エンドライフ④
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《18.託す者》
(ルフィっ......、ごめんな、何の手助けも出来んくて、ごめんっ)
何が起こったのかは瞬時に理解はしたが、今この場を離れればそれこそ戦況が一気にひっくり返ってしまう。親父を傷つけさせる訳にはいかないと手刀を振り下ろせば赤犬がこちらに歩いてくる姿が見えて、心は冷静になっていった。
「大層なもんじゃのう、お前さんの偽りの正義を掲げた偽善とやらも」
すぐに誰に対して言っているのかを理解し、痛いほど分かって居たことだからこそ心は揺れる事無くその言葉を受け入れる。
「何や、気がついとったんか赤犬。でもやからどうした、そんな分かりきった言葉何かで今更うちの心は揺れへんよ」
「フン、どうもせんわい。どの道お前ら全員ここで死ぬんじゃ、冥土の土産話ぐらい待っていってもよかろうて」
「流石赤犬、土産にするにはセンスの悪い話やなぁ!」
親父では無く真っ先にうちに対して攻撃を仕掛けてきた赤犬。
その真意はわからないが、今ここで少しでも消耗させられるならそれに越した事はなかった。
「お前さんがこの戦場においての核。お前が死ねば風向きは一気に変わるじゃろうな」
「ははっそんな大層なもんじゃないようちは。ただの一般市民や」
「ただの一般市民にしちゃ、ちーとばかしやり過ぎじゃあ」
「それこそ自由や。海軍は市民の言動すらも縛る権利があるとでも?」
「減らず口じゃのう」
「あんたには負けるわ、赤犬」
落ち着いて会話をしているようには見えるが、この間にも凄まじい程の攻防が続いており赤犬が攻撃を繰り出せばそれを凌いだ名無しさんが攻撃を繰り出すの繰り返し。
両者一歩も譲らぬ戦いに冷や汗を流しながら見守っていれば今まで黙っていた白ひげが笑い声をあげながら赤犬へと攻撃を繰り出した。
「グララララっ、マグマ小僧。お前の相手はおれじゃあなかったのか!」
「っ、老兵が...邪魔をするなぁ!!」
「...親父の悪口、言うな」
「ぐあっ!」
親父のおかげで一瞬赤犬に隙が生まれそれを逃すはずも無かった名無しさんは渾身の覇気を腕に纏いながら赤犬を殴り飛ばす。
今まで赤犬が吹き飛ぶ場面何て見た事がなかった周囲はどよめき立つも、ガープも守りに加わった事でその動揺も一気にかき消えてしまった。
「ははっガープさん、流石やなあ」
「何だ名無しさん、お前ガープの野郎とも面識があったのかァ?」
「子供の頃にちょっとなー」
「グララララっおれにとっちゃあお前もまだまだガキにゃ変わりねぇがなァ」
「親父っ!」
戦場だとは思えないぐらいのいつものやり取りをしていれば、ドーンと言うけたたましい音を立てて赤犬が立ち上がってくる。
すると、その声に対抗するかのようにルフィの雄叫びも響き渡ったかと思うとまた必死にエースの処刑台へと向かう姿が目に止まってボロボロになりながらも立ち上がるその姿に思わず声をあげていた。
「ルフィーーーーーっ!!エースのことっ、頼んだ!!」
「.....ん?あれっ?...お前っ名無しさんじゃねぇえか!!」
「はははっ!やっぱり気がついてなかったんか(笑)」
「何だよお前っやっぱり来てたのか!...エースの事はおれに任せろ名無しさんっ!!」
「うんっ...信じとる!!」
「お前も、そのオッサンの事頼んだぞー!エースはそいつの事気に入ってんだ!」
「ははははっ!そうやなぁ、任せとき!」
ここに来て初めて交わせた会話に笑顔になっていれば、ぽすんと温かいぬくもりが頭の上に乗る。
(ルフィっ......、ごめんな、何の手助けも出来んくて、ごめんっ)
何が起こったのかは瞬時に理解はしたが、今この場を離れればそれこそ戦況が一気にひっくり返ってしまう。親父を傷つけさせる訳にはいかないと手刀を振り下ろせば赤犬がこちらに歩いてくる姿が見えて、心は冷静になっていった。
「大層なもんじゃのう、お前さんの偽りの正義を掲げた偽善とやらも」
すぐに誰に対して言っているのかを理解し、痛いほど分かって居たことだからこそ心は揺れる事無くその言葉を受け入れる。
「何や、気がついとったんか赤犬。でもやからどうした、そんな分かりきった言葉何かで今更うちの心は揺れへんよ」
「フン、どうもせんわい。どの道お前ら全員ここで死ぬんじゃ、冥土の土産話ぐらい待っていってもよかろうて」
「流石赤犬、土産にするにはセンスの悪い話やなぁ!」
親父では無く真っ先にうちに対して攻撃を仕掛けてきた赤犬。
その真意はわからないが、今ここで少しでも消耗させられるならそれに越した事はなかった。
「お前さんがこの戦場においての核。お前が死ねば風向きは一気に変わるじゃろうな」
「ははっそんな大層なもんじゃないようちは。ただの一般市民や」
「ただの一般市民にしちゃ、ちーとばかしやり過ぎじゃあ」
「それこそ自由や。海軍は市民の言動すらも縛る権利があるとでも?」
「減らず口じゃのう」
「あんたには負けるわ、赤犬」
落ち着いて会話をしているようには見えるが、この間にも凄まじい程の攻防が続いており赤犬が攻撃を繰り出せばそれを凌いだ名無しさんが攻撃を繰り出すの繰り返し。
両者一歩も譲らぬ戦いに冷や汗を流しながら見守っていれば今まで黙っていた白ひげが笑い声をあげながら赤犬へと攻撃を繰り出した。
「グララララっ、マグマ小僧。お前の相手はおれじゃあなかったのか!」
「っ、老兵が...邪魔をするなぁ!!」
「...親父の悪口、言うな」
「ぐあっ!」
親父のおかげで一瞬赤犬に隙が生まれそれを逃すはずも無かった名無しさんは渾身の覇気を腕に纏いながら赤犬を殴り飛ばす。
今まで赤犬が吹き飛ぶ場面何て見た事がなかった周囲はどよめき立つも、ガープも守りに加わった事でその動揺も一気にかき消えてしまった。
「ははっガープさん、流石やなあ」
「何だ名無しさん、お前ガープの野郎とも面識があったのかァ?」
「子供の頃にちょっとなー」
「グララララっおれにとっちゃあお前もまだまだガキにゃ変わりねぇがなァ」
「親父っ!」
戦場だとは思えないぐらいのいつものやり取りをしていれば、ドーンと言うけたたましい音を立てて赤犬が立ち上がってくる。
すると、その声に対抗するかのようにルフィの雄叫びも響き渡ったかと思うとまた必死にエースの処刑台へと向かう姿が目に止まってボロボロになりながらも立ち上がるその姿に思わず声をあげていた。
「ルフィーーーーーっ!!エースのことっ、頼んだ!!」
「.....ん?あれっ?...お前っ名無しさんじゃねぇえか!!」
「はははっ!やっぱり気がついてなかったんか(笑)」
「何だよお前っやっぱり来てたのか!...エースの事はおれに任せろ名無しさんっ!!」
「うんっ...信じとる!!」
「お前も、そのオッサンの事頼んだぞー!エースはそいつの事気に入ってんだ!」
「ははははっ!そうやなぁ、任せとき!」
ここに来て初めて交わせた会話に笑顔になっていれば、ぽすんと温かいぬくもりが頭の上に乗る。