エンドライフ③
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《63. 可愛いさの権化 》
眩しい日差しに澄んだ空気、まさに爽やかという単語が似合うだろう一日が今日も船の上で始まろうとしていた。
...約、1名を除いて。
「.......ふぁ〜...んんーっ!あー、よく寝た〜」
ーガチャ
「お、エースか。おはよう、朝早いな」
「おうっサボかおはよーさん」
「....おい、どこに行くんだ?」
「ん?あァ、名無しさんの奴起こしに行くんだよ」
あいつ一人じゃ起きらんねェーからなと笑いながらサボに向かって背を向けて歩き出せば、慌てたように後を着いてきて腕を引っ張られる。
「っおいエース!仮にも名無しさんは女だろう、そんな無防備に寝入ってる時に踏み込む奴があるか」
「?無防備って....毎朝おれが起こしに行ってるけど、駄目なのかよ」
「駄目...と言うよりか名無しさんは嫌がんねェのかよ、すっぴんだろうし寝起きだぞ?」
「ハハハっ!よく意味が分かんねェーけど、別に良いんじゃねェのか?すっぴんっつーならお前だって昨日見てたじゃねェーかよ」
「昨日って、名無しさんはメイクしてただろう?」
「は?メシ作ってた時にはすっぴんだったろあいつ」
何言ってんだお前はと笑いながらサボに笑いかけたエースを見て、サボは驚いたように声を上げた。
「ええっ?!あれでかよっ...全っ然変わんねェーじゃねェかっ」
「おいサボ、それ名無しさんには言うなよ?気にしてるらしいんだよあいつは」
「いや、いやいやいや何言ってんだ!これめちゃくちゃ褒め言葉だぞ」
「んー何だけどよォ、おれらの船にナース達が居たんだがそいつらが結構バリバリにメイクしてた方だったからさ、変わるのが羨ましかったみたいなんだよなァ」
「.....女ってのは分からねェ〜...そのままで可愛いならその方が良いもんじゃねェのか」
「なァー。不思議だよなァ(笑)ま、とりあえずおれは名無しさんを起こしに行かねェとだからまた後でな」
と言って片手を上げて去ろうとしたエースの肩を掴み、俺も行きたいと何故か真剣に言い放ったサボに笑いながら一緒に起こしに行く事にした2人。
未だ開かれる事のない部屋を一応ノックをして数秒待ち動く事のない気配に苦笑しながらエースとサボは部屋のドアを開けた。
「う....わ、お洒落な部屋だなぁ....」
「あ、そうかサボは入るの初めてだったっけな。名無しさんはこういうアンティーク?つったかな、そういうのが好きらしいんだ」
「へェー.....うわ、本がめちゃくちゃある」
「ハハっ名無しさんの夜更かしの原因だな」
当初の目的は忘れたかのように、名無しさんの部屋の内装に目を輝かせるサボ。サボの知っている職場の女性の部屋はもっとひらひらとしたいかにもな雰囲気の部屋だったので、何だかこの空間は落ち着くなと感じていた。
その間も色々と会話をしているのにも関わらず一切起きる気配の見せない名無しさんの姿が目に止まり、静かにゆっくりと近づいていく。
「.....っ、わ........可愛い...」
あまりにも無防備にベッドへと身を預ける名無しさん。力なく少し開いた口元に静かに閉じられた瞼、穏やかに呼吸を繰り返す鼻に至ってまで全部が全部、サボから見てもとても庇護欲をそそられた。
興奮しながらも小声で名無しさんが可愛いっ!とエースの腕をグイグイ引っ張るサボに、キョトンとしていたエースもおかしそうに笑って2人して名無しさんのベッドにちょこんと顎を乗せながら、こちらを向いて眠っている名無しさんの顔を見つめている。
「.......可愛いな」
「...おう、確かに可愛い」
「エースお前っこれを毎朝見られるとかどんだけ幸せな野郎なんだよ」
「...そんなに珍しい事なのか?」
「当ったり前だろっ!あの名無しさんだぞ?普段は綺麗な印象の方が強ェし、相当腕も立つからさ全然想像つかなかった分....凄ェよこれは」
めちゃくちゃ可愛いっ!と打ち震えながら喋るサボに今日は俺が起こしてみてもいいかっ?と聞かれたので、好きにしろよと頷いて様子を見守るエース。
「おい名無しさん、起きろよっ...もう朝だぞ」
「.............ん」
「エースっ!可愛いっ!!」
「....分かった、分かったからよォ、ちゃんと起こしてやれ」
せっかく立ち上がっていつもの落ち着いた声を出していたのに一瞬でこちらを振り返って口元を抑えながら可愛いと小声で叫んでくるサボを見て苦笑するしかないエース。
するとコホンと何故か咳払いをしたサボが改めて名無しさんを起こし始めた。
「名無しさんっ...名無しさん、そろそろ起きろ」
「.......んんっ.........」
「朝だぞ、起きろよ」
「..................さ、ぼ?」
「んぐっ!.......おう、そうだよ俺だ」
「...........おはよー、さん」
「エーーースっ!!」
コレっ!という風に名無しさんを指差して頭を振るサボの言いたい事が全力で分かった気がして、呆れながらエースも立ち上がる。
「名無しさん、やァーっと起きたのかよ」
「....えーすもか、おはよーさん」
「はいはいおはよーさん。んじゃァおれらは先にキッチンに行ってるからよ名無しさんもさっさと着替えて来いよな〜」
未だに感動するサボの首を引っ掴んで部屋を後にしたエースにまだ上手く頭の回っていない名無しさんは、朝から仲が良いなあという風にだけ思っていた。
