エンドライフ④
夢小説設定
《1.久しぶりの再会 》
「いやも〜本当ありがとう名無しさんちゃんっ！命の恩人！」
「恩人っ！かぁーっこ良かったなぁ〜名無しさんちゃん！」
「....いや、あのそんな崇められても」
...うちは今、レイリーさんとの修行を終えて感動の別れを惜しんだ後目的であるインペルダウンを目指している最中であった。途中、以前利用していた小屋をまた整頓しておくかと島に立ち寄った所、何やら自分の家へと足を進めれば進める程に喧騒が増していく気配に無意識に駆け出していて。
子供達を守って戦っていた見覚えのあり過ぎる姿を視界に捉えて、とりあえず武器を持つ大勢の海賊達をのしてから視線を戻せば、それはそれはもう感激の眼差しで見られてしまい恥ずかしい程に感謝を述べられている最中なのだ。
「そんな大した事してへんのやから気にせんといてよ」
「何言ってんだよ〜この恩人！怪我まで治してくれたんだ、大恩人と言っても過言じゃねぇーよ、なあペンギン」
「当たり前だろー？見てみろよ子供達のこのキラキラした眼差しを」
「お姉ちゃんすごーい！かっこいいー！」
「ねえねえさっきのドーンって技、どうやったの？！」
子供達含めて全力で褒めちぎってくる様に、本当大した事はしてないんだけどなと恥ずかしくなっていれば、これまた覚えのある聞き取りやすい低い声がこだまして突然現れたその姿にそこにいたほぼ全員が驚きの声をあげた。
「...！お前...、何故この島にいる」
「キャプテーン！！ねえねえ聞いて下さいよ〜！名無しさんちゃんがねっ！」
「あぁ、分かったからとりあえず先に餓鬼共を返してやってこい」
「「アイアイっキャプテン！」」
顎で刺した方角には恐らくこの子達の親なのだろう人達がずらっと遠くの方で入り口に集まっていて、子供達に囲まれていたベポ達と一緒にペンギンさんとシャチさんが森の入り口まで連れ立っていく。
口々にお礼を言って手を振ってくる様子に笑顔を返しながら先程から視線を感じるローくんへと視線を戻せば、何やら言いたげな表情と目が合って静かに言葉を待った。
「...どうやら俺の仲間が世話をかけたようだな。礼を言う」
「そんな全然。たまたまここに用があっただけやからさ本間気にせんといてよ」
「？何でまたこんな何もねェ場所に............、アレか」
不思議そうな顔したローくんを見れば瞬時に小屋へと目線だけ送った様に流石は船長状況の飲み込み速度が違うなと感心をする。
するとそれに気がついたのか小さくため息をつかれた後に誰でもすぐに分かる事だろと呆れ顔で見られてしまった。
「でも本間久しぶりやなあ〜！その節は大変お世話になりました！」
「別に大した事はしていない。礼ならあいつらに言ってやれ」
と以前と変わらない様子に笑っていれば、遠くの方で手を振りながら駆け寄ってくるシャチさん達が居て、その姿にほっこりとしつつも手を上げてそれに応えた。
それからベポくんとも簡単に挨拶を交わし終われば、何やら村の人たちがお礼をしたいとの事で全員が食事に誘われてしまったので好意を断る事も出来ず、今現在はハートの海賊団に混じって村の宴に呼ばれていた。
「あんたが名無しさんちゃんかい？私はイッカクってんだ、よろしくねえ！」
「あ、どうも。初めまして名無しさんです、今回はご一緒させて頂く形になってもてすみません」
「あははは！いいのいいのそんなかしこまらなくてー！それに、ペンギン達の話じゃあんたが助けてくれたって聞いたけど？」
イッカクさんという綺麗な女性の視線を辿ればそこには肩を組んで何回目か分からない乾杯をしているペンギンさん達の姿があって、その楽しそうな姿についつい白ひげの船を思い出してしまう。
「なぁーに？そんな優しい顔しちゃってー、まさかあいつらのどっちかに惚れてるの？」
「...へ？いやいやいやそうじゃなくて（笑）...ただ、うちがお世話になった人達に似てるなぁって、思い出してもて」
