エンドライフ③
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《44. 変わらない君 》
「ねえ名無しさんさん、本当にそのままでいいの?」
「うん、いいねん今日は。あ、タオルケットだけ貰ってもいいか?」
「それは大丈夫だけど、何ならサンジくんやゾロに頼んで無理にでも剥がして貰う事も出来るけどどうする?」
「んー...ほなまたこれが続くようやったらそん時にお願いしよかな(笑)」
「....そう?じゃあ今夜は名無しさんさんに任せたわね、ありがとう。何かあれば今日の不寝番としてあそこにゾロがいるし声をかけてくれれば大丈夫だから」
ああ見えてあいつ、結構頼りになるのよと笑って部屋に入って行くナミを笑顔で見送りそのままルフィを覗き見た。白ひげの船は比較的皆遅くまで騒いでいた為、ルフィ達の船は案外健全な時間に皆眠るのだなと思いながらナミから受け取ったタオルケットを未だ目を閉じているルフィにそっとかけるとたじろぐ身体。
「......。なぁルフィ、とっくに起きとうんやろ」
実は結構前から気がついていたのだが、ルフィがずっと寝たフリを続けているので何となく甘えられている気がしてしまいそのままにしていたのだ。
案の定声を掛ければ膨れたような顔をしながら目を開けるルフィ。変わらへんなと笑いながら理由を尋ねれば余りにも可愛い返答が返ってきた。
「....だってよォ、おれがまた寝ちまったら前みたく名無しさんが居なくなっちまうかもしれねェーだろ?」
だから、捕まえておくんだと起きたにも関わらず腰に抱きついたままのルフィに可愛いなーと笑って頭を撫でれば男に可愛いは失礼なんだぞと返されたので、ルフィも成長しているのだなと感慨深くなる。
ルフィを宥めてメリーの甲板付近で話をしようと誘えば嬉しそうについてくるので昔からその笑顔が好きだったなとふと思い出して頬が緩んだ。
(変わらんなぁ....ルフィも)
当たり前の事実を嬉しく思いながら角の取れた手摺り部分に背を預けると思ったよりも幅が広くて座りやすい。一つのタオルケットを2人で分け合えばルフィの高い体温がこちらにまで滲んでくるようで、油断すると寝てしまいそうだなと思ってしまった。
「なあルフィ、ここに来るまでの話聞かせてよ」
「ん?何だお前コルボ山のもエースから聞いてねェーのか?」
「勿論聞いたけどさルフィからみた世界はどうやったのかなって思ってなー。良ければ聞かせてよ」
「おうっそう言う事ならいいぞーっ!ニッシッシッおれも強くなったからなァ...たーっくさん冒険の話してやる」
そう言って両手をグーっと上に伸ばして満面の笑みで笑うルフィは小さい頃から何一つ変わっていなくてほんの小さな事なのに嬉しくなる。それでも身体は今じゃもう、自分よりもかなり大きくてお前こんなにチビだったか?と言われてしまった程だった。
思い出して笑っているとおいっ聞いてんのか?!とブーブー言いながら顔を近づけてくるものだから、麦わら帽子を撫でれば嬉しそうにする。
「ごめんごめん聞いとうよ(笑)それで、その変な顔した森の主はどんなんやったん」
「へへへっ名無しさんが見たらビックリすんだろうなァ〜っ!見せてやりたかったよ、本当すげェーんだ!」
エースとサボとの楽しかった日々、ガープさんとの修行の大変さ、自分の国を持って競い合った事やナグリさんが心配していたという事、そしてサボの話もしてくれた。
...本当はルフィにも真実を今すぐにでも話したかったがエースにこの件を伝えた時、あいつはサボを探し回りかねない上記憶を戻そうと無茶をするはずだからサボの記憶が戻るまでルフィには内緒だという約束をさせられていたのだ。
「....そっかぁ、本間に色んな事があったんやな」
「そうだなァ〜エースが先に海に出ちまって本当はちょびっと寂しかったんだけどよ、いつかまた会えるって信じてたし実際お前にもやっと会えた!」
だから、エースにも会えそうな気がするしよ何も心配してねェーんだと嬉しそうに笑ったルフィに楽しみやなとめいっぱいの笑顔を返す。
そこでルフィに、ちょうどエースを探している途中だからそれまでの少し間一緒に旅をしていいかと尋ねればそれはそれは嬉しそうな顔をして目をキラキラとさせながら抱きついてきた!
