エンドライフ③
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《54.助けてマルコ》
朝から一体どこに入るのかと言うぐらいガツガツと食べ続けるエース。ここまで美味しそうにされると嬉しいな何て思いながらその様子を見つめる。
(...サッチから見てた景色もこんな感じやったんやろな)
ルフィ程では無いがハムスターのようにもぐもぐと次から次へと口に含んでいく様は、見ているだけで気持ちが良い。
「もぐもぐっ名無しさんはよォ、もぐもぐもぐ」
「ん?何て?」
「もぐもぐもぐもぐ...ごくんっ。名無しさんはよォ料理人でもねェのに何で昔っから美味ェメシ作れたりすんだ?そういやずーっと疑問だったんだよなァ」
「あぁ、ずっと一人暮らし...実家を出て一人で過ごしとったからなー。後はまあ美味しいもん食べるの好きやし(笑)」
「ハハっ!お前らしいなァ」
「.....てか、エースも美味しいって思ってくれとったんか」
「あァ?今更過ぎるだろ、お前...」
何当たり前の事言ってんだとでも言いたげな物言いに少なからずも驚いて。だってそうなのだ、確かに小さい時はハンバーグが好きだとか炊き込みご飯が好きだとか色々口を滑らせながら言ってはくれていたけれど、大人になってからは一度も聞いた事が無かったから。
週一で朝食時に出していた和食もイゾウや親父達とは違って毎回と言う程では無かった上、寧ろ回数はほとんどなかったように思えた。
(...サッチの料理の方が断然美味しいから、てっきりうちの作るものはそんなに好みちゃうんかと思っとったわ...へぇ...そっか)
思いも寄らなかった事実に口角は自然と上がってしまって顔がニヤける。あんなたった一言でここまで幸せになれるのだから我ながら単純だなぁと感じながらお礼を告げた。
「ありがとうエース、めっちゃ嬉しいっ」
「な、んだよお前改まって...んなもん礼言われる程のもんじゃねェだろ」
「いいねんうちが嬉しいねんからっ。てっきりエースはうちのご飯そんな好みちゃうんやと思っとったからさ、嬉しいんよな〜」
やって週一の和食会の時ほとんど食べにこんかったやろ?と笑いながら話しかければ、何かを思い出したのがムスっとしながら視線を落としたエース。
「あれは....お前、その〜.....よォ」
「....何や、そんな気にせんで?別にご飯の好みぐらい誰にでもあ
「それは違ェ!名無しさんの作るメシは..............好きだ」
「!へ、へぇ〜そうなんか、」
突然のデレに驚きながら照れていると、尚も口をもごもごとしながらもエースが口を開いた。
「........おれの、好きなやつがなかったじゃねェーか」
「.....は」
「...だからよォ、おれが名無しさんと再会してから初めてのワショク会?っつーやつに当たった日、丸い肉のが...無かったじゃねェか」
マルコから聞いたけど、あの食事はあいつらの好きそうなもんをメインに作ってたんだろ?と不貞腐れながら言い放ったものだから、ちょっと待ってくれと自分の中の理性を総動員させる。
(........んーと?つまり、エースは...密かにハンバーグを楽しみにしとったのに、無かったから拗ねてもとったって事....?は、かわいすぎひんか....天使なの?)
何を言われたのか言葉を理解はしたが、理解は出来ない。
こんなに可愛い成人済男性がこの世に存在するのだろうかと、打ち震えそうになった足を叱咤して顔をそっと手のひらで隠す。
深呼吸をして自分を落ち着かせていると、またもやエースは爆弾を放り込んできたので、ちょっとそういう連続攻撃は事前に許可を取って欲しい。心臓がいくらあっても足りなさ過ぎる。
「...イゾウとか親父とか...マルコにだってよ、好きなもん作ってやってんのにおれのはお前作って無かったじゃねェか。......ずりィだろ、そんなもん」
「っ......(......かっ......かわいい)」
「ずーっとおれ達だけのもんだったのによォ...。おれの知らねェ間に周りもそれを知ってるっつーのは、面白くねェだろ、普通」
....つまりそれは嫉妬では!と、叫びたくなった気持ちを抑え込んで可愛いと言ってしまいそうな口を手のひらで塞ぐ。
「...........なァ名無しさん、今思ってる事当ててやろうか?」
「!......いやや」
「まァーたお前、性懲りも無くおれの事可愛いって言おうとしたんだろ。...名無しさん、正直に言えよ?」
「可愛い!!」
「早ェーよ!もうちょっと上手く誤魔化せってんだ!」
ったくこっちは真剣に教えてやってんのによォ〜と肘をつきながら一層不貞腐れた顔を見て、申し訳無いけれどニコニコが止まらない。
「はァ〜...もうお前にゃこの事は言わねェーよ」
「今日の晩その丸いやつ作ろか?」
「..........」
「あれ?いらんかった?」
「...........食いてェ」
んだよもうっ!と言いながら頭をがしがしとかいて、少しほっぺを赤くしたエースが眉を寄せ「まるでガキみてェーにねだったみてェじゃねェーかよ」と見つめながら言ってくるので、「リクエスト程嬉しいもんはないで」と笑って返せばキョトンとした後ふいっと顔を背けていた。
......本間に、可愛いすぎるんやけどどうしてくれよう。
今日も今日とて格好良いだけじゃ飽き足らず可愛いさまで爆発しているのだから、こう言う時に気持ちの安定剤的存在のマルコに凄く会いたくなった。
