エンドライフ③
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《66. 遊園地③》
日も傾いてきて周囲の色めきだった雰囲気にどこかソワソワとしながらも自分達はテーマパークを歩いていた。
痛い思いをしたと言うのにも関わらず隙さえ見せればエースとサボがうちらの真似をして戯れていたものだから、その度にコアラに怒られていたのは言うまでもなく。
本当問題児達と先生みたいな関係だなと面白くなってしまって笑っていれば名無しさんさんも怒っていいんだよ?と言われてしまうが
「や〜2人の小さい頃を見とうようで懐かしくて(笑)」
と笑えば、流石名無しさんだと背中をポンとしてきたエースだが何が流石か分からない。
「ほら見ろよコアラ。名無しさんは何も怒っちゃいねェぞ?少しは名無しさんの寛大な懐を学びやがれってんだ。な、エースー」
「そうだそうだ、暴力に訴えんのはよくねェよ。なァサボー」
「...君たちね、そういうのは名無しさんさんの背中から出てきてからハッキリと言ってみなさいよ」
「「いやだ」」
うちの背中に隠れながら反論する2人だが、サボに至っては本当に記憶が無いのだろうかと言う程の気の合いようで、エースと一緒にヤンチャしていた頃のような2人の姿が本当に可愛い。
懐かしいなと笑っているとどうやら目的の場所へと到着したようでそのおぞましいまでの出立ちに無意識に一歩後ろへと下がってしまう。
ートン
「っと、大丈夫かよ名無しさん」
「ん、ああエースか、うん、だいっ、大丈夫」
既にお分かりだろうこの場所は所謂お化け屋敷に分類されるアトラクション。自分以外の3人が絶対行きたいと譲らなかった為泣く泣くついてくる事になってしまったのだ。
明るい時に入れば良いものを何故だかそれじゃつまらないと喚くものだから、結局薄暗くなってきた今になってしまったと言う訳で。
「や、やっぱうちここに残ろっかなー」
「大丈夫よ名無しさんさん、こういうのはただの作り物だから」
「本物とか偽物とかってレベルの話じゃないと言うか」
「...名無しさんお前もしかして、今でもお化けが怖ェのか」
「へェー名無しさんはお化けが駄目なのか、可愛いな。でもまあ本物はいねェだろうし安心しろよ」
「安心出来ん要素しかないんやわ」
何故そうも笑顔でワクワクと出来るのだろうか。嬉しそうにはしゃぐ3人を横目に1人ため息をつく。...人生上手くいかないものだなと半ば諦めの気持ちでその様子を見守った。
(.......どうにかして怖いのを緩和させる方法をっ...見聞色...いや来るって分かっとっても逆に怖いのか?あぁあ.....)
冷静になれない頭で次第に迫る順番に冷や汗をかきながらも待っていると、とうとうやってくる自分達の出番。
あんなに隣を歩いてくれると約束したコアラは何故か先頭におりサボに至ってはすげェーぞ見てみろよとグロテスクなものを見せつけてこようとするので嫌がらせかというレベルでお話にならなかった。
「ふー........」
...何とか乗り切るしか無いかと、1人震える足で一歩一歩と進んでいくと突然ひやりと肩に体温を感じて声にならない叫び声をあげてしまうと同時、思わず横へと飛び退く身体はどうやら壁にぶつかってしまったのか少し遅れて痛みがやってきた。
「〜〜っ、てて」
「あ、おい名無しさんっ大丈夫かよ」
「................へ、エース?」
一瞬何が起きたのか分からなくて肩を押さえながら見上げれば心配そうに眉を下げたエースが見下ろしていて、今のはエースかと流れていた冷や汗がゆっくりと安堵なものへと変わっていく。
「はぁああっ.....良かった〜...なんや、おってくれたんか...」
「悪ィっ名無しさん。声掛けようとしたらお前がすげェー飛び退いたもんだからよォ、一瞬おれも驚いちまった」
「は..はは、ごめん。周りの気配探る事に集中してたわ...ははっ」
乾いた笑顔を返しながらもやっとの思いで立ち上がり吹き出た汗を拭いながらエースの顔を見据える。
いつもと変わらない表情と目が合えばやっと呼吸が出来た気がしてゆっくりとそれを繰り返し辺りを見渡せばそこにいたはずの人影が二つ程無くなっていた。
「あ....れ?コアラと...サボは?」
「ん?あァあいつらならとっくに先に行ったぜェ」
「先にって......うちを置いてっ?なんっ...一緒に行こなって約束したのに」
「あー...まァ、許してやれ。あいつらずっとここに入るの楽しみにしてたみてェーでよ」
絶望感を抱きながら引いたはずの冷や汗が舞い戻ってくるかのような現実にまたもや激しく動き始めた心臓と浅くなる呼吸。
1人になるまいと無意識にエースの腕を握った事に気がつかないまま後ろをついていけば、時折振り返りながら歩いてくれるのでその菩薩のような優しさに触れながら一歩一歩と歩みを進めた。
「大丈夫か、名無しさん」
「だっ...大丈夫!うん、全然っだいじょうぶ」
全くもって大丈夫ではない上に、全然冷や汗は引いてくれない所か浅い呼吸しか出来なくてついつい声が震える。
そんなうちを知ってか知らずかいつものようにハハハと笑い声を上げたエースは、いつも以上に優し気な瞳で見下ろしてくれていた事にうちは気がつけないでいた。
