エンドライフ③
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《78.就寝と 》
「...エース、何やねんこれは」
「あ?何が」
ウチは今自室のベッドの上に転がってお布団を被っている。一緒に寝ると言っていたのは、所謂ソファーとベッドで眠ろうぜの略だと思っていたので特に考える事なく承諾をしたのだがそのエースは絶賛うちの隣に転がっているのだ。...そう、何故か。
「なあエースくんよ」
「んだよ気持ち悪ィな」
「何その顔可愛い」
「やめろ話が進まねえ。で?何だよ一体」
「うちはてっきり、ソファーとベッドで眠るもんやと」
「あ?ソファーとベッドだろ?」
「ちっがう!いいか?これはな、添い寝なんよ、わかる?」
「一緒に寝ようっつっただろ?んで、お前はオーケーしたじゃんか、つまり?」
「ああ!ってなるかー何やこの破廉恥な並びはっ」
...まさかの添い寝に、頭がついていかず放心してしまうのは許してほしい。いくらエースが恋仲云々という感情を持っていなくても、これは誰でも恥ずかしいだろうと自分に言い聞かせた。
確かに子供の頃であれば全然気にした事は無いが、相手は既に大人なのだし、何より服すら着ていない状態。...ここ、重要ね?そう、色々と...色々と変に緊張してしまうのは大目に見てほしいのであって。
「んだよ、緊張でもしてんのかよ」
「エースはもっとうちに気をつけた方がいい」
「いやなんでだよ」
「可愛い過ぎて襲われたらどうすんねん」
「お前、おれを襲えるとでも?」
「やめて、待った炎は無しや」
大事な家具が台無しになると手でストップをかければ、ゴロンとこちらを向いて無邪気に笑いながら話しかけてくるエースは控え目に言っても凄く可愛い。
...本当エースは自分の魅力を分かってないなと思いながら、いつものように顔より下は視界に入れないように努める。すると飽きもしないでこちらを見つめてくるので、本当何なのだと思いながら視線を戻せばふいに目が合った。
「.....お前、本当に緊張してんだな」
「してませーん」
「そういうのはおれの目を見てから言え」
「くっそ〜そんな所に落とし穴が」
「誰でも分かるわ」
おら、正直に言ってみろと顔をグイッと戻されて無理矢理顔を合わせられるのだから仕方がないとため息をつく。
「そらエースはさー、こうやって異性と眠るとか何て事ない日常なのかもしれへんけど、うちはそんなん慣れてへんもん」
「別におれも慣れちゃいねェよ」
「嘘つけー知っとんやからなー。いーんや、うちもいつかはこう...何かいい感じにサラッとキラキラしながら添い寝出来るように進化するやろうし」
「んなにふわっふわな妄想でか」
「ほっとけ」
「ハハハっ!いーだろお前はそのまんまでよ」
ニカッと笑いながらお布団を鼻まで被してきたエースに抗議をすればいつもの戯れ合いから枕投げが始まって。
そうなってしまえば緊張何てものは吹き飛んでいた。
「はーーー、汗かいた〜」
「せっかく風呂に入ったっつーのに名無しさんが暴れるからだぜ」
「そっくりそのまま返すわ」
「それをまた打ち返す」
「いや、そこは受け止めてよ男やろ?」
「お前にやられたとあっちゃおれの名が廃るんでな」
「廃れ廃れ〜」
「このやろっ」
そう言って始まった第二ラウンド。
やっぱり自分はエースと恋仲できゃっきゃっウフフな関係よりもこっちの方がいいなと笑い合いながら思う。
「ほないい加減寝るでーエースー」
「もう緊張してるーっつー顔はしねェのかよ」
「緊張してます」
「顔が嘘くせェ」
「ただの悪口やん」
結局くっつけたソファーはそのままで、ゴロンと2人で向き合ったまま横になればいつもと違う視界でも何だか子供の頃に戻ったような気がして頬が緩んでしまう。
「へへへっ何つーか、懐かしいなァ」
「あ。うちも今思っとった。あの頃はさエースがまだこーんな顔しながらも優しい事してくるから、常に抱きつきたかったんよな(笑)」
「はぁ?おっ前それ初耳だぞ?」
「言うたら逃げてたやろー?どうせさー。でもいいねんまたこうして会えたから」
「...へへっそうだなァ!」
おやすみと笑い合って目を閉じれば、何だかあの頃が戻ってくるようで、黒ひげとの対戦を控えているからなのか、今ある幸せがより一層嬉しくて笑ってしまう口元をお布団で隠す。
するとエースがいきなり左手を出せと言ってくるものだから何なのだと思ってお布団から手のひらだけを出してみれば、ぎゅっとと熱いくらいの温もりが宿ったので、突然の触れ合いにさっきまでのほっこりが吹き飛んだ。
