エンドライフ④
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《15. ◯◯は遅れて登場する? 》
「はぁっ、はぁっ........ふーーーー、ちょーっと疲れたな」
ルフィの登場により明らかに勢い付いた親父たちの勢力。
そこまでは良かったのだが途中パシフィスタの攻撃により大きくまた戦況が覆されてしまい本当に何があるか分からないと、改めて肌で感じる。
「銃撃部隊囲めー!!ようやく奴にも疲労が見えてきたぞ!」
「側に寄ればやられるぞっ!遠くからの攻撃に徹するのだ」
「あー....まじか(笑)」
未だ一人きりの湾内。唯一オーズが開けてくれた風穴からは立ち塞がる巨人族に寄って阻まれているからか一向に仲間は増えないが、それは最初から覚悟していた事だった。
それでもこの場から離れられないのは、この後にくる作戦を知っているからで。
「ふーっ......どっからでもかかっておいでよ」
「その減らず口っすぐに閉ざしてやるわっ!撃てーー!!」
「っ...!!名無しさんーーー!!」
一斉に銃撃が鳴り響く最中エースの声が響きついつい口元が緩んだが脳内ではレイリーさんとの修行の日々を思い出していた。
「いいかい名無しさん。君のその能力は使いようによっての効力は凄いが接近戦しか使えない」
「そうやねんなー。出来れば飛び道具的なんが出来たらいいんやけど扱うの怖いしさ」
「そこでだ。こういうのはどうかね?」
「敵が.....うちと距離をとった時こそ、チャンス。やったな」
轟く程の銃声が鳴り止み、エースは歯を食いしばりながら土埃が舞う名無しさんが立っていた場所を見つめる。どうか、どうか無事で居てくれと願いながらも必死に姿を探せば何故かその場には海兵達が血を流して倒れており名無しさん一人が立ち尽くしていた。
「うあ〜.....つっかれるー...やっぱこれ、もっと修行必要やわ」
「ぉ、おい貴様っ!何をした!!何故お前は無事なんだ!」
「ん?うちは何もしとらんよ。あんた達が勝手に自滅しただけや」
「はぁあ?!そんな嘘が信じられるとでもいうのかっ!」
「ほな、傷跡をよく見てみーよ。...早く手当てしたり、痛そうや」
それだけ言って立ち去ろうとする名無しさんを止める者は最早おらず、彼女に言われるがまま倒れ苦しむ海兵を見てみれば何故だか全員が全員銃で撃たれており駆け寄った海兵も訳が分からないまま名無しさんの後ろ姿を見つめた。
「.....確か、そろそろやったか。頼むで親父」
まるで小休憩でもするかのように塀の上に飛び乗り座り込んだ名無しさん。その視線が向かうのは、モビーディックに佇む親父の姿。
先程まで海兵を一人で倒していたとは思えない程の華奢な背中に、青雉達は不思議な気分になるも彼女が見守ろうとしている事態を同じように見つめていた。
「ここがどうなるかで、戦局がまた大きく変わる」
あの日自分にやれる事はやったのだと、軽く拳を握り締めながら遠くに見える親父達を見つめていればいよいよと親父の元へと現れたスクアードの姿。
どんな結末になっても見届けるしかないのだと行く末を見守っていれば、スクアードの大剣が親父へと振り翳された瞬間マルコがそれを阻止するかのように剣を蹴飛ばしていた。
「?!ま、るこ....、え、何でや...原作ではあの場所には」
親父の身体もちゃんと反応して避けようとしていたので無事であろう事は振り翳される前に予測はついたが、まさかマルコが止めに入るとは思わなかったので、少なからずも変わった流れに驚いてしまう。
するとその後スクアードを抱きしめた親父は船から飛び降りこちらへと歩き出したが、ふいにその時マルコと目が合った気がして動揺する。
「名無しさんーー!これでいいんだろい?」
マルコには何も伝えていなかったというのに何故分かったのかは全然分からなかったが、今はただ原作とは違う流れになりつつあるのだという事実が嬉しくて思わず立ち上がり手を振れば、一つの銃声音が聞こえた気がしてほんの数秒反応が遅れてしまった。
「名無しさんー!!」
「名無しさんちゃんっ!!」
受け身を取る様子も無く塀から落ちていく名無しさんの姿にその場に居たエース含めてマルコ達が目を見開き固まれば、どこからともなく突然現れた強大な気配。
静かに、それでいてハッキリとその気配の持ち主が声を上げた。
「竜爪拳......″竜の息吹″!!!!」
名無しさんが居たはずの塀を含めて周囲一帯のコンクリートを破壊しつくすそれに一同は唖然としつつも、破壊された事で邪魔なものが消え地面に叩きつけられる前に名無しさんを受け止められていた黒い影。