....楽しい一日の幕開けである。
眩しい日差しに澄んだ空気、まさに爽やかという単語が似合うだろう一日が今日も船の上で始まろうとしていた。
...約、1名を除いて。
「.......ふぁ〜...んんーっ!あー、よく寝た〜」
ーガチャ
「お、エースか。おはよう、朝早いな」
「おうっサボかおはよーさん」
「....おい、どこに行くんだ?」
「ん?あァ、名無しさんの奴起こしに行くんだよ」
あいつ一人じゃ起きらんねェーからなと笑いながらサボに向かって背を向けて歩き出せば、慌てたように後を着いてきて腕を引っ張られる。
「っおいエース!仮にも名無しさんは女だろう、そんな無防備に寝入ってる時に踏み込む奴があるか」
「?無防備って....毎朝おれが起こしに行ってるけど、駄目なのかよ」
「駄目...と言うよりか名無しさんは嫌がんねェのかよ、すっぴんだろうし寝起きだぞ?」
「ハハハっ!よく意味が分かんねェーけど、別に良いんじゃねェのか?すっぴんっつーならお前だって昨日見てたじゃねェーかよ」
「昨日って、名無しさんはメイクしてただろう?」
「は?メシ作ってた時にはすっぴんだったろあいつ」
何言ってんだお前はと笑いながらサボに笑いかけたエースを見て、サボは驚いたように声を上げた。
「ええっ?!あれでかよっ...全っ然変わんねェーじゃねェかっ」
「おいサボ、それ名無しさんには言うなよ?気にしてるらしいんだよあいつは」
「いや、いやいやいや何言ってんだ!これめちゃくちゃ褒め言葉だぞ」
「んー何だけどよォ、おれらの船にナース達が居たんだがそいつらが結構バリバリにメイクしてた方だったからさ、変わるのが羨ましかったみたいなんだよなァ」
「.....女ってのは分からねェ〜...そのままで可愛いならその方が良いもんじゃねェのか」
「なァー。不思議だよなァ(笑)ま、とりあえずおれは名無しさんを起こしに行かねェとだからまた後でな」
と言って片手を上げて去ろうとしたエースの肩を掴み、俺も行きたいと何故か真剣に言い放ったサボに笑いながら一緒に起こしに行く事にした2人。
未だ開かれる事のない部屋を一応ノックをして数秒待ち動く事のない気配に苦笑しながらエースとサボは部屋のドアを開けた。
「う....わ、お洒落な部屋だなぁ....」
「あ、そうかサボは入るの初めてだったっけな。名無しさんはこういうアンティーク?つったかな、そういうのが好きらしいんだ」
「へェー.....うわ、本がめちゃくちゃある」
「ハハっ名無しさんの夜更かしの原因だな」
当初の目的は忘れたかのように、名無しさんの部屋の内装に目を輝かせるサボ。サボの知っている職場の女性の部屋はもっとひらひらとしたいかにもな雰囲気の部屋だったので、何だかこの空間は落ち着くなと感じていた。
その間も色々と会話をしているのにも関わらず一切起きる気配の見せない名無しさんの姿が目に止まり、静かにゆっくりと近づいていく。
「.....っ、わ........可愛い...」
あまりにも無防備にベッドへと身を預ける名無しさん。力なく少し開いた口元に静かに閉じられた瞼、穏やかに呼吸を繰り返す鼻に至ってまで全部が全部、サボから見てもとても庇護欲をそそられた。
興奮しながらも小声で名無しさんが可愛いっ!とエースの腕をグイグイ引っ張るサボに、キョトンとしていたエースもおかしそうに笑って2人して名無しさんのベッドにちょこんと顎を乗せながら、こちらを向いて眠っている名無しさんの顔を見つめている。
「.......可愛いな」
「...おう、確かに可愛い」
「エースお前っこれを毎朝見られるとかどんだけ幸せな野郎なんだよ」
「...そんなに珍しい事なのか?」
「当ったり前だろっ!あの名無しさんだぞ?普段は綺麗な印象の方が強ェし、相当腕も立つからさ全然想像つかなかった分....凄ェよこれは」
めちゃくちゃ可愛いっ!と打ち震えながら喋るサボに今日は俺が起こしてみてもいいかっ?と聞かれたので、好きにしろよと頷いて様子を見守るエース。
「おい名無しさん、起きろよっ...もう朝だぞ」
「.............ん」
「エースっ!可愛いっ!!」
「....分かった、分かったからよォ、ちゃんと起こしてやれ」
せっかく立ち上がっていつもの落ち着いた声を出していたのに一瞬でこちらを振り返って口元を抑えながら可愛いと小声で叫んでくるサボを見て苦笑するしかないエース。
するとコホンと何故か咳払いをしたサボが改めて名無しさんを起こし始めた。
「名無しさんっ...名無しさん、そろそろ起きろ」
「.......んんっ.........」
「朝だぞ、起きろよ」
「..................さ、ぼ?」
「んぐっ!.......おう、そうだよ俺だ」
「...........おはよー、さん」
「エーーースっ!!」
コレっ!という風に名無しさんを指差して頭を振るサボの言いたい事が全力で分かった気がして、呆れながらエースも立ち上がる。
「名無しさん、やァーっと起きたのかよ」
「....えーすもか、おはよーさん」
「はいはいおはよーさん。んじゃァおれらは先にキッチンに行ってるからよ名無しさんもさっさと着替えて来いよな〜」
未だに感動するサボの首を引っ掴んで部屋を後にしたエースにまだ上手く頭の回っていない名無しさんは、朝から仲が良いなあという風にだけ思っていた。
....楽しい一日の幕開けである。