エンドライフ③
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《70.長い夜 》
「マルコ、夜中に本間ごめんな。...改めてありがとう!」
2人を見送ってから部屋に戻ればエースはマルコと話をしていたようで嬉しそうな笑い顔を見て静かにほっと息を吐く。足取り軽くベッドに戻ればマルコの呼ぶ声が聞こえてきたので、改めてお礼を伝えていた。
「ハハっ気にすんな。まだ日付も変わっちゃいねェんだしまだまだおれらの船はほとんど皆起きてるしなァ」
「本当元気な奴らだよなァ!片を付けたら速攻で戻るからよ、そん時ゃ宴を頼むぜェ」
「...任せとけよい。食い切れねェぐらいの肉を用意しておいてやるからとっとと済ませて帰ってこい」
嬉しそうにマルコと話すエースを見て本当に早くそんな日が来れば良いのになと心から思う。それからは最近の皆はどうだとか親父は元気にしているかとかエースが聞きたかった事にマルコが答えていく形で話は盛り上がり、その度に上がる笑い声がさっきまでの恐怖を掻き消していった。
すると突然ノックが鳴り響くが今度は見知った気配のあるそれに息を吐きながら返事をした。
「サボか。どうしたん」
「おい名無しさん、入るぞ」
ドアが開くのを待っていると寝巻き姿に着替えたサボとコアラが立っていて手元にはお布団を抱えている。
「名無しさんさんっ今日は一緒に寝ましょ!」
「へっ、コアラまで...どうしたん」
「お前がまたお化けが怖くて眠れねェーんじゃねェかと思ってよ、部屋から持ってきた」
邪魔するぜと入ってきたコアラとサボ。
それを目で追いながら数秒経ってから全てを理解していきなりの事に驚けばそれが分かっていたかのように笑っていた。
「私名無しさんさんのベッドー!」
「あっ!ずっりィー!お前そこはジャンケンだろ」
「何言ってるのサボくん、君は駄目に決まってるじゃない」
「何でだよ。俺だって名無しさんの隣が良い」
「あっ...また名無しさんさんに手を出す気?付き合ってもいない男女がそんな事しちゃ駄目って言ったでしょー!?」
「誤解しかねェ言い方はやめろっ!」
部屋の主であるうちの意見は全く聞かずに部屋に入ってくるなりどっちがうちと一緒に眠るかを競い合うサボとコアラ。色々とツッコミたい所が沢山ありすぎて最早追いつかずにいると、電伝虫から盛大な笑い声が聞こえてきた。
「ハハハハ!本当愉快な奴らだなァ(笑)名無しさん、お前モテモテじゃねェかよい」
「....マルコ、面白がっとるやろ」
「ハハハっ!これを笑わずしてどうしろってんだよい。おいお前ェーらっ精々名無しさんをお化け何かに取られねェようにしろよいっ」
「「勿論だ/勿論ですっ!」」
「マルコっ!」
「ハハハ!」
マルコが加わった事により勢いづくそれら。
全くもうと思いながら視線を感じた方を見上げればエースの目もキラキラとしていて。
「おい...ちょっと、まさか」
「名無しさんー、おれも今日はここで寝る事にするぜェ!」
「なっ......」
「いいだろ?あいつらだってここで寝るんだ、1人増えたって構いやしねェよな!」
「そういうのは部屋の主であるうちが言う事であってな?」
「んじゃァおれもとっとと風呂に入ってくっかー!マルコ、また連絡するからよそん時ゃ頼むぜェ〜!」
「あっ..ちょ、エース!」
まるで人の話などには聞く耳を持たずに部屋を飛び出して行ったエース。もう仕方がないかと諦めながら部屋へと視線を移せばウキウキとしながらソファーを倒してベッド仕様に変えてたりテーブルを退かしてベッドの横に付けようとしていたりと、せっせと改造がされていた。
「.....名無しさん、良かったじゃねェか」
「マルコ.....や、うん.....そう...やなぁ?(笑)」
「安心しろ名無しさん。お前の周りにはちゃーんと助けてくれる奴も頼りになる奴らも居る。ちゃんとお前の意思で頼ってやれよい」
「...そうやな。でもまマルコ離れはまだまだ難しそうやけどなー(笑)」
「ハハっいきなりされてもおれも寂しいしなァ。それはゆっくりにしてくれよい」
何やらまた喧嘩しているサボとコアラを見つめながらマルコと会話していると、バーンという音と共にエースも部屋へとやってきて賑やかな夜はまだまだ続いていった。
