エンドライフ③
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《11. 必要なモノ不必要なモノ》
「どうしたっ?!」
「〜〜ってて.....、ん?あれ、お前何でこんな所に...」
慌てて開ければ恐らく寝惚けてベッドからズリ落ちたのだろうエースの姿。それを見て一瞬固まるも何一ついつもと変わらないエースの様子から何だか気が抜けて笑ってしまった。
(.....何や、何て事無かったやんか。いつもの、エースや)
もしかしたら起きた時自分を見る目の色が少しでも変わってしまうのではないかと不安だったが、そんな事は無くいらぬ心配だったようで安心をする。
「はー....あのなぁエース。寝惚けとうとこ悪いけどここうちの部屋やねんで」
「お前の....部屋...?」
うちの言葉を聞くや否や周りを見渡しながらも状況が読めないのか気が動転しているように見えるエース。仕方がないなと息を吐きつつも、昨日は飲みに行くと聞いとったから酔っ払って恐らく部屋を間違えたのやろうという事を伝えれば焦ったように謝ってきたのでそれとなく止めた。
「うちも寝とったし大丈夫やって。...それよりエース寝ながらもぐもぐしとったけど、お腹空いとんちゃうん」
「.....あっ!!!そうだよおれ晩飯そんな食えてねェーんだった!しまった!」
「はいはいご飯は逃げへんから、とりあえずモビーディックに戻ったら?」
「お!んじゃァ名無しさんも一緒に行こうぜ」
「や、うち今シャワーから上がったばっかしやからまた後で行くわ」
「あァ、だからお前濡れてたんだな」
そっかそっかと笑いながらも後でなーと手を振ってモビーディックへと戻っていく姿を見て、自然と力が入ってしまっていた身体から緊張が解けていく。
「何や....普通やん、そっか、普通やった.............良かったっ」
少なからず、エースにそう言う相手が出来たりそういう経験が増えてしまった時自分達の関係も今までと距離が出来たりと、何か変わってしまうんじゃないかと怖かったのだ。
....何より自分はエースに対してとうの昔から好きやという感情を抱いてしまってたし、女々しい感情を持て余したり恋愛に現何て抜かして本懐を遂げられへん事の方が絶対に嫌やった。
「何も変わらへんねや。エースにそういう相手が出来ても。....良かった」
恋人として隣に立てへん事はずっと昔から分かりきっていた事な上とてもじゃないが烏滸がましくて望んだ事は一度も無い。
兄弟のような家族のような今の関係が壊れるのが何よりも自分にとっては恐れていたものやから、エースが誰を選んだとしてもやっぱり自分は最後は笑顔で送り出す事が出来るんやと今日改めて感じた。
「へへへ、良かった....」
何も変わっていなかったと自分自身の思いも再確認が出来て嬉しい。やっぱり自分が持っている女としてのこの気持ちは目的の為には邪魔なような気がして、この先選ぶ選択肢は間違っていなかったのだと安心出来た。
(.....エースが好きでも、何も変わらん。誰のものでも、何も変わらん)
元より彼の居ない世界で生きていたのだ、これ以上を本間に何を望めと言うのだろうか。昨日の自分もさっきまでの自分も間違っていたなと反省をして鏡に映った情けない顔の自分に笑顔を作った。
今日も、変わらない1日が始まる。
「どうしたっ?!」
「〜〜ってて.....、ん?あれ、お前何でこんな所に...」
慌てて開ければ恐らく寝惚けてベッドからズリ落ちたのだろうエースの姿。それを見て一瞬固まるも何一ついつもと変わらないエースの様子から何だか気が抜けて笑ってしまった。
(.....何や、何て事無かったやんか。いつもの、エースや)
もしかしたら起きた時自分を見る目の色が少しでも変わってしまうのではないかと不安だったが、そんな事は無くいらぬ心配だったようで安心をする。
「はー....あのなぁエース。寝惚けとうとこ悪いけどここうちの部屋やねんで」
「お前の....部屋...?」
うちの言葉を聞くや否や周りを見渡しながらも状況が読めないのか気が動転しているように見えるエース。仕方がないなと息を吐きつつも、昨日は飲みに行くと聞いとったから酔っ払って恐らく部屋を間違えたのやろうという事を伝えれば焦ったように謝ってきたのでそれとなく止めた。
「うちも寝とったし大丈夫やって。...それよりエース寝ながらもぐもぐしとったけど、お腹空いとんちゃうん」
「.....あっ!!!そうだよおれ晩飯そんな食えてねェーんだった!しまった!」
「はいはいご飯は逃げへんから、とりあえずモビーディックに戻ったら?」
「お!んじゃァ名無しさんも一緒に行こうぜ」
「や、うち今シャワーから上がったばっかしやからまた後で行くわ」
「あァ、だからお前濡れてたんだな」
そっかそっかと笑いながらも後でなーと手を振ってモビーディックへと戻っていく姿を見て、自然と力が入ってしまっていた身体から緊張が解けていく。
「何や....普通やん、そっか、普通やった.............良かったっ」
少なからず、エースにそう言う相手が出来たりそういう経験が増えてしまった時自分達の関係も今までと距離が出来たりと、何か変わってしまうんじゃないかと怖かったのだ。
....何より自分はエースに対してとうの昔から好きやという感情を抱いてしまってたし、女々しい感情を持て余したり恋愛に現何て抜かして本懐を遂げられへん事の方が絶対に嫌やった。
「何も変わらへんねや。エースにそういう相手が出来ても。....良かった」
恋人として隣に立てへん事はずっと昔から分かりきっていた事な上とてもじゃないが烏滸がましくて望んだ事は一度も無い。
兄弟のような家族のような今の関係が壊れるのが何よりも自分にとっては恐れていたものやから、エースが誰を選んだとしてもやっぱり自分は最後は笑顔で送り出す事が出来るんやと今日改めて感じた。
「へへへ、良かった....」
何も変わっていなかったと自分自身の思いも再確認が出来て嬉しい。やっぱり自分が持っている女としてのこの気持ちは目的の為には邪魔なような気がして、この先選ぶ選択肢は間違っていなかったのだと安心出来た。
(.....エースが好きでも、何も変わらん。誰のものでも、何も変わらん)
元より彼の居ない世界で生きていたのだ、これ以上を本間に何を望めと言うのだろうか。昨日の自分もさっきまでの自分も間違っていたなと反省をして鏡に映った情けない顔の自分に笑顔を作った。
今日も、変わらない1日が始まる。