「え、まさか名無しさんちゃんも海賊やってたの？」
驚いた声を出すイッカクさんに間違いを伝えようと口を開きかければ、真後ろからよく響くテノールの声色が静かにこだました。
「それは以前お前が乗っていた白ひげ海賊団の事か？」
「！......ローくん、知ってたんか」
お酒と焼き魚を片手に現れたローくんを見て急いでうちの隣を空けたイッカクさんだったが、その気遣いとは裏腹に反対側へと腰掛けたローくんに驚いたようにイッカクさんが喋り出す。
「白ひげってあんた、あの大海賊白ひげ海賊団の事かい？！嘘だろ....」
「あ、はは。それが嘘ではなくて、やな」
「どうやら無事出会えていたようだな」
そう言って目を閉じながら薄く微笑みお酒を煽ったローくんに、遥か昔の思い出が頭を過ぎる。ここからは離れた遠い海の中まだうちが彼らに会う事すら叶っていなかった時の出来事だ。
「....懐かしいな。ローくん達との出会いも、あの時が始まりやったからさ」
「あの時はまさか、本当に白ひげ海賊団に会いに行く何て半信半疑だったが以前会った時の様子で確信がいった」
「えーー？！名無しさんちゃん、もしかして結構前からキャプテンと知り合いだったの？大ニュースじゃん！」
「うるせぇぞイッカク。そんな大した事じゃねェだろ」
「大した事ですよー！だってキャプテン、昔の事は私らに話してくれないじゃないですかー」
「....くだらねェ事言ってねーで、あいつらを止めてこい」
親指で後ろを刺したローくんの方角を見れば、そこには子供達に乗せられて裸踊りをしているシャチさん達がいて。
「あいつらっ....ったくもう！ごめんね名無しさんちゃん、ちょっと用事が出来たからまた後で飲みましょ？」
「はははっ大変やなぁイッカクさんも」
コラーとこだました声に再度笑ってお酒を煽れば、何やら横から視線を感じて左を見る。するとまたもやローくんと目が合ったので何か話があってここにきたのかなと思い至った。
「いやも〜本当ありがとう名無しさんちゃんっ！命の恩人！」
「恩人っ！かぁーっこ良かったなぁ〜名無しさんちゃん！」
「....いや、あのそんな崇められても」
...うちは今、レイリーさんとの修行を終えて感動の別れを惜しんだ後目的であるインペルダウンを目指している最中であった。途中、以前利用していた小屋をまた整頓しておくかと島に立ち寄った所、何やら自分の家へと足を進めれば進める程に喧騒が増していく気配に無意識に駆け出していて。
子供達を守って戦っていた見覚えのあり過ぎる姿を視界に捉えて、とりあえず武器を持つ大勢の海賊達をのしてから視線を戻せば、それはそれはもう感激の眼差しで見られてしまい恥ずかしい程に感謝を述べられている最中なのだ。
「そんな大した事してへんのやから気にせんといてよ」
「何言ってんだよ〜この恩人！怪我まで治してくれたんだ、大恩人と言っても過言じゃねぇーよ、なあペンギン」
「当たり前だろー？見てみろよ子供達のこのキラキラした眼差しを」
「お姉ちゃんすごーい！かっこいいー！」
「ねえねえさっきのドーンって技、どうやったの？！」
子供達含めて全力で褒めちぎってくる様に、本当大した事はしてないんだけどなと恥ずかしくなっていれば、これまた覚えのある聞き取りやすい低い声がこだまして突然現れたその姿にそこにいたほぼ全員が驚きの声をあげた。
「...！お前...、何故この島にいる」
「キャプテーン！！ねえねえ聞いて下さいよ〜！名無しさんちゃんがねっ！」
「あぁ、分かったからとりあえず先に餓鬼共を返してやってこい」
「「アイアイっキャプテン！」」
顎で刺した方角には恐らくこの子達の親なのだろう人達がずらっと遠くの方で入り口に集まっていて、子供達に囲まれていたベポ達と一緒にペンギンさんとシャチさんが森の入り口まで連れ立っていく。