「マルコ、夜中に本間ごめんな。...改めてありがとう!」
2人を見送ってから部屋に戻ればエースはマルコと話をしていたようで嬉しそうな笑い顔を見て静かにほっと息を吐く。足取り軽くベッドに戻ればマルコの呼ぶ声が聞こえてきたので、改めてお礼を伝えていた。
「ハハっ気にすんな。まだ日付も変わっちゃいねェんだしまだまだおれらの船はほとんど皆起きてるしなァ」
「本当元気な奴らだよなァ!片を付けたら速攻で戻るからよ、そん時ゃ宴を頼むぜェ」
「...任せとけよい。食い切れねェぐらいの肉を用意しておいてやるからとっとと済ませて帰ってこい」
嬉しそうにマルコと話すエースを見て本当に早くそんな日が来れば良いのになと心から思う。それからは最近の皆はどうだとか親父は元気にしているかとかエースが聞きたかった事にマルコが答えていく形で話は盛り上がり、その度に上がる笑い声がさっきまでの恐怖を掻き消していった。
すると突然ノックが鳴り響くが今度は見知った気配のあるそれに息を吐きながら返事をした。
「サボか。どうしたん」
「おい名無しさん、入るぞ」
ドアが開くのを待っていると寝巻き姿に着替えたサボとコアラが立っていて手元にはお布団を抱えている。
「名無しさんさんっ今日は一緒に寝ましょ!」
「へっ、コアラまで...どうしたん」
「お前がまたお化けが怖くて眠れねェーんじゃねェかと思ってよ、部屋から持ってきた」
邪魔するぜと入ってきたコアラとサボ。
それを目で追いながら数秒経ってから全てを理解していきなりの事に驚けばそれが分かっていたかのように笑っていた。
「私名無しさんさんのベッドー!」
「あっ!ずっりィー!お前そこはジャンケンだろ」
「何言ってるのサボくん、君は駄目に決まってるじゃない」
「何でだよ。俺だって名無しさんの隣が良い」
「あっ...また名無しさんさんに手を出す気?付き合ってもいない男女がそんな事しちゃ駄目って言ったでしょー!?」
「誤解しかねェ言い方はやめろっ!」
部屋の主であるうちの意見は全く聞かずに部屋に入ってくるなりどっちがうちと一緒に眠るかを競い合うサボとコアラ。色々とツッコミたい所が沢山ありすぎて最早追いつかずにいると、電伝虫から盛大な笑い声が聞こえてきた。
「ハハハハ!本当愉快な奴らだなァ(笑)名無しさん、お前モテモテじゃねェかよい」
「....マルコ、面白がっとるやろ」
「ハハハっ!これを笑わずしてどうしろってんだよい。おいお前ェーらっ精々名無しさんをお化け何かに取られねェようにしろよいっ」
「「勿論だ/勿論ですっ!」」
「マルコっ!」
「ハハハ!」
マルコが加わった事により勢いづくそれら。
全くもうと思いながら視線を感じた方を見上げればエースの目もキラキラとしていて。
「おい...ちょっと、まさか」
「名無しさんー、おれも今日はここで寝る事にするぜェ!」
「なっ......」
「いいだろ?あいつらだってここで寝るんだ、1人増えたって構いやしねェよな!」
「そういうのは部屋の主であるうちが言う事であってな?」
「んじゃァおれもとっとと風呂に入ってくっかー!マルコ、また連絡するからよそん時ゃ頼むぜェ〜!」
「あっ..ちょ、エース!」
まるで人の話などには聞く耳を持たずに部屋を飛び出して行ったエース。もう仕方がないかと諦めながら部屋へと視線を移せばウキウキとしながらソファーを倒してベッド仕様に変えてたりテーブルを退かしてベッドの横に付けようとしていたりと、せっせと改造がされていた。
「.....名無しさん、良かったじゃねェか」
「マルコ.....や、うん.....そう...やなぁ?(笑)」
「安心しろ名無しさん。お前の周りにはちゃーんと助けてくれる奴も頼りになる奴らも居る。ちゃんとお前の意思で頼ってやれよい」
「...そうやな。でもまマルコ離れはまだまだ難しそうやけどなー(笑)」
「ハハっいきなりされてもおれも寂しいしなァ。それはゆっくりにしてくれよい」
何やらまた喧嘩しているサボとコアラを見つめながらマルコと会話していると、バーンという音と共にエースも部屋へとやってきて賑やかな夜はまだまだ続いていった。