エンドライフ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《17.力の差》
日も傾き始め空がオレンジ色に染まりつつあるそれを外の庭からぼうっと見上げる。
(こんなにゆっくり空を眺めるのは、いつ以来やろうか...)
社会に出てからというもの、以前みたいにゴロゴロしたり自然に身を置ける時間何てほぼ無くてそれこそかなり限られていた。
「...あ、あの夕日ゆで卵みたいや。美味しそー...」
久しぶりの大自然と吹き抜ける風。そういえば昔は、よく山で遊んでいたなと思いを馳せて目を閉じれば、ふと聞こえた足音にゆっくり後ろを振り返ってみた。
「あ。お帰りエース、遅かったねー」
「・・・・・・」
「今日は....熊?!え、熊?怪我とかない、よな?」
「...んな柔じゃねえ」
またもや思いもやらぬご飯に、本間にこの森は子供が入って大丈夫なのかと改めて心配になる。そう思ったのが伝わったのか
「あんたよりは強えよ」と
それだけ言い残してズンズン家に戻って行ってしまう。
(熊倒せる子供って、おるんや)
昨日のワニに引き続き猛獣の部類に入る熊を見て、生で見たのも初めてだったなーと玄関に置かれた熊を見て思う。
(守りたいって思う前に、大分うちより強いよな、これ)
頑張るぞーと、心に思いは秘めつつも
歩きにくい足でゆっくりと歩を進めれば、窓から覗いた視線に気がついてそっと手を振っておいた。
(可愛いなあ)
ニコニコしてしまうのは仕方が無い。
推しの幼少期に出会える人生何て、100回生きてもあるかどうか。悔いなく生きていきたいのだ、それはもう。
日も傾き始め空がオレンジ色に染まりつつあるそれを外の庭からぼうっと見上げる。
(こんなにゆっくり空を眺めるのは、いつ以来やろうか...)
社会に出てからというもの、以前みたいにゴロゴロしたり自然に身を置ける時間何てほぼ無くてそれこそかなり限られていた。
「...あ、あの夕日ゆで卵みたいや。美味しそー...」
久しぶりの大自然と吹き抜ける風。そういえば昔は、よく山で遊んでいたなと思いを馳せて目を閉じれば、ふと聞こえた足音にゆっくり後ろを振り返ってみた。
「あ。お帰りエース、遅かったねー」
「・・・・・・」
「今日は....熊?!え、熊?怪我とかない、よな?」
「...んな柔じゃねえ」
またもや思いもやらぬご飯に、本間にこの森は子供が入って大丈夫なのかと改めて心配になる。そう思ったのが伝わったのか
「あんたよりは強えよ」と
それだけ言い残してズンズン家に戻って行ってしまう。
(熊倒せる子供って、おるんや)
昨日のワニに引き続き猛獣の部類に入る熊を見て、生で見たのも初めてだったなーと玄関に置かれた熊を見て思う。
(守りたいって思う前に、大分うちより強いよな、これ)
頑張るぞーと、心に思いは秘めつつも
歩きにくい足でゆっくりと歩を進めれば、窓から覗いた視線に気がついてそっと手を振っておいた。
(可愛いなあ)
ニコニコしてしまうのは仕方が無い。
推しの幼少期に出会える人生何て、100回生きてもあるかどうか。悔いなく生きていきたいのだ、それはもう。