エンドライフ③
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《74. 力になりたい》
「てっきりお前は、金髪の男が好きなんだと思ってたぜ」
「....................へ?」
よく分からない言葉が聞こえた気がしてとりあえずもう一度聞き返しては見るものの、聞き間違えでは無かったようでそれはそれで驚いた。
「は、何でそんな風に思ったん?うちそんな事言ったっけか」
「...いや、別に」
「......うわー絶対何か隠しとるやんその顔」
「....っだから、別に何でもねェよ!」
「...へー、ほーん、ふーーん」
「っんだよ気になるな」
何やらそう思い至った経緯があるそうなので、覚えが無い分逆にそれが気になってエースの顔をじっと見つめる。すると横目でチラチラと見てきていたエースは、観念したように口を開いた。
「はァ.....だってよォお前が仲良くしてる皆金髪ばっかだろ」
「.............皆。え、そうやっけ?」
「そうなんだよ!オヤジもマルコもルフィんとこのグルグル眉毛だって金髪だったし、その上...サボもだろ?」
「.......あ。本間や!エース凄いな?!」
気がつかんかった〜と笑いながら、言われて見ればそうだったとは思うが、自分は決してサンジと仲良くしていた訳ではないのでそこは誤解やでとは思うが確かに皆金髪だ。
.....それじゃ一体エースは何を気にしていたのだと首を傾げればあまりに可愛い一言にうっかりテーブルを壊す所だった。
「おれも、お前に頼られてェ」
帽子で顔を隠しながら言い放ったエース。
その余りの破壊力に持っていたタオルを思わず握りしめてしまったが、大きな深呼吸を一度だけ繰り返しゆっくりと口を開いた。
「ごめんやけど、もう一回言ってくれへんか?」
「お前っ聞こえてただろーがよ!」
「いや、聞こえへんかった。全っ然聞こえへんかったから頼む」
「嘘つけェエ!!」
「嘘ちゃうわ!何あの台詞!もっ回聞きたいだけやんか!」
「ほらみろ聞こえてんじゃねェーかっ!」
「あっ....やべ」
本当朝からやめてほしい。
自分の魅力をどこまであげるつもりなんだと打ち震えながら、さっきの言葉を噛み締める。
すると、さっきまでのやり取りが意味のあるものへと思えてきてそれを段々と理解していく内に気がつけばうちは手のひらを口元へと運んでいた。
「かわいいっ!!」
「オイこの数秒の間で何があったんだよお前に」
「やってさ?そう言う事やろ?頼られたいから金髪がって......か.....かっ....かっ...」
「はっきり言えよもうっもどかしいわっ!」
「可愛いっ!!」
そうか、そう言う事だったのかと全てに合点がいってスッキリはするし心は満たされるしでニコニコ笑顔が止まらない。
本当大人になっても可愛いさが留まる事を知らないなとほくほくしていると、いじけた顔をしたエースが、悩んでたおれが馬鹿みてェじゃねェーかとぼやいていたので全力で笑顔を返しておいた。本当に、可愛い。
「てか、そんな事気にせんでもさ十分うちはエースに頼りっぱなしやろ」
今更何が気になるん?と聞いてみれば
「サボに何を言われたのかは知らねェが、おれが居なくても何か最近は一人で起きようとしてる上怖ェ時だって電伝虫すらかけてこなかっただろ、お前」
おれの方が近くに居るのによー、といじけながらぶつぶつと呟くそれらに、とうとう耐えきれなくなってきて顔を両手で抑え込んだ。
「名無しさんは普通の女より強ェからよ、男何て簡単にのしちまうしおれの出番がほぼねェっつーかもっとお前に格好良い所見せてやりてェーのに、お前は可愛いとしか言わねェしよォ」
そんなに色々と考えていたのかと、全く気がつかなかったうちもうちだがその気持ちが嬉し過ぎてしまって破顔する。...大好きだなぁと、やっぱりこの気持ちだけは消せそうに無いがここまで思って貰えているという思いだけで十分自分は幸せだった。
「エース、それに関してはごめん」
「.....どれに関してだよ」
とにかく今は正直に伝えてくれた不器用過ぎる目の前の子に自分の気持ちを伝えておきたくて、隠す事なく自分を明かす。
「うちはさー、カッコつけやからな。人においそれと弱味を見せるのが苦手なんよ」
「.......マルコには、見せてんじゃんか」
「マルコはまぁ...確かに別格やけど、あれはもう反射に近いというか成り行きもあるというか」
「んじゃおれにも成り行きになるようもってけよ」
「はははっ、始まったエースの無茶ぶり(笑)」
覚えのあるこのやり取りに笑いながら、エースもエースで色々と感じていた事があったのだなあと思い知る。
「男をのしてまうのはもうしゃーないけど、うちじゃ無理やったら普通にそこはエースを頼るつもりやで?」
「そうそういねェじゃんそんな男」
「まー......うちも負けず嫌いやからなあ」
「んじゃあお前はいつおれを頼ってくれんだよ。...おれが、年下だから頼りねェのか」
...初めて聞いた年齢へのネックな思いを耳にして、驚いた。
これでも長い間共に過ごしてきたが一度もそんなそぶりは見せてこなかったので、エースもそういうものを気にしていたのだなと、以前マルコに言われたもっと頼ってやれと言う言葉が今になってようやく理解した。
