エンドライフ
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《19.新しい出会い》
ここに来た時とは全然違って見える景色に笑いながら、最初から安全な場所で起きたかったーと過去を思い返して思う。
(でも、あの場所やったからエースにも会えたんよな)
「へへへ」
何度思い出しても恐かった記憶はあるものの、あの時見た何かを訴えるような瞳が頭に浮かんで「まるでヒーローだ」なんてこっそりと思っていた。
きっと嫌がるだろうから本人には秘密にしているが、話せる友人がこの場にいたらそれはもう全力で自慢して回りたいぐらいだからな。
そんな事を思いながら、見えてきた景色の良い丘の上にきてそろそろ休憩でもするかと握ったおにぎりをひろげて座る。
(こんなに広大やったんや...)
良い景色〜と思いつつ頬張れば、浸けておいたお肉がほろほろで美味しい。我ながら天才、ともぐもぐしてると、近くからぐーっという音がして一瞬息を忘れてしまった。
「、、、、誰か、おる?」
この道はかなり安全とは聞いたけど、もしかしたら野犬とかそういうあれそれなのかもと不安が過ぎる。
変な汗が出そうになってきた頃、突如明るい声が真後ろで聞こえてついつい飛び上がりそうになってしまった。
「よっ」
「...へ、子供.....?」
「おっす。こんな所に人が居るなんて珍しいなあ、迷子か?」
元気に訪ねてくる帽子の子供に、少なからずビックリしながらも今の音はこの子からか?と少し安心する。
「迷子ではないけど、探検してんねん。今日お休みでさ」
「そうなのかー、変わってるな」
「最近ここ来たばっかりやから散策も兼ねてるんよ」
「.....あぁ!もしやお前名無しさんか?」
「へ、うん。それはうちやけど、何で知ってるん」
「あぁ、おれの友達にエースって奴がいてよぉ、そいつから聞いた」
「エースの友達??」
「そうだぜ、おれはサボ、よろしくな!」
ニカッと笑いながら言われた名前に、こんなキャラおったっけ?と頭を巡らせつつもとりあえずおにぎりを渡してみれば、嬉しそうにお礼を言われた。
「うんっっめぇえええ!すげぇなあ名無しさん!」
「ハハハッそこまで素直に言われると嬉しいな(笑)」
「これ何の肉だ?甘辛くてうめぇ!」
「そんなに気に入ったんならまた作ってくるよ」
「まじか!!よっしゃあ!」
もぐもぐとほっぺたいっぱいに詰め込む姿を見て思わず残りの3つもあげてしまった。可愛いは、世界を救うのである。
ここに来た時とは全然違って見える景色に笑いながら、最初から安全な場所で起きたかったーと過去を思い返して思う。
(でも、あの場所やったからエースにも会えたんよな)
「へへへ」
何度思い出しても恐かった記憶はあるものの、あの時見た何かを訴えるような瞳が頭に浮かんで「まるでヒーローだ」なんてこっそりと思っていた。
きっと嫌がるだろうから本人には秘密にしているが、話せる友人がこの場にいたらそれはもう全力で自慢して回りたいぐらいだからな。
そんな事を思いながら、見えてきた景色の良い丘の上にきてそろそろ休憩でもするかと握ったおにぎりをひろげて座る。
(こんなに広大やったんや...)
良い景色〜と思いつつ頬張れば、浸けておいたお肉がほろほろで美味しい。我ながら天才、ともぐもぐしてると、近くからぐーっという音がして一瞬息を忘れてしまった。
「、、、、誰か、おる?」
この道はかなり安全とは聞いたけど、もしかしたら野犬とかそういうあれそれなのかもと不安が過ぎる。
変な汗が出そうになってきた頃、突如明るい声が真後ろで聞こえてついつい飛び上がりそうになってしまった。
「よっ」
「...へ、子供.....?」
「おっす。こんな所に人が居るなんて珍しいなあ、迷子か?」
元気に訪ねてくる帽子の子供に、少なからずビックリしながらも今の音はこの子からか?と少し安心する。
「迷子ではないけど、探検してんねん。今日お休みでさ」
「そうなのかー、変わってるな」
「最近ここ来たばっかりやから散策も兼ねてるんよ」
「.....あぁ!もしやお前名無しさんか?」
「へ、うん。それはうちやけど、何で知ってるん」
「あぁ、おれの友達にエースって奴がいてよぉ、そいつから聞いた」
「エースの友達??」
「そうだぜ、おれはサボ、よろしくな!」
ニカッと笑いながら言われた名前に、こんなキャラおったっけ?と頭を巡らせつつもとりあえずおにぎりを渡してみれば、嬉しそうにお礼を言われた。
「うんっっめぇえええ!すげぇなあ名無しさん!」
「ハハハッそこまで素直に言われると嬉しいな(笑)」
「これ何の肉だ?甘辛くてうめぇ!」
「そんなに気に入ったんならまた作ってくるよ」
「まじか!!よっしゃあ!」
もぐもぐとほっぺたいっぱいに詰め込む姿を見て思わず残りの3つもあげてしまった。可愛いは、世界を救うのである。