エンドライフ②
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《39.白ひげ探偵団②》
場所は移り今はちょっとお洒落な内装の店内にて2人ずつに分かれ名無しさんを取り囲むように着席していた。サッチとマルコ、イゾウとハルタ、ビスタとラクヨウというようにペアでいても違和感の少ない組み合わせである。
普段酒場にしか用のない彼らが日中からこんなお洒落なカフェに来る事は久しく無かったからなのか、どことなく全員がソワソワと落ち着かない様子を見せていた。お昼時という事もあって混み合う店内は老若男女問わず出入りしていたのも幸いしたのか彼らがいても何ら違和感は無い。
そんな感じでソワソワしていれば、ふいに名無しさん達の会話が耳に飛び込んできて無意識に全員耳を澄ませた。
「せやからな、今回負ったこの傷は確かに情けないし反省はしてもしきれへんのやけど...誇りなんやって今は思う(笑)親父も皆も勲章やでって笑ってくれてん」
「...大事にされてるんだね、美香さん」
「うん、本間に。身に余るぐらい優しいんよ、皆。甘やかされてばっかりやわ(笑)」
「...そっか。話してくれてありがとな」
弾んだ声からして嬉しそうに話す名無しさんの言葉に、静かにそっとおでこを隠すものや口を抑えるもの、天を仰いだり胸を抑えたりする者まで居た。抑えきれない何かに耐えるかのように各々で深呼吸を繰り返した一同は、違う違うと身悶えそうになっていた自身を律して何か怪しい点は無いかと再度耳を済ませる。
「でな、親父の一振りで島が吹き飛ぶんちゃうかってぐらいに強いのに苦手な飲み物が出てくると子供みたいに顰めっ面になる可愛い所もあんねん。...寂しくなってこっそり親父の部屋にお昼寝しに行った時何て、何も聞かずに笑顔で出迎えてくれてさ...本間になぁ優しい(笑)」
「あの白ひげがっ??わー、全然想像つかないね?」
「そうか?...マルコ何てさパイナップルそのまま齧ったり普段飄々としてんのに、いざ戦闘となったら誰より先に前に出て戦うんよな...能力があるとはいえ、刺されるのも撃たれるのも絶対恐いやろうに家族の為に前に出るんよ。...ちょっと意地悪やけどなー優しい(笑)」
「....格好良いな、マルコって奴も」
「うん、めっちゃ格好良いねん!...ビスタって剣士もおってな?外見ダンディで中身も紳士やからカッコいいのに、賭け事に弱いからトランプはすぐに負けるし意外にも花が好きなんよ、可愛いよなぁ。髭も長く伸ばしとんやけどあれきっと親父の真似やからそれも可愛いなぁっていつも見てる(笑)」
「ふふふっ、良いよね男の人が同性に憧れて真似をしてる姿って。分かるなあー」
「やろーっ?ギャップがあるのって親近感あるもん」
そう言って、1人1人の隊長の名前をあげてはこんな所が好きこんな所もあって可愛いやら格好良いなどとまるで自分の事のように嬉しそうに話をする名無しさん。
当然そんな言葉を聞いてしまった一同は、自分の番が来るたびに突っ伏してしまいそうな体を抑えて、テーブルに肘をつき両手で顔を隠しながら俯いていく。まるでビンゴだ。
「何っ、あの子達ただの天使じゃん...え、俺今日誕生日?」
「はーーーー.....サプライズか何かかよい...」
「名無しさんの奴、直接言ってくれたらいいものを....」
「いや...それはそれで、兄としての威厳が保てなくなりそう...」
「可愛いとか、初めて言われたのに嬉しいとかどう言う事だ...」
「俺ァてっきり怖がられてんのかと...いくらでも頭何て触らしてやるのに...」
「「「「「「はーーーー....,」」」」」」
お店に盛大なため息が漏れ出るも、賑わう店内では運良くかき消され、彼らは一体何をしにここに来たのかよく分からなくなっていた。
「本当白ひげの皆が大好きなんだね、美香さん。噂とは全然違うようで安心したよ」
「うん、めっちゃ好き。最高の海賊団や」
「......いいなァ美香にそんな風に思って貰えて」
「分かるよサボくん。まだ会ったばかりの私が言うのも何だけど、こーんなに真っ直ぐキラキラした目で好きだって態度を一身に浴びられる白ひげ海賊団がちょっと羨ましいもん」
「ははっそんな大層なもんちゃうよ(笑)そんな言われ方されると何や恥ずかしくなるやん」
トドメを刺されるとはこの事で恥ずかしそうにでも嬉しそうに笑った名無しさんの姿が目に止まり、余りにも素直なそれにこれは目の前の2人が一瞬で警戒を解くのも分かるなと思いながら一同はそっと...天を仰いだ。