「てっきりお前は、金髪の男が好きなんだと思ってたぜ」
「....................へ?」
よく分からない言葉が聞こえた気がしてとりあえずもう一度聞き返しては見るものの、聞き間違えでは無かったようでそれはそれで驚いた。
「は、何でそんな風に思ったん?うちそんな事言ったっけか」
「...いや、別に」
「......うわー絶対何か隠しとるやんその顔」
「....っだから、別に何でもねェよ!」
「...へー、ほーん、ふーーん」
「っんだよ気になるな」
何やらそう思い至った経緯があるそうなので、覚えが無い分逆にそれが気になってエースの顔をじっと見つめる。すると横目でチラチラと見てきていたエースは、観念したように口を開いた。
「はァ.....だってよォお前が仲良くしてる皆金髪ばっかだろ」
「.............皆。え、そうやっけ?」
「そうなんだよ!オヤジもマルコもルフィんとこのグルグル眉毛だって金髪だったし、その上...サボもだろ?」
「.......あ。本間や!エース凄いな?!」
気がつかんかった〜と笑いながら、言われて見ればそうだったとは思うが、自分は決してサンジと仲良くしていた訳ではないのでそこは誤解やでとは思うが確かに皆金髪だ。
.....それじゃ一体エースは何を気にしていたのだと首を傾げればあまりに可愛い一言にうっかりテーブルを壊す所だった。
「おれも、お前に頼られてェ」
帽子で顔を隠しながら言い放ったエース。
その余りの破壊力に持っていたタオルを思わず握りしめてしまったが、大きな深呼吸を一度だけ繰り返しゆっくりと口を開いた。
「ごめんやけど、もう一回言ってくれへんか?」
「お前っ聞こえてただろーがよ!」
「いや、聞こえへんかった。全っ然聞こえへんかったから頼む」
「嘘つけェエ!!」
「嘘ちゃうわ!何あの台詞!もっ回聞きたいだけやんか!」
「ほらみろ聞こえてんじゃねェーかっ!」
「あっ....やべ」
本当朝からやめてほしい。
自分の魅力をどこまであげるつもりなんだと打ち震えながら、さっきの言葉を噛み締める。
すると、さっきまでのやり取りが意味のあるものへと思えてきてそれを段々と理解していく内に気がつけばうちは手のひらを口元へと運んでいた。
「かわいいっ!!」
「オイこの数秒の間で何があったんだよお前に」
「やってさ?そう言う事やろ?頼られたいから金髪がって......か.....かっ....かっ...」
「はっきり言えよもうっもどかしいわっ!」
「可愛いっ!!」
そうか、そう言う事だったのかと全てに合点がいってスッキリはするし心は満たされるしでニコニコ笑顔が止まらない。
本当大人になっても可愛いさが留まる事を知らないなとほくほくしていると、いじけた顔をしたエースが、悩んでたおれが馬鹿みてェじゃねェーかとぼやいていたので全力で笑顔を返しておいた。本当に、可愛い。
「てか、そんな事気にせんでもさ十分うちはエースに頼りっぱなしやろ」
今更何が気になるん?と聞いてみれば
「サボに何を言われたのかは知らねェが、おれが居なくても何か最近は一人で起きようとしてる上怖ェ時だって電伝虫すらかけてこなかっただろ、お前」
おれの方が近くに居るのによー、といじけながらぶつぶつと呟くそれらに、とうとう耐えきれなくなってきて顔を両手で抑え込んだ。
「名無しさんは普通の女より強ェからよ、男何て簡単にのしちまうしおれの出番がほぼねェっつーかもっとお前に格好良い所見せてやりてェーのに、お前は可愛いとしか言わねェしよォ」
そんなに色々と考えていたのかと、全く気がつかなかったうちもうちだがその気持ちが嬉し過ぎてしまって破顔する。...大好きだなぁと、やっぱりこの気持ちだけは消せそうに無いがここまで思って貰えているという思いだけで十分自分は幸せだった。
「エース、それに関してはごめん」
「.....どれに関してだよ」
とにかく今は正直に伝えてくれた不器用過ぎる目の前の子に自分の気持ちを伝えておきたくて、隠す事なく自分を明かす。
「うちはさー、カッコつけやからな。人においそれと弱味を見せるのが苦手なんよ」
「.......マルコには、見せてんじゃんか」
「マルコはまぁ...確かに別格やけど、あれはもう反射に近いというか成り行きもあるというか」
「んじゃおれにも成り行きになるようもってけよ」
「はははっ、始まったエースの無茶ぶり(笑)」
覚えのあるこのやり取りに笑いながら、エースもエースで色々と感じていた事があったのだなあと思い知る。
「男をのしてまうのはもうしゃーないけど、うちじゃ無理やったら普通にそこはエースを頼るつもりやで?」
「そうそういねェじゃんそんな男」
「まー......うちも負けず嫌いやからなあ」
「んじゃあお前はいつおれを頼ってくれんだよ。...おれが、年下だから頼りねェのか」
...初めて聞いた年齢へのネックな思いを耳にして、驚いた。
これでも長い間共に過ごしてきたが一度もそんなそぶりは見せてこなかったので、エースもそういうものを気にしていたのだなと、以前マルコに言われたもっと頼ってやれと言う言葉が今になってようやく理解した。