エンドライフ③
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《75. 本音》
「ここで告白があります」
「.................は?」
「うちはなエース。エースが側におってくれるだけで十分心強いんよ」
「なっ...!」
「居心地良い分常に頼ってたつもりやったから、今更特別頼れと言われてもよく分からへんっていうのが正直な所や」
「だけどおれは
「やけどさ、エースがそう言うならもっと頼るけど本間にいいのか?」
はっきりと、宣誓かのようにハキハキと言葉にすれば驚きながらも珍しいぐらい顔を真っ赤にしたエースがこっちを見ていて、つられるように自分自身も熱が上がっていくのを感じるがそれはもうこの際スルーだ。
「可愛いに関しては、子供の頃からもう常に思ってまう癖みたいなもんやからな....」
「はァ〜....そんな前からなのか」
「出来る限りでは頑張るけど、空気レベルで思っとう事やからこれに関しては諦めてほしい!」
「マジかよ」
「それに前も言うたと思うけどそれと同じくらい格好良いも当たり前に思っとう事やから今更伝える必要が無かったと言うか。...いつも思っとうで?」
「な、おっ前...だからよォ...!」
また顔を赤くしながらも帽子を下げたエースを見て、自分自身も赤いであろうほっぺを軽く仰ぐ。
「つまり纏めると、うちはかなりエースを頼っとう気でいたから年は特に気にも止めた事なかったよ」
笑いながらそう伝えればエースは赤みの残ったままの顔で驚きながら息を飲んだ。すると突然立ち上がってこちらを指差してきたものだから、一体何を言われるのだと身構えていると
「名無しさん、今の言葉に嘘はねェんだろうな?」
「うちが嘘ついた事今まであったか?」
「数分前の自分を思い出してみろ」
「それはごめん」
「とにかくだ!今言った事全部嘘だったらおれは...そのォ....これでこの話は終いだっ!」
「めっちゃ気になる!」
結局最後までは言わずに足早にキッチンを出ていたエースの背中を見送って、ようやくそこで気が抜けたのか倒れ込むように自分も椅子へと腰掛けた。
(あぁああ......言ってもた。いやでも、この場合何も伝えへんよりはいっそな)
頼りにされたいと言ったあの横顔を何度も思い返してはニヤニヤとしながら熱をもち続けるほっぺたを手のひらで仰ぐ。いつだって自分のこの人生はエース中心に回っているというのに、これ以上何かをしてもらうだなんてバチが当たりそうだなと思いながらも、頬が緩んだ。
(あー.......、好きやなぁ)
告げる事はないこの思い。
いっその事ことリセット出来たらもっと楽なのだろうなと何度も思った事はあったが、この気持ちがあるだけで自分は今を生きる活力が恐さと立ち向かう勇気が湧いてくるのだ。
「おい名無しさん来てみろよっ!イルカの大群だ」
「まじか!すぐに行く」
願わくば、こんな時間をもう少しだけ。
後、少しだけ。
「ここで告白があります」
「.................は?」
「うちはなエース。エースが側におってくれるだけで十分心強いんよ」
「なっ...!」
「居心地良い分常に頼ってたつもりやったから、今更特別頼れと言われてもよく分からへんっていうのが正直な所や」
「だけどおれは
「やけどさ、エースがそう言うならもっと頼るけど本間にいいのか?」
はっきりと、宣誓かのようにハキハキと言葉にすれば驚きながらも珍しいぐらい顔を真っ赤にしたエースがこっちを見ていて、つられるように自分自身も熱が上がっていくのを感じるがそれはもうこの際スルーだ。
「可愛いに関しては、子供の頃からもう常に思ってまう癖みたいなもんやからな....」
「はァ〜....そんな前からなのか」
「出来る限りでは頑張るけど、空気レベルで思っとう事やからこれに関しては諦めてほしい!」
「マジかよ」
「それに前も言うたと思うけどそれと同じくらい格好良いも当たり前に思っとう事やから今更伝える必要が無かったと言うか。...いつも思っとうで?」
「な、おっ前...だからよォ...!」
また顔を赤くしながらも帽子を下げたエースを見て、自分自身も赤いであろうほっぺを軽く仰ぐ。
「つまり纏めると、うちはかなりエースを頼っとう気でいたから年は特に気にも止めた事なかったよ」
笑いながらそう伝えればエースは赤みの残ったままの顔で驚きながら息を飲んだ。すると突然立ち上がってこちらを指差してきたものだから、一体何を言われるのだと身構えていると
「名無しさん、今の言葉に嘘はねェんだろうな?」
「うちが嘘ついた事今まであったか?」
「数分前の自分を思い出してみろ」
「それはごめん」
「とにかくだ!今言った事全部嘘だったらおれは...そのォ....これでこの話は終いだっ!」
「めっちゃ気になる!」
結局最後までは言わずに足早にキッチンを出ていたエースの背中を見送って、ようやくそこで気が抜けたのか倒れ込むように自分も椅子へと腰掛けた。
(あぁああ......言ってもた。いやでも、この場合何も伝えへんよりはいっそな)
頼りにされたいと言ったあの横顔を何度も思い返してはニヤニヤとしながら熱をもち続けるほっぺたを手のひらで仰ぐ。いつだって自分のこの人生はエース中心に回っているというのに、これ以上何かをしてもらうだなんてバチが当たりそうだなと思いながらも、頬が緩んだ。
(あー.......、好きやなぁ)
告げる事はないこの思い。
いっその事ことリセット出来たらもっと楽なのだろうなと何度も思った事はあったが、この気持ちがあるだけで自分は今を生きる活力が恐さと立ち向かう勇気が湧いてくるのだ。
「おい名無しさん来てみろよっ!イルカの大群だ」
「まじか!すぐに行く」
願わくば、こんな時間をもう少しだけ。
後、少しだけ。