エンドライフ
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《12.溢れたもの》
聞こえた名前は偶然だろうかと 軽く震えた手を抑え込む。
「えーす、、、」
「.....なんだよ」
「エースって、言うたのか....?」
「だから、そう言ってんだろ」
「あの、苗字...えーと、ファミリーネームとかってあったりするんかな?」
震えそうになる声と僅かな期待。
よくよくと見てみれば、面影があちこちに残っていて過ぎった想像が、確信に変わっていく。
「ポートガス・D・エース、だよ」
「!」
「....おれの事知ってるのか」
「ぁ・・・・・・、」
「!!ぇ...ぉ、おい、なんだよいきなり!」
涙が、止まらなかった。
これが夢でも、そうじゃなくても。こんな幸せな事があるのかと、悲しみと嬉しさが無いまぜになって次々と溢れてくるそれはぬぐってもぬぐってもこぼれ落ちてしまう。
戸惑ったように飛び込んでくる歪んだ視界の先にいる子供が、まさかあのエースだったなんて誰が思うだろうか。
「そっか、そうかぁあ....ここは、そっかあ」
「....なんだってんだよ!おい、泣くな!」
「エースっ....そうかあ、」
「聞いてんのか!お前っ」
「はははっ......あー、ごめん。嬉しくてさ」
「は....はあっ?」
「........本間、ごめんな」
情けないのはわかっている。
身体が縮んだとはいえ精神的には自分は大人だというのは、わかってはいたけど
昨日知った失われた命が、今ここに存在しているという事実が、何よりも嬉しくて、幸せで
気がつくよりも早く目の前の小さな身体をギュッと抱きしめてしまっていた。
「ぉ、おい!お前本当なんなんだよ!離せっ」
焦ったように聞こえる声。それすらも愛おしくて、より一層腕に力が入る。
「生きててくれてっ....良かったっ......!」
「.......ぇ」
「エース.....っ、良かった...本間に、良かった!!」
ビクついた身体には気がついたけど今はただ、夢のようなこの温もりを手放したくなくて。
(あったかい.....生きてるっ...エース、エースや)
じんわりと広がる温もりに、身体が痛いのか、心が痛いのか分からないぐらいの苦しさで...ただただ、この腕におさまる小さな命に喜びを感じていたー。
聞こえた名前は偶然だろうかと 軽く震えた手を抑え込む。
「えーす、、、」
「.....なんだよ」
「エースって、言うたのか....?」
「だから、そう言ってんだろ」
「あの、苗字...えーと、ファミリーネームとかってあったりするんかな?」
震えそうになる声と僅かな期待。
よくよくと見てみれば、面影があちこちに残っていて過ぎった想像が、確信に変わっていく。
「ポートガス・D・エース、だよ」
「!」
「....おれの事知ってるのか」
「ぁ・・・・・・、」
「!!ぇ...ぉ、おい、なんだよいきなり!」
涙が、止まらなかった。
これが夢でも、そうじゃなくても。こんな幸せな事があるのかと、悲しみと嬉しさが無いまぜになって次々と溢れてくるそれはぬぐってもぬぐってもこぼれ落ちてしまう。
戸惑ったように飛び込んでくる歪んだ視界の先にいる子供が、まさかあのエースだったなんて誰が思うだろうか。
「そっか、そうかぁあ....ここは、そっかあ」
「....なんだってんだよ!おい、泣くな!」
「エースっ....そうかあ、」
「聞いてんのか!お前っ」
「はははっ......あー、ごめん。嬉しくてさ」
「は....はあっ?」
「........本間、ごめんな」
情けないのはわかっている。
身体が縮んだとはいえ精神的には自分は大人だというのは、わかってはいたけど
昨日知った失われた命が、今ここに存在しているという事実が、何よりも嬉しくて、幸せで
気がつくよりも早く目の前の小さな身体をギュッと抱きしめてしまっていた。
「ぉ、おい!お前本当なんなんだよ!離せっ」
焦ったように聞こえる声。それすらも愛おしくて、より一層腕に力が入る。
「生きててくれてっ....良かったっ......!」
「.......ぇ」
「エース.....っ、良かった...本間に、良かった!!」
ビクついた身体には気がついたけど今はただ、夢のようなこの温もりを手放したくなくて。
(あったかい.....生きてるっ...エース、エースや)
じんわりと広がる温もりに、身体が痛いのか、心が痛いのか分からないぐらいの苦しさで...ただただ、この腕におさまる小さな命に喜びを感じていたー。