エンドライフ
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《8.出会い》
あの後、大柄な女性がやってきて私と男の子を見てビックリしてからとりあえず入んなと中に招き入れてくれたのだが
歩いて行こうとするとパジャマをぎっと引っ張られ、少年が2割増しの不機嫌な顔で見て来たので大人しく持ち上げられるがまま中に入った。
(くそぅ、こんな怪我した少年に申し訳が立たへん)
何度目かの謝罪とお礼を伝えれば、同じようにうるさいと返ってくるので本間不器用で優しい子だなと、ひっそり笑ったのはここだけの話。
まずは少年の怪我を手当てと借りた救急箱からなんやかんやと出して使うものの、大きく流血している所はほぼ無さそうでちょっとだけ、安心する。
次は自分のだなと立ち上がれば掌で制され、親切にも先程の女性に手当てして貰えて助かったが、確かにこんな血だらけの状態でいたら怖かったよなと積もるガーゼと血の滲む包帯を見て思う。
「・・・・・・」
そういえば、手当てして貰っている間男の子の姿が見えなかったなと思い辺りを見渡すとちょうど、大きなワニを抱えた姿で佇んでいて、一気に顔が引き攣った。
「.....本間におるんやね、ワニ」
「当たり前だろ、ここらじゃ普通だ」
「そ、そっか」
早い段階でこの子に会えて、自分は本当に幸運だったのだと、改めて思い知る。
「あ。そうや、おかえり」
「!」
「ん?どないしたん」
「..........」
帰ってこない言葉に不思議に思いながら、顔を俯かせた少年を覗き込めばチラッと見えた耳が赤く染まっているように見えて声をかけようとしたら、
まずは腹ごしらえだよ、話はその後だ!...と
先程の女性に告げられたので、何か手伝おうと立ち上がろうとすれば覚えのある視線で少年に見られたのでここは大人しく布団に転がっておく。
(本間にリアルで、長い夢やな)
そう思いながらも色んな緊張が解けたのか、いつの間にか意識を手放していた。
あの後、大柄な女性がやってきて私と男の子を見てビックリしてからとりあえず入んなと中に招き入れてくれたのだが
歩いて行こうとするとパジャマをぎっと引っ張られ、少年が2割増しの不機嫌な顔で見て来たので大人しく持ち上げられるがまま中に入った。
(くそぅ、こんな怪我した少年に申し訳が立たへん)
何度目かの謝罪とお礼を伝えれば、同じようにうるさいと返ってくるので本間不器用で優しい子だなと、ひっそり笑ったのはここだけの話。
まずは少年の怪我を手当てと借りた救急箱からなんやかんやと出して使うものの、大きく流血している所はほぼ無さそうでちょっとだけ、安心する。
次は自分のだなと立ち上がれば掌で制され、親切にも先程の女性に手当てして貰えて助かったが、確かにこんな血だらけの状態でいたら怖かったよなと積もるガーゼと血の滲む包帯を見て思う。
「・・・・・・」
そういえば、手当てして貰っている間男の子の姿が見えなかったなと思い辺りを見渡すとちょうど、大きなワニを抱えた姿で佇んでいて、一気に顔が引き攣った。
「.....本間におるんやね、ワニ」
「当たり前だろ、ここらじゃ普通だ」
「そ、そっか」
早い段階でこの子に会えて、自分は本当に幸運だったのだと、改めて思い知る。
「あ。そうや、おかえり」
「!」
「ん?どないしたん」
「..........」
帰ってこない言葉に不思議に思いながら、顔を俯かせた少年を覗き込めばチラッと見えた耳が赤く染まっているように見えて声をかけようとしたら、
まずは腹ごしらえだよ、話はその後だ!...と
先程の女性に告げられたので、何か手伝おうと立ち上がろうとすれば覚えのある視線で少年に見られたのでここは大人しく布団に転がっておく。
(本間にリアルで、長い夢やな)
そう思いながらも色んな緊張が解けたのか、いつの間にか意識を手放していた。