「...エース、何やねんこれは」
「あ?何が」
ウチは今自室のベッドの上に転がってお布団を被っている。一緒に寝ると言っていたのは、所謂ソファーとベッドで眠ろうぜの略だと思っていたので特に考える事なく承諾をしたのだがそのエースは絶賛うちの隣に転がっているのだ。...そう、何故か。
「なあエースくんよ」
「んだよ気持ち悪ィな」
「何その顔可愛い」
「やめろ話が進まねえ。で?何だよ一体」
「うちはてっきり、ソファーとベッドで眠るもんやと」
「あ?ソファーとベッドだろ?」
「ちっがう!いいか?これはな、添い寝なんよ、わかる?」
「一緒に寝ようっつっただろ?んで、お前はオーケーしたじゃんか、つまり?」
「ああ!ってなるかー何やこの破廉恥な並びはっ」
...まさかの添い寝に、頭がついていかず放心してしまうのは許してほしい。いくらエースが恋仲云々という感情を持っていなくても、これは誰でも恥ずかしいだろうと自分に言い聞かせた。
確かに子供の頃であれば全然気にした事は無いが、相手は既に大人なのだし、何より服すら着ていない状態。...ここ、重要ね?そう、色々と...色々と変に緊張してしまうのは大目に見てほしいのであって。
「んだよ、緊張でもしてんのかよ」
「エースはもっとうちに気をつけた方がいい」
「いやなんでだよ」
「可愛い過ぎて襲われたらどうすんねん」
「お前、おれを襲えるとでも?」
「やめて、待った炎は無しや」
大事な家具が台無しになると手でストップをかければ、ゴロンとこちらを向いて無邪気に笑いながら話しかけてくるエースは控え目に言っても凄く可愛い。
...本当エースは自分の魅力を分かってないなと思いながら、いつものように顔より下は視界に入れないように努める。すると飽きもしないでこちらを見つめてくるので、本当何なのだと思いながら視線を戻せばふいに目が合った。
「.....お前、本当に緊張してんだな」
「してませーん」
「そういうのはおれの目を見てから言え」
「くっそ〜そんな所に落とし穴が」
「誰でも分かるわ」
おら、正直に言ってみろと顔をグイッと戻されて無理矢理顔を合わせられるのだから仕方がないとため息をつく。
「そらエースはさー、こうやって異性と眠るとか何て事ない日常なのかもしれへんけど、うちはそんなん慣れてへんもん」
「別におれも慣れちゃいねェよ」
「嘘つけー知っとんやからなー。いーんや、うちもいつかはこう...何かいい感じにサラッとキラキラしながら添い寝出来るように進化するやろうし」
「んなにふわっふわな妄想でか」
「ほっとけ」
「ハハハっ!いーだろお前はそのまんまでよ」
ニカッと笑いながらお布団を鼻まで被してきたエースに抗議をすればいつもの戯れ合いから枕投げが始まって。
そうなってしまえば緊張何てものは吹き飛んでいた。
「はーーー、汗かいた〜」
「せっかく風呂に入ったっつーのに名無しさんが暴れるからだぜ」
「そっくりそのまま返すわ」
「それをまた打ち返す」
「いや、そこは受け止めてよ男やろ?」
「お前にやられたとあっちゃおれの名が廃るんでな」
「廃れ廃れ〜」
「このやろっ」
そう言って始まった第二ラウンド。
やっぱり自分はエースと恋仲できゃっきゃっウフフな関係よりもこっちの方がいいなと笑い合いながら思う。
「ほないい加減寝るでーエースー」
「もう緊張してるーっつー顔はしねェのかよ」
「緊張してます」
「顔が嘘くせェ」
「ただの悪口やん」
結局くっつけたソファーはそのままで、ゴロンと2人で向き合ったまま横になればいつもと違う視界でも何だか子供の頃に戻ったような気がして頬が緩んでしまう。
「へへへっ何つーか、懐かしいなァ」
「あ。うちも今思っとった。あの頃はさエースがまだこーんな顔しながらも優しい事してくるから、常に抱きつきたかったんよな(笑)」
「はぁ?おっ前それ初耳だぞ?」
「言うたら逃げてたやろー?どうせさー。でもいいねんまたこうして会えたから」
「...へへっそうだなァ!」
おやすみと笑い合って目を閉じれば、何だかあの頃が戻ってくるようで、黒ひげとの対戦を控えているからなのか、今ある幸せがより一層嬉しくて笑ってしまう口元をお布団で隠す。
するとエースがいきなり左手を出せと言ってくるものだから何なのだと思ってお布団から手のひらだけを出してみれば、ぎゅっとと熱いくらいの温もりが宿ったので、突然の触れ合いにさっきまでのほっこりが吹き飛んだ。