エンドライフ
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《21.来たるべき時のため》
元気に走り去ったサボを思い出しながら、案内途中で気になっていた岩場に囲まれた水辺までやっと辿り着く。
....うん、怖い生き物とかは、大丈夫そうだなとめちゃくちゃ慎重にチェックするのも忘れずに。
「ここなら、良さそうかな」
ダダンさんの家からそう離れてもないし一見道からは見えにくいからこっそり訓練出来そうな場所。
汗をかいても水浴びも出来そうかつこの岩を使えば、結構な筋トレも出来そう...いいな。
(任務達成や。ほなとりあえず戻る前に軽く筋トレからやろうかなー)
思うのと同時に、まずは腕立てからスタートしていく。病み上がりなので100回ずつぐらいかと頭で考えて1人励む、が
「うぁあ、きっっっつ。....はぁっ....なにこれ」
久々だからなのか、はたまた体が小さいからなのか。いつもなら軽くこなせていたメニューは息が上がってプルプルと全身悲鳴を上げている。
「はあ、、、はあ、、、あかん、きっつい、うあーー」
予想だにしなかったキツさでばたんと地面に寝転がった。
(着替え、持ってこればよかったな)
この後軽くジョギングしようと思っていた体は、余りにも汗だくで気持ちが悪い。とりあえずこのまま水浴びをして乾かすかーと思うや否や手で掬って体を濡らしていく。
「つめたっ.....、でも、きもち〜すっきり〜」
春を終えようとしている気候が、濡れた服を乾かそうとしてくれていて気持ちがいい。びしょ濡れになったまま岩の上に座り込めばすり抜けるような風に包まれて、しばらくの間鼻歌混じりにそっと目を閉じていた。
「おい」
(はー、、、何回か続ければいい感じに戻りそうやな)
「おい」
(頑張るからな、エース)
「おいっ!!」
「うぅわっ!!え、エース?!」
てっきり記憶の中にある声の余韻やと思っていたそれは、どうやら本物だったようで訝しげな顔でこっちを見ていた。
「何してんだ、そんなに濡れて」
「ん?えっとー、その、暑くて水浴びてた」
「...バカなのか?お前」
「本間はそんなつもりなかってんけどさー、暑くて」
まだ夏のように暑くはない上、風邪を引く行為を自分でしたからだろうな。エースの顔が若干それを物語っててよくよく考えればまずかったかなーと後の祭り。
「......まぁいい。それよりこっちこい」
「いいけど、どうかしたん?」
「いいからついてこい」
「お、わかった!何やろな〜」
「・・・・・」
半乾きのまま後をついていけば、何やら通ったような通ってないような道に出て、エースからこんな風に誘われる事なんて今まで当然なかったもので自然に口元が弧を描く。
元気に走り去ったサボを思い出しながら、案内途中で気になっていた岩場に囲まれた水辺までやっと辿り着く。
....うん、怖い生き物とかは、大丈夫そうだなとめちゃくちゃ慎重にチェックするのも忘れずに。
「ここなら、良さそうかな」
ダダンさんの家からそう離れてもないし一見道からは見えにくいからこっそり訓練出来そうな場所。
汗をかいても水浴びも出来そうかつこの岩を使えば、結構な筋トレも出来そう...いいな。
(任務達成や。ほなとりあえず戻る前に軽く筋トレからやろうかなー)
思うのと同時に、まずは腕立てからスタートしていく。病み上がりなので100回ずつぐらいかと頭で考えて1人励む、が
「うぁあ、きっっっつ。....はぁっ....なにこれ」
久々だからなのか、はたまた体が小さいからなのか。いつもなら軽くこなせていたメニューは息が上がってプルプルと全身悲鳴を上げている。
「はあ、、、はあ、、、あかん、きっつい、うあーー」
予想だにしなかったキツさでばたんと地面に寝転がった。
(着替え、持ってこればよかったな)
この後軽くジョギングしようと思っていた体は、余りにも汗だくで気持ちが悪い。とりあえずこのまま水浴びをして乾かすかーと思うや否や手で掬って体を濡らしていく。
「つめたっ.....、でも、きもち〜すっきり〜」
春を終えようとしている気候が、濡れた服を乾かそうとしてくれていて気持ちがいい。びしょ濡れになったまま岩の上に座り込めばすり抜けるような風に包まれて、しばらくの間鼻歌混じりにそっと目を閉じていた。
「おい」
(はー、、、何回か続ければいい感じに戻りそうやな)
「おい」
(頑張るからな、エース)
「おいっ!!」
「うぅわっ!!え、エース?!」
てっきり記憶の中にある声の余韻やと思っていたそれは、どうやら本物だったようで訝しげな顔でこっちを見ていた。
「何してんだ、そんなに濡れて」
「ん?えっとー、その、暑くて水浴びてた」
「...バカなのか?お前」
「本間はそんなつもりなかってんけどさー、暑くて」
まだ夏のように暑くはない上、風邪を引く行為を自分でしたからだろうな。エースの顔が若干それを物語っててよくよく考えればまずかったかなーと後の祭り。
「......まぁいい。それよりこっちこい」
「いいけど、どうかしたん?」
「いいからついてこい」
「お、わかった!何やろな〜」
「・・・・・」
半乾きのまま後をついていけば、何やら通ったような通ってないような道に出て、エースからこんな風に誘われる事なんて今まで当然なかったもので自然に口元が弧を描く。