば呆れたような声がこだましてそう言えばそうだったと繋がったままの電伝虫へと声にならない謝罪をした。
「...悪かったな、横でふざけた顔して笑っていやがったからつい熱くなっちまった」
「...元気そうで何よりだよい。何となくお前さんと名無しさんの関係性も掴めたしなァ」
「まぁ、この馬鹿を世話するのは何度目か分かったもんじゃねぇがな」
「ハハハ!助かるよい。まァまた名無しさんが話せるようになった時にでも連絡してくれるか」
「...だとよ」
「(...........うん、分かった)」
「OKだそうだ」
「...そうか、それを聞いて安心した。んじゃあこっちも内緒話が見つかっちまったからそろそろ切るぞ」
マルコがそう言うと不貞腐れたようにぶつぶつというエースの声が聞こえてきて、変わらないんだなと嬉しくなった。....守れたんや、うちはこの二人の笑う未来を。
そう思えただけで、あの痛みに耐えた甲斐があったと心の底から嬉しさが溢れてくるようで。
「こいつの安否は確認したんだからもうあんなにかけてくんじゃねぇーぞ。うるせぇったらねえ」
「ハハ!悪かったなァ。んじゃ、名無しさんをよろしく頼むぜ...トラファルガー」
「なっ、お前...気づいてたのか」
「途中から何となくなァ。おれに怯む様子も無く揶揄える度胸、あの戦争時に麦わらを連れていった事、それに動じる事も無かった名無しさんの様子と端々にある医者みてェな物言いを踏まえると該当する奴は少ねェよい」
「....ははっ、恐れ入ったぜ。流石は一番隊隊長殿だ」
「心にもねェ事を」
軽口を叩き合いながら今度こそ切られた受話器に痛いほどの視線を感じてしまって観念するかと、かなり麻酔が切れてきた身体をゆっくりと起こせば見計らったかのようにシャチさん達が部屋へとなだれ込んできた。
「キャプテ〜ン!電話終わった?ならさ飯にしましょーよ!」
「俺らずっと待ってたんすからねぇー?」
「キャプテンっお腹空いたー!」
「〜、分かった、分かったからお前ら。少しは空気ってもんを読め」
相変わらず慕われているんだなと思いながら笑っていれば、ささっ名無しさんちゃんも行こうぜとペンギンさん達が手を貸してくれる。
ありがとうと口の動きだけで伝えればお安い御用さと笑ってくれて、どこまでも優しいハートの海賊団に心の中でもお礼を伝えた。
ローくんに凄い形相で見つめられ、何でそんな怖い顔をしとるんやと思いながら頭にハテナを浮かべればよく通る声で静かに言葉を発した。
「おいお前、これは一体どう言う事だ」
「(...あ!そっか、ローくん達にはまだ何も伝えられてなかったんやっけか)」
「?!えっ、名無しさんちゃんって男だったのかよ!うわ、めちゃくちゃイケメンボイスじゃん」
「っ!お前は黙ってろ」
「えっおれ?何でまた。それにしてもやるなァマルコ!まさかお前がそっちだったとは」
「ふざけんな、とんだ誤解も良い所だよい」
ものすごい勢いでとんでもない誤解が飛び交うも色んな意味でごめんよと皆に思いつつ、心底嫌そうなローくんが面白くて笑ってしまう。
「お前...何笑っていやがる。元はと言えばお前のせいなんだぞ」
「(ごめんごめんっそこまで感情出すの珍しくってさ!)」
「あぁ??感情豊かだろうがこの俺は」
「(いやいやいやいやそれは無い)」
「んだと?」
「おいっ、ちょっと待てお前ら。片方が喋れてねェーから全然そっちの状況が読めねェよい」
何故か会話が成り立ってしまう状況にまるでマルコ達みたいやなと思いながらも言葉にしなくても伝わる楽さが凄く今は有難い。そんな事を思っていれば呆れたような声がこだましてそう言えばそうだったと繋がったままの電伝虫へと声にならない謝罪をした。
「...悪かったな、横でふざけた顔して笑っていやがったからつい熱くなっちまった」
「...元気そうで何よりだよい。何となくお前さんと名無しさんの関係性も掴めたしなァ」
「まぁ、この馬鹿を世話するのは何度目か分かったもんじゃねぇがな」
「ハハハ!助かるよい。まァまた名無しさんが話せるようになった時にでも連絡してくれるか」
「...だとよ」
「(...........うん、分かった)」
「OKだそうだ」
「...そうか、それを聞いて安心した。んじゃあこっちも内緒話が見つかっちまったからそろそろ切るぞ」
マルコがそう言うと不貞腐れたようにぶつぶつというエースの声が聞こえてきて、変わらないんだなと嬉しくなった。....守れたんや、うちはこの二人の笑う未来を。
そう思えただけで、あの痛みに耐えた甲斐があったと心の底から嬉しさが溢れてくるようで。
「こいつの安否は確認したんだからもうあんなにかけてくんじゃねぇーぞ。うるせぇったらねえ」
「ハハ!悪かったなァ。んじゃ、名無しさんをよろしく頼むぜ...トラファルガー」
「なっ、お前...気づいてたのか」
「途中から何となくなァ。おれに怯む様子も無く揶揄える度胸、あの戦争時に麦わらを連れていった事、それに動じる事も無かった名無しさんの様子と端々にある医者みてェな物言いを踏まえると該当する奴は少ねェよい」
「....ははっ、恐れ入ったぜ。流石は一番隊隊長殿だ」
「心にもねェ事を」
軽口を叩き合いながら今度こそ切られた受話器に痛いほどの視線を感じてしまって観念するかと、かなり麻酔が切れてきた身体をゆっくりと起こせば見計らったかのようにシャチさん達が部屋へとなだれ込んできた。
「キャプテ〜ン!電話終わった?ならさ飯にしましょーよ!」
「俺らずっと待ってたんすからねぇー?」
「キャプテンっお腹空いたー!」
「〜、分かった、分かったからお前ら。少しは空気ってもんを読め」
相変わらず慕われているんだなと思いながら笑っていれば、ささっ名無しさんちゃんも行こうぜとペンギンさん達が手を貸してくれる。
ありがとうと口の動きだけで伝えればお安い御用さと笑ってくれて、どこまでも優しいハートの海賊団に心の中でもお礼を伝えた。