エンドライフ④
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《17.蔓延る激闘》
「″竜の息吹”......!!!!」
サボの放った言葉と同時またもやあんなにも強靭だったはずの塀が壊れて破壊されていく。サボのこの力は本当に凄いなと思いながら、本来はこの中で行われるはずだった惨劇を見なくて済んだとホッとする。
...どうしても、どうしても見たくなかったのだ親父の海賊旗が燃やされそれを見つめる親父の顔を。信念を折られる事が海賊にとっての敗北だと知っていたからこそ、絶対にあの展開だけは見たくなくて。
良かったと思いながらホッとしたのも束の間、一瞬でサボの背中へとやってきた気配に考えるよりも先に身体が反応してその拳を受け止める。
「ほぉ...これを止めるか」
「赤犬っ.....あんたは、あんただけはっ....!!」
「何じゃお前、ワシに大層な恨みでもあるみたいな顔をして」
「名無しさん、ありがとな助かった」
「.....っ!..,ははっそうや、そうやったな」
エースを手にかけただけで無くサボまで容赦無く拳を振るおうとした赤犬に、どうしてもあの場面が蘇ってきて一瞬で頭に血が昇るもサボの声を聞いた瞬間それはすぐに落ち着いたものへと変わっていく。
(そうや、熱くなるな。自分を見失うな、感情的になったら...負けや)
赤犬のマグマの拳を蹴り飛ばし距離を取れば、その奥には青雉と黄猿の姿。いよいよ大将がお出ましかと思いゆっくりと姿勢を落として行けば危ねぇーーという声が空から降ってきて、そういえばそうだったと認識すると同時サボに引っ張られ衝撃を免れる。
「ありがとう、サボ」
「何、お互い様だろ。それよりもアレってまさか」
「....うん、そうやで」
ルフィだと告げる前に、雄叫びをあげながら青雉達へと戦いを挑む姿に拳を震わせながら「強くなったんだな、アイツ」と呟いたサボの背中をぽんと叩いて顔を見上げた。
帽子を手渡せばグッと唇を下げた後、ゆっくりと口角を上げていきまずはエースを救う事を優先するかと顔を見合わせ頷き合った。
「サボ。こっから先はルフィの援護頼めるか」
「言われなくてもそうするよ。名無しさん、お前はどうする」
「うちは....」
「あぁ、分かった。くれぐれも気をつけろよっ!」
「そっちこそな!」
腕をトンとぶつけ合ってからお互い背を向け向かうのはそれぞれの守りたいものの先。
「親父っ!!」
「!久しぶりじゃねェか、名無しさん」
「親父やっ....へへへ、会いたかった」
「...ったくお前ェは。こっちはお前に言いたい事が山程あるってェのに嬉しそうな面しやがってこのアホンダラが」
「うちも親父に話したい事いっぱいあるで!」
「....グララララっ!お前の話とおれの話は天と地程の差がありそうだが、全部終わったら聞いてやるよ」
とにかく今は目の前の事に集中しろと言われて親父を取り囲む海兵を見据える。かなり数は減らせていたからか記憶にあるよりはグンと数は減ってはいるが油断は出来ないと構えればまだ何処にも傷を負っていない大きな存在が、グラグラの実の能力を使いあっという間に一掃していく。
(かっこいいな...親父っ....はー、絶対に、絶対にうちは)
この後に来る展開は嫌というほど知っていた。だからこそ離れたく無くて。本来なら背中合わせが妥当なのだが赤犬と黄猿からは目を離す事は出来ないのだ。
意識を集中し、海兵を倒すことに専念して居た時サボの叫ぶ声がこだましてグッと歯を食いしばる。
「″竜の息吹”......!!!!」
サボの放った言葉と同時またもやあんなにも強靭だったはずの塀が壊れて破壊されていく。サボのこの力は本当に凄いなと思いながら、本来はこの中で行われるはずだった惨劇を見なくて済んだとホッとする。
...どうしても、どうしても見たくなかったのだ親父の海賊旗が燃やされそれを見つめる親父の顔を。信念を折られる事が海賊にとっての敗北だと知っていたからこそ、絶対にあの展開だけは見たくなくて。
良かったと思いながらホッとしたのも束の間、一瞬でサボの背中へとやってきた気配に考えるよりも先に身体が反応してその拳を受け止める。
「ほぉ...これを止めるか」
「赤犬っ.....あんたは、あんただけはっ....!!」
「何じゃお前、ワシに大層な恨みでもあるみたいな顔をして」
「名無しさん、ありがとな助かった」
「.....っ!..,ははっそうや、そうやったな」
エースを手にかけただけで無くサボまで容赦無く拳を振るおうとした赤犬に、どうしてもあの場面が蘇ってきて一瞬で頭に血が昇るもサボの声を聞いた瞬間それはすぐに落ち着いたものへと変わっていく。
(そうや、熱くなるな。自分を見失うな、感情的になったら...負けや)
赤犬のマグマの拳を蹴り飛ばし距離を取れば、その奥には青雉と黄猿の姿。いよいよ大将がお出ましかと思いゆっくりと姿勢を落として行けば危ねぇーーという声が空から降ってきて、そういえばそうだったと認識すると同時サボに引っ張られ衝撃を免れる。
「ありがとう、サボ」
「何、お互い様だろ。それよりもアレってまさか」
「....うん、そうやで」
ルフィだと告げる前に、雄叫びをあげながら青雉達へと戦いを挑む姿に拳を震わせながら「強くなったんだな、アイツ」と呟いたサボの背中をぽんと叩いて顔を見上げた。
帽子を手渡せばグッと唇を下げた後、ゆっくりと口角を上げていきまずはエースを救う事を優先するかと顔を見合わせ頷き合った。
「サボ。こっから先はルフィの援護頼めるか」
「言われなくてもそうするよ。名無しさん、お前はどうする」
「うちは....」
「あぁ、分かった。くれぐれも気をつけろよっ!」
「そっちこそな!」
腕をトンとぶつけ合ってからお互い背を向け向かうのはそれぞれの守りたいものの先。
「親父っ!!」
「!久しぶりじゃねェか、名無しさん」
「親父やっ....へへへ、会いたかった」
「...ったくお前ェは。こっちはお前に言いたい事が山程あるってェのに嬉しそうな面しやがってこのアホンダラが」
「うちも親父に話したい事いっぱいあるで!」
「....グララララっ!お前の話とおれの話は天と地程の差がありそうだが、全部終わったら聞いてやるよ」
とにかく今は目の前の事に集中しろと言われて親父を取り囲む海兵を見据える。かなり数は減らせていたからか記憶にあるよりはグンと数は減ってはいるが油断は出来ないと構えればまだ何処にも傷を負っていない大きな存在が、グラグラの実の能力を使いあっという間に一掃していく。
(かっこいいな...親父っ....はー、絶対に、絶対にうちは)
この後に来る展開は嫌というほど知っていた。だからこそ離れたく無くて。本来なら背中合わせが妥当なのだが赤犬と黄猿からは目を離す事は出来ないのだ。
意識を集中し、海兵を倒すことに専念して居た時サボの叫ぶ声がこだましてグッと歯を食いしばる。