場所は移り今はちょっとお洒落な内装の店内にて2人ずつに分かれ名無しさんを取り囲むように着席していた。サッチとマルコ、イゾウとハルタ、ビスタとラクヨウというようにペアでいても違和感の少ない組み合わせである。
普段酒場にしか用のない彼らが日中からこんなお洒落なカフェに来る事は久しく無かったからなのか、どことなく全員がソワソワと落ち着かない様子を見せていた。お昼時という事もあって混み合う店内は老若男女問わず出入りしていたのも幸いしたのか彼らがいても何ら違和感は無い。
そんな感じでソワソワしていれば、ふいに名無しさん達の会話が耳に飛び込んできて無意識に全員耳を澄ませた。
「せやからな、今回負ったこの傷は確かに情けないし反省はしてもしきれへんのやけど...誇りなんやって今は思う(笑)親父も皆も勲章やでって笑ってくれてん」
「...大事にされてるんだね、美香さん」
「うん、本間に。身に余るぐらい優しいんよ、皆。甘やかされてばっかりやわ(笑)」
「...そっか。話してくれてありがとな」
弾んだ声からして嬉しそうに話す名無しさんの言葉に、静かにそっとおでこを隠すものや口を抑えるもの、天を仰いだり胸を抑えたりする者まで居た。抑えきれない何かに耐えるかのように各々で深呼吸を繰り返した一同は、違う違うと身悶えそうになっていた自身を律して何か怪しい点は無いかと再度耳を済ませる。
「でな、親父の一振りで島が吹き飛ぶんちゃうかってぐらいに強いのに苦手な飲み物が出てくると子供みたいに顰めっ面になる可愛い所もあんねん。...寂しくなってこっそり親父の部屋にお昼寝しに行った時何て、何も聞かずに笑顔で出迎えてくれてさ...本間になぁ優しい(笑)」
「あの白ひげがっ??わー、全然想像つかないね?」
「そうか?...マルコ何てさパイナップルそのまま齧ったり普段飄々としてんのに、いざ戦闘となったら誰より先に前に出て戦うんよな...能力があるとはいえ、刺されるのも撃たれるのも絶対恐いやろうに家族の為に前に出るんよ。...ちょっと意地悪やけどなー優しい(笑)」
「....格好良いな、マルコって奴も」
「うん、めっちゃ格好良いねん!...ビスタって剣士もおってな?外見ダンディで中身も紳士やからカッコいいのに、賭け事に弱いからトランプはすぐに負けるし意外にも花が好きなんよ、可愛いよなぁ。髭も長く伸ばしとんやけどあれきっと親父の真似やからそれも可愛いなぁっていつも見てる(笑)」
「ふふふっ、良いよね男の人が同性に憧れて真似をしてる姿って。分かるなあー」
「やろーっ?ギャップがあるのって親近感あるもん」
そう言って、1人1人の隊長の名前をあげてはこんな所が好きこんな所もあって可愛いやら格好良いなどとまるで自分の事のように嬉しそうに話をする名無しさん。
当然そんな言葉を聞いてしまった一同は、自分の番が来るたびに突っ伏してしまいそうな体を抑えて、テーブルに肘をつき両手で顔を隠しながら俯いていく。まるでビンゴだ。
「何っ、あの子達ただの天使じゃん...え、俺今日誕生日?」
「はーーーー.....サプライズか何かかよい...」
「名無しさんの奴、直接言ってくれたらいいものを....」
「いや...それはそれで、兄としての威厳が保てなくなりそう...」
「可愛いとか、初めて言われたのに嬉しいとかどう言う事だ...」
「俺ァてっきり怖がられてんのかと...いくらでも頭何て触らしてやるのに...」
「「「「「「はーーーー....,」」」」」」
お店に盛大なため息が漏れ出るも、賑わう店内では運良くかき消され、彼らは一体何をしにここに来たのかよく分からなくなっていた。
「本当白ひげの皆が大好きなんだね、美香さん。噂とは全然違うようで安心したよ」
「うん、めっちゃ好き。最高の海賊団や」
「......いいなァ美香にそんな風に思って貰えて」
「分かるよサボくん。まだ会ったばかりの私が言うのも何だけど、こーんなに真っ直ぐキラキラした目で好きだって態度を一身に浴びられる白ひげ海賊団がちょっと羨ましいもん」
「ははっそんな大層なもんちゃうよ(笑)そんな言われ方されると何や恥ずかしくなるやん」
トドメを刺されるとはこの事で恥ずかしそうにでも嬉しそうに笑った名無しさんの姿が目に止まり、余りにも素直なそれにこれは目の前の2人が一瞬で警戒を解くのも分かるなと思いながら一同はそっと...天を仰いだ。