エンドライフ③
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《53.二人の生活》
「おい、名無しさんいい加減起きろって」
「...........んん.....」
「は〜...ったくよォ。もうちょっと警戒心でも持てっつーの」
ルフィ達と離れてからしばらく、エースはうちの船で一緒に過ごす事となった為毎朝のように起こしに来てくれるようになっていた。
初めは寝起きに顔面ドアップのエースの顔は色んな意味で悲鳴をあげそうになるぐらいビックリしてしまっていたが、慣れとは怖いもので今はもう寝起きにエースが居るのが当たり前となってしまっている。
「名無しさん〜〜、おーいっ起きろー」
「ん..........えーす?」
「あァ、おれだよ。そろそろ起きろよ、朝メシにしようぜ」
「.......はいよ〜...」
「だァから寝んなって!」
昨日読んでいた本が面白くてついつい夜更かしをしてしまっていたのが祟ったのか上半身を起こすもいつもより目が開かない。頑張って開けようとしても瞼がそれを拒むのだ。このままではまた眠ってしまうと揺れる身体で思っていると、頭の上にふわりと温もりが乗せられてゆったりと撫でられる。
「...!!」
「おっ、起きたか。相っ変わらず朝は弱ェよなァ名無しさんは(笑)」
「お、はようさん」
「おうっおはよーさん!んじゃァさっさと着替えて出てこいよ〜」
温もりの正体にはっとして一気に覚醒すれば、思ったよりも近かったエースの顔に一瞬驚く。何よりもその表情はここ最近よく見かけるようになった柔らかい笑顔のようなもので。
(.....は〜...あの顔、本間心臓に悪いんよな....。)
両手で顔を仰ぎながら少し熱くなってしまったほっぺの熱を覚ましていく。
大切なものにでも触れるかのように、見つめているかのように接してくるエース。これではまるでエースに特別に扱われているような勘違いを起こしそうな気分になってしまうのがまずかった。
(前はもっと....もうちょっと違った気がするけど、何や?)
明確にどこがとは言えないが、親父の船に居る時とはどことなく雰囲気や距離が違う気がするのだ。でもまあエースも無意識っぽいし、うちの考え過ぎなんやろうけどなと思いながら中襦袢を着て上の着物を身につけていく。
さて、今日はどの方角に向かうのかなと思いながら部屋のドアを開けた。
「エースごめんなー起こしてくれてありがとう」
「別に気すんなよ、今に始まった事じゃねェしな。それよりもよォ...肉食いてェ!」
腹減ったー!などと言いながら嬉しそうにマストから飛び降りてきて目の前で笑う。その様にふっと頬が緩めば目が合ったエースの腕が一瞬こちらに伸びかけて止まる。
「ん?どうした?」
「...!あァ、いやっ何でもねェ。それよりも早く朝メシ済ませちまおうぜっ!おれァ先に行ってるなー!」
「おわっ...とと。.....何や?」
駆けるように隣を走り抜けて行ったエース。
...これもこの船に来てから見るようになった仕草の一つで、度々うちに手を伸ばしかけるものの何かに気がついたように笑って濁すのだ。
何かあったのかと問いかけて見るも上手くはぐらかされてしまって原因は掴めない。もしかして顔に汚れがついてしまっているのかなと思い何度か鏡で確認した事があったのだが、特に汚れた様子は無かった。
(話したくなさそうやから無理には聞かへんけど、気にはなるよなあ...)
