エンドライフ③
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《23. 見え隠れする独占の欲》
たまにこういう真剣な目をしてくるので未だにこの眼差しには慣れずにいると、ちょいちょいと袂を引っ張ってくるので子犬か何かなのか...!!と今度は悶えそうになる心を押さえつけてコホンと咳払いしてから声を整えた。
「好きになった人がタイプって言うた」
「...................は」
「やから、好きになった人がやな?」
「いや聞こえてるっつーの!そういう意味で聞き返したんじゃねェっ」
てっきりこの距離で聞こえなかったのかと思って言い直したのにそうではないらしい。じゃあ何をそんなにむしゃくしゃしてるんや?と見つめていると、頭を抱えながら横目でチラリとこちらを見てきた。.....可愛い。
「.....んな抽象的な答え方有りなのかよ」
「マルコ達やって十分似たようなもんやったやん」
「は?あいつらも好みのタイプ答えたって言ってたぞ....?」
「........エース、騙されたんやな」
ポクポクと、数秒経ってからあいつらと怒りの声を上げたエースにまぁまぁと宥めながらも笑ってしまう。何だこの可愛い生き物は。
「おまっ...笑ってんじゃねェーよっ!」
「かっ....!」
「おい名無しさんお前今可愛いって言おうとしただろ」
「...自意識過剰やで」
「その前にお前がそのニヤニヤ顔をやめろっ!バレてんだよ」
そんな応酬をしながら堪えきれずに笑っているとヘソを曲げてしまったのか半目になりながら口をへの字にして問いかけてくる。何、本間可愛いな。
「...んじゃァ、マルコ達は何て答えてたんだよ」
「えーっとな、マルコが確か声で、イゾウが所作が美しい人、ビスタは笑顔やなっ!」
「あの本関係ねェーじゃねェかっ!!」
「そうやねん、面白いよなーははっ(笑)」
だからあの時イゾウの奴変な顔してたのかよとぶつぶつ言いながら何でおれだけあんな意地の悪ィ質問をよ...などと呟いている。するとそこで何かに思い当たったのか、ガバッとこちらを振り向いたものだからいきなりの事に驚いて心臓がヒュンと飛び跳ねた。
「びっ...くりしたぁ〜....やめてよいきなし...心臓跳ねたで」
「なァ名無しさんその話が本当ならよ、何でお前あの時顔面真っ赤に何かしてたんだ?今の話だけじゃお前が照れる要素なかっただろ」
何気無しに問うてきたエースの言葉を飲み込んで理解すると同時にあの時の場面がバババッと脳裏に蘇り気恥ずかしい気持ちを思い出してしまって俯いた。
その様子にエースが眉を寄せた事何て気がつかなかった名無しさんは赤くなった顔を軽く髪の毛で隠しながら答える。
「あー...マルコ達がなぁ、ふざけて色々言うもんやからさ、ちょっと恥ずかしくなっただけと言うか。ははっ気にせんといて」
「............ふざけて?」
「そうそういつものあれや、あー...可愛いやら...そういうお世辞や」
冗談でそんな事ばっかし言うんよと笑えば、その言葉にエースは少し目を見開いてこちらに向けていた顔を正面へと戻した。
たまにこういう真剣な目をしてくるので未だにこの眼差しには慣れずにいると、ちょいちょいと袂を引っ張ってくるので子犬か何かなのか...!!と今度は悶えそうになる心を押さえつけてコホンと咳払いしてから声を整えた。
「好きになった人がタイプって言うた」
「...................は」
「やから、好きになった人がやな?」
「いや聞こえてるっつーの!そういう意味で聞き返したんじゃねェっ」
てっきりこの距離で聞こえなかったのかと思って言い直したのにそうではないらしい。じゃあ何をそんなにむしゃくしゃしてるんや?と見つめていると、頭を抱えながら横目でチラリとこちらを見てきた。.....可愛い。
「.....んな抽象的な答え方有りなのかよ」
「マルコ達やって十分似たようなもんやったやん」
「は?あいつらも好みのタイプ答えたって言ってたぞ....?」
「........エース、騙されたんやな」
ポクポクと、数秒経ってからあいつらと怒りの声を上げたエースにまぁまぁと宥めながらも笑ってしまう。何だこの可愛い生き物は。
「おまっ...笑ってんじゃねェーよっ!」
「かっ....!」
「おい名無しさんお前今可愛いって言おうとしただろ」
「...自意識過剰やで」
「その前にお前がそのニヤニヤ顔をやめろっ!バレてんだよ」
そんな応酬をしながら堪えきれずに笑っているとヘソを曲げてしまったのか半目になりながら口をへの字にして問いかけてくる。何、本間可愛いな。
「...んじゃァ、マルコ達は何て答えてたんだよ」
「えーっとな、マルコが確か声で、イゾウが所作が美しい人、ビスタは笑顔やなっ!」
「あの本関係ねェーじゃねェかっ!!」
「そうやねん、面白いよなーははっ(笑)」
だからあの時イゾウの奴変な顔してたのかよとぶつぶつ言いながら何でおれだけあんな意地の悪ィ質問をよ...などと呟いている。するとそこで何かに思い当たったのか、ガバッとこちらを振り向いたものだからいきなりの事に驚いて心臓がヒュンと飛び跳ねた。
「びっ...くりしたぁ〜....やめてよいきなし...心臓跳ねたで」
「なァ名無しさんその話が本当ならよ、何でお前あの時顔面真っ赤に何かしてたんだ?今の話だけじゃお前が照れる要素なかっただろ」
何気無しに問うてきたエースの言葉を飲み込んで理解すると同時にあの時の場面がバババッと脳裏に蘇り気恥ずかしい気持ちを思い出してしまって俯いた。
その様子にエースが眉を寄せた事何て気がつかなかった名無しさんは赤くなった顔を軽く髪の毛で隠しながら答える。
「あー...マルコ達がなぁ、ふざけて色々言うもんやからさ、ちょっと恥ずかしくなっただけと言うか。ははっ気にせんといて」
「............ふざけて?」
「そうそういつものあれや、あー...可愛いやら...そういうお世辞や」
冗談でそんな事ばっかし言うんよと笑えば、その言葉にエースは少し目を見開いてこちらに向けていた顔を正面へと戻した。