日も傾いてきて周囲の色めきだった雰囲気にどこかソワソワとしながらも自分達はテーマパークを歩いていた。
痛い思いをしたと言うのにも関わらず隙さえ見せればエースとサボがうちらの真似をして戯れていたものだから、その度にコアラに怒られていたのは言うまでもなく。
本当問題児達と先生みたいな関係だなと面白くなってしまって笑っていれば名無しさんさんも怒っていいんだよ?と言われてしまうが
「や〜2人の小さい頃を見とうようで懐かしくて(笑)」
と笑えば、流石名無しさんだと背中をポンとしてきたエースだが何が流石か分からない。
「ほら見ろよコアラ。名無しさんは何も怒っちゃいねェぞ?少しは名無しさんの寛大な懐を学びやがれってんだ。な、エースー」
「そうだそうだ、暴力に訴えんのはよくねェよ。なァサボー」
「...君たちね、そういうのは名無しさんさんの背中から出てきてからハッキリと言ってみなさいよ」
「「いやだ」」
うちの背中に隠れながら反論する2人だが、サボに至っては本当に記憶が無いのだろうかと言う程の気の合いようで、エースと一緒にヤンチャしていた頃のような2人の姿が本当に可愛い。
懐かしいなと笑っているとどうやら目的の場所へと到着したようでそのおぞましいまでの出立ちに無意識に一歩後ろへと下がってしまう。
ートン
「っと、大丈夫かよ名無しさん」
「ん、ああエースか、うん、だいっ、大丈夫」
既にお分かりだろうこの場所は所謂お化け屋敷に分類されるアトラクション。自分以外の3人が絶対行きたいと譲らなかった為泣く泣くついてくる事になってしまったのだ。
明るい時に入れば良いものを何故だかそれじゃつまらないと喚くものだから、結局薄暗くなってきた今になってしまったと言う訳で。
「や、やっぱうちここに残ろっかなー」
「大丈夫よ名無しさんさん、こういうのはただの作り物だから」
「本物とか偽物とかってレベルの話じゃないと言うか」
「...名無しさんお前もしかして、今でもお化けが怖ェのか」
「へェー名無しさんはお化けが駄目なのか、可愛いな。でもまあ本物はいねェだろうし安心しろよ」
「安心出来ん要素しかないんやわ」
何故そうも笑顔でワクワクと出来るのだろうか。嬉しそうにはしゃぐ3人を横目に1人ため息をつく。...人生上手くいかないものだなと半ば諦めの気持ちでその様子を見守った。
(.......どうにかして怖いのを緩和させる方法をっ...見聞色...いや来るって分かっとっても逆に怖いのか?あぁあ.....)
冷静になれない頭で次第に迫る順番に冷や汗をかきながらも待っていると、とうとうやってくる自分達の出番。
あんなに隣を歩いてくれると約束したコアラは何故か先頭におりサボに至ってはすげェーぞ見てみろよとグロテスクなものを見せつけてこようとするので嫌がらせかというレベルでお話にならなかった。
「ふー........」
...何とか乗り切るしか無いかと、1人震える足で一歩一歩と進んでいくと突然ひやりと肩に体温を感じて声にならない叫び声をあげてしまうと同時、思わず横へと飛び退く身体はどうやら壁にぶつかってしまったのか少し遅れて痛みがやってきた。
「〜〜っ、てて」
「あ、おい名無しさんっ大丈夫かよ」
「................へ、エース?」
一瞬何が起きたのか分からなくて肩を押さえながら見上げれば心配そうに眉を下げたエースが見下ろしていて、今のはエースかと流れていた冷や汗がゆっくりと安堵なものへと変わっていく。
「はぁああっ.....良かった〜...なんや、おってくれたんか...」
「悪ィっ名無しさん。声掛けようとしたらお前がすげェー飛び退いたもんだからよォ、一瞬おれも驚いちまった」
「は..はは、ごめん。周りの気配探る事に集中してたわ...ははっ」
乾いた笑顔を返しながらもやっとの思いで立ち上がり吹き出た汗を拭いながらエースの顔を見据える。
いつもと変わらない表情と目が合えばやっと呼吸が出来た気がしてゆっくりとそれを繰り返し辺りを見渡せばそこにいたはずの人影が二つ程無くなっていた。
「あ....れ?コアラと...サボは?」
「ん?あァあいつらならとっくに先に行ったぜェ」
「先にって......うちを置いてっ?なんっ...一緒に行こなって約束したのに」
「あー...まァ、許してやれ。あいつらずっとここに入るの楽しみにしてたみてェーでよ」
絶望感を抱きながら引いたはずの冷や汗が舞い戻ってくるかのような現実にまたもや激しく動き始めた心臓と浅くなる呼吸。
1人になるまいと無意識にエースの腕を握った事に気がつかないまま後ろをついていけば、時折振り返りながら歩いてくれるのでその菩薩のような優しさに触れながら一歩一歩と歩みを進めた。
「大丈夫か、名無しさん」
「だっ...大丈夫!うん、全然っだいじょうぶ」
全くもって大丈夫ではない上に、全然冷や汗は引いてくれない所か浅い呼吸しか出来なくてついつい声が震える。
そんなうちを知ってか知らずかいつものようにハハハと笑い声を上げたエースは、いつも以上に優し気な瞳で見下ろしてくれていた事にうちは気がつけないでいた。