「本当か名無しさんっ!!うわぁああそんなもん良いに決まってんじゃねェーかっ!ひゃっほーーーい」
「あっ、ちょっルフィ!危ないっ危ないからっ!うわ怖っ!」
「やったーー!名無しさんが仲間になったぞーー!」
「ちゃうちゃうっ!ってちょ、ルフィー!」
抱きついてきたままグルグルと回したり船中飛び跳ねたりと皆がもう寝た後だと言うのに大声で騒ぎ倒すルフィ。
当然そんなに騒いでいれば皆が起きてくるのは当たり前で部屋のあちこちから避難の声が集中し、不寝番をしていたゾロに至っては笑い声をあげていたのは言うまでもない。
「ねえ名無しさんさん、本当にそのままでいいの?」
「うん、いいねん今日は。あ、タオルケットだけ貰ってもいいか?」
「それは大丈夫だけど、何ならサンジくんやゾロに頼んで無理にでも剥がして貰う事も出来るけどどうする?」
「んー...ほなまたこれが続くようやったらそん時にお願いしよかな(笑)」
「....そう?じゃあ今夜は名無しさんさんに任せたわね、ありがとう。何かあれば今日の不寝番としてあそこにゾロがいるし声をかけてくれれば大丈夫だから」
ああ見えてあいつ、結構頼りになるのよと笑って部屋に入って行くナミを笑顔で見送りそのままルフィを覗き見た。白ひげの船は比較的皆遅くまで騒いでいた為、ルフィ達の船は案外健全な時間に皆眠るのだなと思いながらナミから受け取ったタオルケットを未だ目を閉じているルフィにそっとかけるとたじろぐ身体。
「......。なぁルフィ、とっくに起きとうんやろ」
実は結構前から気がついていたのだが、ルフィがずっと寝たフリを続けているので何となく甘えられている気がしてしまいそのままにしていたのだ。
案の定声を掛ければ膨れたような顔をしながら目を開けるルフィ。変わらへんなと笑いながら理由を尋ねれば余りにも可愛い返答が返ってきた。
「....だってよォ、おれがまた寝ちまったら前みたく名無しさんが居なくなっちまうかもしれねェーだろ?」
だから、捕まえておくんだと起きたにも関わらず腰に抱きついたままのルフィに可愛いなーと笑って頭を撫でれば男に可愛いは失礼なんだぞと返されたので、ルフィも成長しているのだなと感慨深くなる。
ルフィを宥めてメリーの甲板付近で話をしようと誘えば嬉しそうについてくるので昔からその笑顔が好きだったなとふと思い出して頬が緩んだ。
(変わらんなぁ....ルフィも)
当たり前の事実を嬉しく思いながら角の取れた手摺り部分に背を預けると思ったよりも幅が広くて座りやすい。一つのタオルケットを2人で分け合えばルフィの高い体温がこちらにまで滲んでくるようで、油断すると寝てしまいそうだなと思ってしまった。
「なあルフィ、ここに来るまでの話聞かせてよ」
「ん?何だお前コルボ山のもエースから聞いてねェーのか?」
「勿論聞いたけどさルフィからみた世界はどうやったのかなって思ってなー。良ければ聞かせてよ」
「おうっそう言う事ならいいぞーっ!ニッシッシッおれも強くなったからなァ...たーっくさん冒険の話してやる」
そう言って両手をグーっと上に伸ばして満面の笑みで笑うルフィは小さい頃から何一つ変わっていなくてほんの小さな事なのに嬉しくなる。それでも身体は今じゃもう、自分よりもかなり大きくてお前こんなにチビだったか?と言われてしまった程だった。
思い出して笑っているとおいっ聞いてんのか?!とブーブー言いながら顔を近づけてくるものだから、麦わら帽子を撫でれば嬉しそうにする。
「ごめんごめん聞いとうよ(笑)それで、その変な顔した森の主はどんなんやったん」
「へへへっ名無しさんが見たらビックリすんだろうなァ〜っ!見せてやりたかったよ、本当すげェーんだ!」
エースとサボとの楽しかった日々、ガープさんとの修行の大変さ、自分の国を持って競い合った事やナグリさんが心配していたという事、そしてサボの話もしてくれた。
...本当はルフィにも真実を今すぐにでも話したかったがエースにこの件を伝えた時、あいつはサボを探し回りかねない上記憶を戻そうと無茶をするはずだからサボの記憶が戻るまでルフィには内緒だという約束をさせられていたのだ。
「....そっかぁ、本間に色んな事があったんやな」
「そうだなァ〜エースが先に海に出ちまって本当はちょびっと寂しかったんだけどよ、いつかまた会えるって信じてたし実際お前にもやっと会えた!」
だから、エースにも会えそうな気がするしよ何も心配してねェーんだと嬉しそうに笑ったルフィに楽しみやなとめいっぱいの笑顔を返す。
そこでルフィに、ちょうどエースを探している途中だからそれまでの少し間一緒に旅をしていいかと尋ねればそれはそれは嬉しそうな顔をして目をキラキラとさせながら抱きついてきた!
「本当か名無しさんっ!!うわぁああそんなもん良いに決まってんじゃねェーかっ!ひゃっほーーーい」
「あっ、ちょっルフィ!危ないっ危ないからっ!うわ怖っ!」
「やったーー!名無しさんが仲間になったぞーー!」
「ちゃうちゃうっ!ってちょ、ルフィー!」
抱きついてきたままグルグルと回したり船中飛び跳ねたりと皆がもう寝た後だと言うのに大声で騒ぎ倒すルフィ。
当然そんなに騒いでいれば皆が起きてくるのは当たり前で部屋のあちこちから避難の声が集中し、不寝番をしていたゾロに至っては笑い声をあげていたのは言うまでもない。