エンドライフ
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《13.不器用なそれ》
一体どのくらいの時間そうしていたのだろうか。
大人気もなく、こんな小さな子供の前で号泣したのは人生初。段々と、耳に届いてきた風鈴の音に一気に頭が冷静になる。
「えっと.....、急にごめんな」
「.......っ」
ゆっくりと体を離してみれば、勢いよく距離を取られてしまいあっという間に部屋を出ていってしまうエース。
(あちゃー...やってもた。いきなし見ず知らずの奴に抱きつかれるとか、そら、びっくりするよな)
走り去った扉をしばらく眺め、今日は色んな事があり過ぎて余裕何てものはあったもんじゃなかったにしろ、突然は駄目だったよなと大反省。
思えば結構時間も経っているように感じる。そろそろ部屋で寝て貰わった方がいいだろなと思い、膝を立てようとしたその時だった
ーばしっ
「いった」
顔面にタオルが勢いよく飛んできて思わず倒れそうになる。
「タオル.....?え、なんで」
「ブス」
「なっ...!」
もう用が済んだとでも言うようにそれだけ吐き捨てていそいそとお布団に戻るエース。これ以上会話する気はないようだ
「...さてと、ブスは顔でも洗ってこようかね〜」
「........」
おちゃらけてそういえば、お布団を頭まで被り直したエースに思わず笑みが溢れる。
「ハハッ!冗談(笑)エース、タオルありがとうな」
掛けた言葉に返事はないものの素直じゃない優しさにやっぱり心はほっこりとした。
(なんでここに来たかは分からへんけど、
エースが生きてる時にこれたのなら、思いっきり楽しも)
静かに戸を閉めつつもあちこちで聞こえる寝息にどこかで安心して、今日は暫く眠れそうにないなと1人心に思った。
一体どのくらいの時間そうしていたのだろうか。
大人気もなく、こんな小さな子供の前で号泣したのは人生初。段々と、耳に届いてきた風鈴の音に一気に頭が冷静になる。
「えっと.....、急にごめんな」
「.......っ」
ゆっくりと体を離してみれば、勢いよく距離を取られてしまいあっという間に部屋を出ていってしまうエース。
(あちゃー...やってもた。いきなし見ず知らずの奴に抱きつかれるとか、そら、びっくりするよな)
走り去った扉をしばらく眺め、今日は色んな事があり過ぎて余裕何てものはあったもんじゃなかったにしろ、突然は駄目だったよなと大反省。
思えば結構時間も経っているように感じる。そろそろ部屋で寝て貰わった方がいいだろなと思い、膝を立てようとしたその時だった
ーばしっ
「いった」
顔面にタオルが勢いよく飛んできて思わず倒れそうになる。
「タオル.....?え、なんで」
「ブス」
「なっ...!」
もう用が済んだとでも言うようにそれだけ吐き捨てていそいそとお布団に戻るエース。これ以上会話する気はないようだ
「...さてと、ブスは顔でも洗ってこようかね〜」
「........」
おちゃらけてそういえば、お布団を頭まで被り直したエースに思わず笑みが溢れる。
「ハハッ!冗談(笑)エース、タオルありがとうな」
掛けた言葉に返事はないものの素直じゃない優しさにやっぱり心はほっこりとした。
(なんでここに来たかは分からへんけど、
エースが生きてる時にこれたのなら、思いっきり楽しも)
静かに戸を閉めつつもあちこちで聞こえる寝息にどこかで安心して、今日は暫く眠れそうにないなと1人心に思った。