エンドライフ
夢小説設定
ご利用の端末、あるいはブラウザ設定では夢小説機能をご利用になることができません。
古いスマートフォン端末や、一部ブラウザのプライベートブラウジング機能をご利用の際は、機能に制限が掛かることがございます。
《14.ぬくもり》
あれから静かに部屋に戻ってみれば案の定すやすやと眠っていて、その余りのあどけなさについ見入ってしまう。
(こんなちっこい頃から可愛いかったんか....
.....はーーーー、幸せ)
エースにも小さい時があったんやなあと当たり前の事を思いながらもいつまでも眺めていられるから不思議。
泣いて体力を消耗したのもあったけど今はただ、すぐに眠って夢のような時間が終わるのだけはどうしても避けたかった。
夢
偶然
一時的
もしかしたら、次こそは覚めてしまうんじゃないかと少し怖かったのも、正直ある。
いつの間にか頭を撫でていた手はそのままに枕をばふんと離して並べてみた。
「ちょっとだけ、しつれーい」
起こさないようにと距離は明けつつ、寝転がったまま寝顔を眺めてみる。
(.....いきてる)
昼間よりはマシになった眉間にほっこりしつつも、どうか、一つでも多く幸せに生きて欲しいなと柄にも無い事を思ってしまう。
(守りたいな....ずっと、生きてて欲しいな)
脳裏に浮かぶエースのシーンが頭を過って人知れずまた、涙は流れたけれど、今はもうそれを知られる瞳は閉じられているから
せっかく洗った顔面をまた、静かに 静かに濡らしていた。
(大好きやで、エース)
「おやすみ」
いつの間にか、明るくなってきた外の気配と気持ちの良い空気を身体に満たしながらそっと、瞳を閉じる。
どうかまた
この目にエースを映せますように。
神とも知れぬ存在に祈りながら手のひらに宿る温もりをかみしめた。
(あぁ、幸せ、やなあ...)
悲しさと幸せが、止まる事なく押し寄せて溢れそうになる雫は閉じたままの瞳に押し込んだ。
あれから静かに部屋に戻ってみれば案の定すやすやと眠っていて、その余りのあどけなさについ見入ってしまう。
(こんなちっこい頃から可愛いかったんか....
.....はーーーー、幸せ)
エースにも小さい時があったんやなあと当たり前の事を思いながらもいつまでも眺めていられるから不思議。
泣いて体力を消耗したのもあったけど今はただ、すぐに眠って夢のような時間が終わるのだけはどうしても避けたかった。
夢
偶然
一時的
もしかしたら、次こそは覚めてしまうんじゃないかと少し怖かったのも、正直ある。
いつの間にか頭を撫でていた手はそのままに枕をばふんと離して並べてみた。
「ちょっとだけ、しつれーい」
起こさないようにと距離は明けつつ、寝転がったまま寝顔を眺めてみる。
(.....いきてる)
昼間よりはマシになった眉間にほっこりしつつも、どうか、一つでも多く幸せに生きて欲しいなと柄にも無い事を思ってしまう。
(守りたいな....ずっと、生きてて欲しいな)
脳裏に浮かぶエースのシーンが頭を過って人知れずまた、涙は流れたけれど、今はもうそれを知られる瞳は閉じられているから
せっかく洗った顔面をまた、静かに 静かに濡らしていた。
(大好きやで、エース)
「おやすみ」
いつの間にか、明るくなってきた外の気配と気持ちの良い空気を身体に満たしながらそっと、瞳を閉じる。
どうかまた
この目にエースを映せますように。
神とも知れぬ存在に祈りながら手のひらに宿る温もりをかみしめた。
(あぁ、幸せ、やなあ...)
悲しさと幸せが、止まる事なく押し寄せて溢れそうになる雫は閉じたままの瞳に押し込んだ。