エンドライフ③
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《18. 好みのタイプ 》
あれからやさぐれるサッチを何とか上手く宥めて貰ったものの結局あんな本まで持ち出して何をしたかったのか分からない。
「ほんで、サッチはあんな事聞く為だけに大事なお宝披露してくれたん?」
「名無しさんっ、名無しさんっ、所々に棘を感じるぜ」
「あ、ごめんビスタ。ちょっと周りの視線が痛くてついな」
「酷ェーよ名無しさんちゃんっ、俺ァよちょっとでも名無しさんちゃんの為になるだろうとアドバイスをよ...」
「.....アドバイス?」
「おいサッチ、余計な事はすんなってあん時言っただろい?...まだ懲りねェのか」
先程までのワイワイとした雰囲気は何のその。一気にピーンと空気を張り詰めさせたマルコにサッチが両手を上げて冷や汗を出す。
「だからよォ、俺は俺なりに応援してやろうと」
「それをあいつらがお前に頼んだのか?お前ェのやってる事はただのお節介だよい。これ以上野暮な事はするな」
「.......〜〜でもよー!気になっちまうんだよ久々のこういう甘酸っぱいやつ!」
「お前な.....。はぁ、そっちが本音だろい」
「...マルコ。まぁいいじゃねぇか。コイツも少しはどうにかしてやろうって気もあったんだろうさ」
「何なら、俺が先に聞いて大丈夫そうなら名無しさんにも聞くってのァどうだよマルコ」
「...................分かったよい。だがな、くれぐれも気をつけろ。...名無しさん耳塞いでろよい」
....ちょい待ち何の話やねん。いや、何これめっちゃ気になるやつ。
自分の話であるはずなのにうちはそっちのけで盛り上がりなんやかんや話をする皆。さっきまで一緒に分かり合ってたよな?と不安になるがどうやら渋々マルコが頷いたようなので大人しく待機しておく。...よく分からんが、ありがとうなマルコ。
言われるがまま両耳を塞いで待機していれば、横から視線を感じたのでマルコを見ると嬉しそうに頭を撫でてきて。意味が分からずイゾウを見れば笑いながら頷いてくれた。
(いやいや分からんっ!何の時間やねんこれっ)
心の中で叫んでみるも、いつもと違って全く何も伝わらずただただ時間が過ぎていく。もういいよと思いながらされるがままに頭をぐしゃぐしゃにされていれば振り返ったサッチに笑われた、マルコこのやろ。
「で、結局何なん。言いたい事があるならはっきり言いや?」
「いや〜言いてェーのは山々なんだがビスタとマルコ判定によりNG食らっちまってよォ。駄目だったわ、わり」
「や....いやいやいやいや気になるわっ。うちに聞きたい事なんやろ?何でも言いよ」
「名無しさん、やめとけよい」
「んー全然全く分からへんけど、マルコとビスタがNG出すって事は何らかの形でうちがダメージあると思ったからやろ?」
「「...........」」
「そんな子供ちゃうねんから大丈夫やって。ありがとうな、マルコ、ビスタ」
2人の気遣いが嬉しくて笑いながらお礼を言えば相変わらず驚いた後に気まずそうに目を逸らすものだから優しいなあと頬を緩ませていれば、お前な...とマルコに呆れた様子で見つめられた。
結局サッチの言わんとする質問が何だったのかと聞いてみれば、それは想像以上に拍子抜けするものだった。
「....は。エースの好きなタイプ?そんな事?」
「え!おいおいもしかして名無しさんちゃん知ってんのかよ」
「知ってるも何も目の当たりにしとったからなぁ、今更何とも思わんというか」
「おい名無しさん、そりゃァ一体どういう事だよい」
え、何そんな大きな話なのか?と問いたくなるほどの食いつき用でそんな事でいいのならばと口を開いた。
「サッチ、さっきのお姉さんの本ある?」
「えっ、まぁここにあるけどよ」
「こらこらちゃんとぽっけに直しときーよ(笑)えーとなぁ........あ、この人。この人似とうと思うわ」
そうしてうちが指を差したのが、髪の毛は暗めのセミロング、可愛い系で目がパッチリと丸い色白美人でスタイルの良いお姉さん。可愛いと綺麗の良いとこ取りをしたような女性。そう、マキノさんを彷彿とさせるような人物である。それにしても似てるなこの人と思いながら顔を上げれば何故だか驚きで固まった皆がいてこちらが驚いてしまう。
「ぉ、おーい。大丈夫かー?どうしたん急に」