突如としてまたもや空から現れたその姿に今度は海軍達が息を飲む番となった。
「はぁっ、はぁっ........ふーーーー、ちょーっと疲れたな」
ルフィの登場により明らかに勢い付いた親父たちの勢力。
そこまでは良かったのだが途中パシフィスタの攻撃により大きくまた戦況が覆されてしまい本当に何があるか分からないと、改めて肌で感じる。
「銃撃部隊囲めー!!ようやく奴にも疲労が見えてきたぞ!」
「側に寄ればやられるぞっ!遠くからの攻撃に徹するのだ」
「あー....まじか(笑)」
未だ一人きりの湾内。唯一オーズが開けてくれた風穴からは立ち塞がる巨人族に寄って阻まれているからか一向に仲間は増えないが、それは最初から覚悟していた事だった。
それでもこの場から離れられないのは、この後にくる作戦を知っているからで。
「ふーっ......どっからでもかかっておいでよ」
「その減らず口っすぐに閉ざしてやるわっ!撃てーー!!」
「っ...!!名無しさんーーー!!」
一斉に銃撃が鳴り響く最中エースの声が響きついつい口元が緩んだが脳内ではレイリーさんとの修行の日々を思い出していた。
「いいかい名無しさん。君のその能力は使いようによっての効力は凄いが接近戦しか使えない」
「そうやねんなー。出来れば飛び道具的なんが出来たらいいんやけど扱うの怖いしさ」
「そこでだ。こういうのはどうかね?」
「敵が.....うちと距離をとった時こそ、チャンス。やったな」
轟く程の銃声が鳴り止み、エースは歯を食いしばりながら土埃が舞う名無しさんが立っていた場所を見つめる。どうか、どうか無事で居てくれと願いながらも必死に姿を探せば何故かその場には海兵達が血を流して倒れており名無しさん一人が立ち尽くしていた。
「うあ〜.....つっかれるー...やっぱこれ、もっと修行必要やわ」
「ぉ、おい貴様っ!何をした!!何故お前は無事なんだ!」
「ん?うちは何もしとらんよ。あんた達が勝手に自滅しただけや」
「はぁあ?!そんな嘘が信じられるとでもいうのかっ!」
「ほな、傷跡をよく見てみーよ。...早く手当てしたり、痛そうや」
それだけ言って立ち去ろうとする名無しさんを止める者は最早おらず、彼女に言われるがまま倒れ苦しむ海兵を見てみれば何故だか全員が全員銃で撃たれており駆け寄った海兵も訳が分からないまま名無しさんの後ろ姿を見つめた。
「.....確か、そろそろやったか。頼むで親父」
まるで小休憩でもするかのように塀の上に飛び乗り座り込んだ名無しさん。その視線が向かうのは、モビーディックに佇む親父の姿。
先程まで海兵を一人で倒していたとは思えない程の華奢な背中に、青雉達は不思議な気分になるも彼女が見守ろうとしている事態を同じように見つめていた。
「ここがどうなるかで、戦局がまた大きく変わる」
あの日自分にやれる事はやったのだと、軽く拳を握り締めながら遠くに見える親父達を見つめていればいよいよと親父の元へと現れたスクアードの姿。
どんな結末になっても見届けるしかないのだと行く末を見守っていれば、スクアードの大剣が親父へと振り翳された瞬間マルコがそれを阻止するかのように剣を蹴飛ばしていた。
「?!ま、るこ....、え、何でや...原作ではあの場所には」
親父の身体もちゃんと反応して避けようとしていたので無事であろう事は振り翳される前に予測はついたが、まさかマルコが止めに入るとは思わなかったので、少なからずも変わった流れに驚いてしまう。
するとその後スクアードを抱きしめた親父は船から飛び降りこちらへと歩き出したが、ふいにその時マルコと目が合った気がして動揺する。
「名無しさんーー!これでいいんだろい?」
マルコには何も伝えていなかったというのに何故分かったのかは全然分からなかったが、今はただ原作とは違う流れになりつつあるのだという事実が嬉しくて思わず立ち上がり手を振れば、一つの銃声音が聞こえた気がしてほんの数秒反応が遅れてしまった。
「名無しさんー!!」
「名無しさんちゃんっ!!」
受け身を取る様子も無く塀から落ちていく名無しさんの姿にその場に居たエース含めてマルコ達が目を見開き固まれば、どこからともなく突然現れた強大な気配。
静かに、それでいてハッキリとその気配の持ち主が声を上げた。
「竜爪拳......″竜の息吹″!!!!」
名無しさんが居たはずの塀を含めて周囲一帯のコンクリートを破壊しつくすそれに一同は唖然としつつも、破壊された事で邪魔なものが消え地面に叩きつけられる前に名無しさんを受け止められていた黒い影。
突如としてまたもや空から現れたその姿に今度は海軍達が息を飲む番となった。