口々にお礼を言って手を振ってくる様子に笑顔を返しながら先程から視線を感じるローくんへと視線を戻せば、何やら言いたげな表情と目が合って静かに言葉を待った。
「...どうやら俺の仲間が世話をかけたようだな。礼を言う」
「そんな全然。たまたまここに用があっただけやからさ本間気にせんといてよ」
「？何でまたこんな何もねェ場所に............、アレか」
不思議そうな顔したローくんを見れば瞬時に小屋へと目線だけ送った様に流石は船長状況の飲み込み速度が違うなと感心をする。
するとそれに気がついたのか小さくため息をつかれた後に誰でもすぐに分かる事だろと呆れ顔で見られてしまった。
「でも本間久しぶりやなあ〜！その節は大変お世話になりました！」
「別に大した事はしていない。礼ならあいつらに言ってやれ」
と以前と変わらない様子に笑っていれば、遠くの方で手を振りながら駆け寄ってくるシャチさん達が居て、その姿にほっこりとしつつも手を上げてそれに応えた。
それからベポくんとも簡単に挨拶を交わし終われば、何やら村の人たちがお礼をしたいとの事で全員が食事に誘われてしまったので好意を断る事も出来ず、今現在はハートの海賊団に混じって村の宴に呼ばれていた。
「あんたが名無しさんちゃんかい？私はイッカクってんだ、よろしくねえ！」
「あ、どうも。初めまして名無しさんです、今回はご一緒させて頂く形になってもてすみません」
「あははは！いいのいいのそんなかしこまらなくてー！それに、ペンギン達の話じゃあんたが助けてくれたって聞いたけど？」
イッカクさんという綺麗な女性の視線を辿ればそこには肩を組んで何回目か分からない乾杯をしているペンギンさん達の姿があって、その楽しそうな姿についつい白ひげの船を思い出してしまう。
「なぁーに？そんな優しい顔しちゃってー、まさかあいつらのどっちかに惚れてるの？」
「...へ？いやいやいやそうじゃなくて（笑）...ただ、うちがお世話になった人達に似てるなぁって、思い出してもて」
「え、まさか名無しさんちゃんも海賊やってたの？」
驚いた声を出すイッカクさんに間違いを伝えようと口を開きかければ、真後ろからよく響くテノールの声色が静かにこだました。
「それは以前お前が乗っていた白ひげ海賊団の事か？」
「！......ローくん、知ってたんか」
お酒と焼き魚を片手に現れたローくんを見て急いでうちの隣を空けたイッカクさんだったが、その気遣いとは裏腹に反対側へと腰掛けたローくんに驚いたようにイッカクさんが喋り出す。
「白ひげってあんた、あの大海賊白ひげ海賊団の事かい？！嘘だろ....」
「あ、はは。それが嘘ではなくて、やな」
「どうやら無事出会えていたようだな」
そう言って目を閉じながら薄く微笑みお酒を煽ったローくんに、遥か昔の思い出が頭を過ぎる。ここからは離れた遠い海の中まだうちが彼らに会う事すら叶っていなかった時の出来事だ。
「....懐かしいな。ローくん達との出会いも、あの時が始まりやったからさ」
「あの時はまさか、本当に白ひげ海賊団に会いに行く何て半信半疑だったが以前会った時の様子で確信がいった」
「えーー？！名無しさんちゃん、もしかして結構前からキャプテンと知り合いだったの？大ニュースじゃん！」
「うるせぇぞイッカク。そんな大した事じゃねェだろ」
「大した事ですよー！だってキャプテン、昔の事は私らに話してくれないじゃないですかー」
「....くだらねェ事言ってねーで、あいつらを止めてこい」
親指で後ろを刺したローくんの方角を見れば、そこには子供達に乗せられて裸踊りをしているシャチさん達がいて。
「あいつらっ....ったくもう！ごめんね名無しさんちゃん、ちょっと用事が出来たからまた後で飲みましょ？」
「はははっ大変やなぁイッカクさんも」
コラーとこだました声に再度笑ってお酒を煽れば、何やら横から視線を感じて左を見る。するとまたもやローくんと目が合ったので何か話があってここにきたのかなと思い至った。