目の前で手を振っては見るものの何がそんなに衝撃だったのか口を開けたまま微動だにしない。
あれからやさぐれるサッチを何とか上手く宥めて貰ったものの結局あんな本まで持ち出して何をしたかったのか分からない。
「ほんで、サッチはあんな事聞く為だけに大事なお宝披露してくれたん?」
「名無しさんっ、名無しさんっ、所々に棘を感じるぜ」
「あ、ごめんビスタ。ちょっと周りの視線が痛くてついな」
「酷ェーよ名無しさんちゃんっ、俺ァよちょっとでも名無しさんちゃんの為になるだろうとアドバイスをよ...」
「.....アドバイス?」
「おいサッチ、余計な事はすんなってあん時言っただろい?...まだ懲りねェのか」
先程までのワイワイとした雰囲気は何のその。一気にピーンと空気を張り詰めさせたマルコにサッチが両手を上げて冷や汗を出す。
「だからよォ、俺は俺なりに応援してやろうと」
「それをあいつらがお前に頼んだのか?お前ェのやってる事はただのお節介だよい。これ以上野暮な事はするな」
「.......〜〜でもよー!気になっちまうんだよ久々のこういう甘酸っぱいやつ!」
「お前な.....。はぁ、そっちが本音だろい」
「...マルコ。まぁいいじゃねぇか。コイツも少しはどうにかしてやろうって気もあったんだろうさ」
「何なら、俺が先に聞いて大丈夫そうなら名無しさんにも聞くってのァどうだよマルコ」
「...................分かったよい。だがな、くれぐれも気をつけろ。...名無しさん耳塞いでろよい」
....ちょい待ち何の話やねん。いや、何これめっちゃ気になるやつ。
自分の話であるはずなのにうちはそっちのけで盛り上がりなんやかんや話をする皆。さっきまで一緒に分かり合ってたよな?と不安になるがどうやら渋々マルコが頷いたようなので大人しく待機しておく。...よく分からんが、ありがとうなマルコ。
言われるがまま両耳を塞いで待機していれば、横から視線を感じたのでマルコを見ると嬉しそうに頭を撫でてきて。意味が分からずイゾウを見れば笑いながら頷いてくれた。
(いやいや分からんっ!何の時間やねんこれっ)
心の中で叫んでみるも、いつもと違って全く何も伝わらずただただ時間が過ぎていく。もういいよと思いながらされるがままに頭をぐしゃぐしゃにされていれば振り返ったサッチに笑われた、マルコこのやろ。
「で、結局何なん。言いたい事があるならはっきり言いや?」
「いや〜言いてェーのは山々なんだがビスタとマルコ判定によりNG食らっちまってよォ。駄目だったわ、わり」
「や....いやいやいやいや気になるわっ。うちに聞きたい事なんやろ?何でも言いよ」
「名無しさん、やめとけよい」
「んー全然全く分からへんけど、マルコとビスタがNG出すって事は何らかの形でうちがダメージあると思ったからやろ?」
「「...........」」
「そんな子供ちゃうねんから大丈夫やって。ありがとうな、マルコ、ビスタ」
2人の気遣いが嬉しくて笑いながらお礼を言えば相変わらず驚いた後に気まずそうに目を逸らすものだから優しいなあと頬を緩ませていれば、お前な...とマルコに呆れた様子で見つめられた。
結局サッチの言わんとする質問が何だったのかと聞いてみれば、それは想像以上に拍子抜けするものだった。
「....は。エースの好きなタイプ?そんな事?」
「え!おいおいもしかして名無しさんちゃん知ってんのかよ」
「知ってるも何も目の当たりにしとったからなぁ、今更何とも思わんというか」
「おい名無しさん、そりゃァ一体どういう事だよい」
え、何そんな大きな話なのか?と問いたくなるほどの食いつき用でそんな事でいいのならばと口を開いた。
「サッチ、さっきのお姉さんの本ある?」
「えっ、まぁここにあるけどよ」
「こらこらちゃんとぽっけに直しときーよ(笑)えーとなぁ........あ、この人。この人似とうと思うわ」
そうしてうちが指を差したのが、髪の毛は暗めのセミロング、可愛い系で目がパッチリと丸い色白美人でスタイルの良いお姉さん。可愛いと綺麗の良いとこ取りをしたような女性。そう、マキノさんを彷彿とさせるような人物である。それにしても似てるなこの人と思いながら顔を上げれば何故だか驚きで固まった皆がいてこちらが驚いてしまう。
「ぉ、おーい。大丈夫かー?どうしたん急に」
目の前で手を振っては見るものの何がそんなに衝撃だったのか口を開けたまま微動だにしない。