マルコ、助けてくれ。エースが可愛いんだと電話をしたくなったそんな幸せな朝。
朝から一体どこに入るのかと言うぐらいガツガツと食べ続けるエース。ここまで美味しそうにされると嬉しいな何て思いながらその様子を見つめる。
(...サッチから見てた景色もこんな感じやったんやろな)
ルフィ程では無いがハムスターのようにもぐもぐと次から次へと口に含んでいく様は、見ているだけで気持ちが良い。
「もぐもぐっ名無しさんはよォ、もぐもぐもぐ」
「ん?何て?」
「もぐもぐもぐもぐ...ごくんっ。名無しさんはよォ料理人でもねェのに何で昔っから美味ェメシ作れたりすんだ?そういやずーっと疑問だったんだよなァ」
「あぁ、ずっと一人暮らし...実家を出て一人で過ごしとったからなー。後はまあ美味しいもん食べるの好きやし(笑)」
「ハハっ!お前らしいなァ」
「.....てか、エースも美味しいって思ってくれとったんか」
「あァ?今更過ぎるだろ、お前...」
何当たり前の事言ってんだとでも言いたげな物言いに少なからずも驚いて。だってそうなのだ、確かに小さい時はハンバーグが好きだとか炊き込みご飯が好きだとか色々口を滑らせながら言ってはくれていたけれど、大人になってからは一度も聞いた事が無かったから。
週一で朝食時に出していた和食もイゾウや親父達とは違って毎回と言う程では無かった上、寧ろ回数はほとんどなかったように思えた。
(...サッチの料理の方が断然美味しいから、てっきりうちの作るものはそんなに好みちゃうんかと思っとったわ...へぇ...そっか)
思いも寄らなかった事実に口角は自然と上がってしまって顔がニヤける。あんなたった一言でここまで幸せになれるのだから我ながら単純だなぁと感じながらお礼を告げた。
「ありがとうエース、めっちゃ嬉しいっ」
「な、んだよお前改まって...んなもん礼言われる程のもんじゃねェだろ」
「いいねんうちが嬉しいねんからっ。てっきりエースはうちのご飯そんな好みちゃうんやと思っとったからさ、嬉しいんよな〜」
やって週一の和食会の時ほとんど食べにこんかったやろ?と笑いながら話しかければ、何かを思い出したのがムスっとしながら視線を落としたエース。
「あれは....お前、その〜.....よォ」
「....何や、そんな気にせんで?別にご飯の好みぐらい誰にでもあ
「それは違ェ!名無しさんの作るメシは..............好きだ」
「!へ、へぇ〜そうなんか、」
突然のデレに驚きながら照れていると、尚も口をもごもごとしながらもエースが口を開いた。
「........おれの、好きなやつがなかったじゃねェーか」
「.....は」
「...だからよォ、おれが名無しさんと再会してから初めてのワショク会?っつーやつに当たった日、丸い肉のが...無かったじゃねェか」
マルコから聞いたけど、あの食事はあいつらの好きそうなもんをメインに作ってたんだろ?と不貞腐れながら言い放ったものだから、ちょっと待ってくれと自分の中の理性を総動員させる。
(........んーと?つまり、エースは...密かにハンバーグを楽しみにしとったのに、無かったから拗ねてもとったって事....?は、かわいすぎひんか....天使なの?)
何を言われたのか言葉を理解はしたが、理解は出来ない。
こんなに可愛い成人済男性がこの世に存在するのだろうかと、打ち震えそうになった足を叱咤して顔をそっと手のひらで隠す。
深呼吸をして自分を落ち着かせていると、またもやエースは爆弾を放り込んできたので、ちょっとそういう連続攻撃は事前に許可を取って欲しい。心臓がいくらあっても足りなさ過ぎる。
「...イゾウとか親父とか...マルコにだってよ、好きなもん作ってやってんのにおれのはお前作って無かったじゃねェか。......ずりィだろ、そんなもん」
「っ......(......かっ......かわいい)」
「ずーっとおれ達だけのもんだったのによォ...。おれの知らねェ間に周りもそれを知ってるっつーのは、面白くねェだろ、普通」
....つまりそれは嫉妬では!と、叫びたくなった気持ちを抑え込んで可愛いと言ってしまいそうな口を手のひらで塞ぐ。
「...........なァ名無しさん、今思ってる事当ててやろうか?」
「!......いやや」
「まァーたお前、性懲りも無くおれの事可愛いって言おうとしたんだろ。...名無しさん、正直に言えよ?」
「可愛い!!」
「早ェーよ!もうちょっと上手く誤魔化せってんだ!」
ったくこっちは真剣に教えてやってんのによォ〜と肘をつきながら一層不貞腐れた顔を見て、申し訳無いけれどニコニコが止まらない。
「はァ〜...もうお前にゃこの事は言わねェーよ」
「今日の晩その丸いやつ作ろか?」
「..........」
「あれ?いらんかった?」
「...........食いてェ」
んだよもうっ!と言いながら頭をがしがしとかいて、少しほっぺを赤くしたエースが眉を寄せ「まるでガキみてェーにねだったみてェじゃねェーかよ」と見つめながら言ってくるので、「リクエスト程嬉しいもんはないで」と笑って返せばキョトンとした後ふいっと顔を背けていた。
......本間に、可愛いすぎるんやけどどうしてくれよう。
今日も今日とて格好良いだけじゃ飽き足らず可愛いさまで爆発しているのだから、こう言う時に気持ちの安定剤的存在のマルコに凄く会いたくなった。
マルコ、助けてくれ。エースが可愛いんだと電話をしたくなったそんな幸せな朝。