出来る限りでエースの力にはなりたいが無理強いはしたくない。まあ、その時が来れば自ずと分かるかと思いながら頭の中で献立を組み立てていく。
そういえば昨日おろしていたお肉があったな何てお腹を空かせているだろうエースの姿を思い出して笑った。
「.....もっ回説得したら、引き返してくれへんかなあ」
船に降り注いでくる太陽と澄んだ空気。
湿り気のある海独特の香りを纏ったそれは胸の奥に閉じ込めるだけで、ワクワクするような切なくなるような魅力を放っていた。
「おい、名無しさんいい加減起きろって」
「...........んん.....」
「は〜...ったくよォ。もうちょっと警戒心でも持てっつーの」
ルフィ達と離れてからしばらく、エースはうちの船で一緒に過ごす事となった為毎朝のように起こしに来てくれるようになっていた。
初めは寝起きに顔面ドアップのエースの顔は色んな意味で悲鳴をあげそうになるぐらいビックリしてしまっていたが、慣れとは怖いもので今はもう寝起きにエースが居るのが当たり前となってしまっている。
「名無しさん〜〜、おーいっ起きろー」
「ん..........えーす?」
「あァ、おれだよ。そろそろ起きろよ、朝メシにしようぜ」
「.......はいよ〜...」
「だァから寝んなって!」
昨日読んでいた本が面白くてついつい夜更かしをしてしまっていたのが祟ったのか上半身を起こすもいつもより目が開かない。頑張って開けようとしても瞼がそれを拒むのだ。このままではまた眠ってしまうと揺れる身体で思っていると、頭の上にふわりと温もりが乗せられてゆったりと撫でられる。
「...!!」
「おっ、起きたか。相っ変わらず朝は弱ェよなァ名無しさんは(笑)」
「お、はようさん」
「おうっおはよーさん!んじゃァさっさと着替えて出てこいよ〜」
温もりの正体にはっとして一気に覚醒すれば、思ったよりも近かったエースの顔に一瞬驚く。何よりもその表情はここ最近よく見かけるようになった柔らかい笑顔のようなもので。
(.....は〜...あの顔、本間心臓に悪いんよな....。)
両手で顔を仰ぎながら少し熱くなってしまったほっぺの熱を覚ましていく。
大切なものにでも触れるかのように、見つめているかのように接してくるエース。これではまるでエースに特別に扱われているような勘違いを起こしそうな気分になってしまうのがまずかった。
(前はもっと....もうちょっと違った気がするけど、何や?)
明確にどこがとは言えないが、親父の船に居る時とはどことなく雰囲気や距離が違う気がするのだ。でもまあエースも無意識っぽいし、うちの考え過ぎなんやろうけどなと思いながら中襦袢を着て上の着物を身につけていく。
さて、今日はどの方角に向かうのかなと思いながら部屋のドアを開けた。
「エースごめんなー起こしてくれてありがとう」
「別に気すんなよ、今に始まった事じゃねェしな。それよりもよォ...肉食いてェ!」
腹減ったー!などと言いながら嬉しそうにマストから飛び降りてきて目の前で笑う。その様にふっと頬が緩めば目が合ったエースの腕が一瞬こちらに伸びかけて止まる。
「ん?どうした?」
「...!あァ、いやっ何でもねェ。それよりも早く朝メシ済ませちまおうぜっ!おれァ先に行ってるなー!」
「おわっ...とと。.....何や?」
駆けるように隣を走り抜けて行ったエース。
...これもこの船に来てから見るようになった仕草の一つで、度々うちに手を伸ばしかけるものの何かに気がついたように笑って濁すのだ。
何かあったのかと問いかけて見るも上手くはぐらかされてしまって原因は掴めない。もしかして顔に汚れがついてしまっているのかなと思い何度か鏡で確認した事があったのだが、特に汚れた様子は無かった。
(話したくなさそうやから無理には聞かへんけど、気にはなるよなあ...)
出来る限りでエースの力にはなりたいが無理強いはしたくない。まあ、その時が来れば自ずと分かるかと思いながら頭の中で献立を組み立てていく。
そういえば昨日おろしていたお肉があったな何てお腹を空かせているだろうエースの姿を思い出して笑った。
「.....もっ回説得したら、引き返してくれへんかなあ」
船に降り注いでくる太陽と澄んだ空気。
湿り気のある海独特の香りを纏ったそれは胸の奥に閉じ込めるだけで、ワクワクするような切なくなるような魅力を放っていた。