エンドライフ②
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《34.優しい隊長さん》
この島も残す所残り1日となった滞在期間。せめてもの戒めにといつも以上に雑務やら出来る範囲で筋トレやらとうちは3日間励んでいた。
するとサッチが買い出しがあるとかで声を掛けに来てくれて、また街に行けると気分が持ち上がるもののこないだの件もあったので、マルコに確認をしに行けば誰も手が空いていないので手伝ってほしいとの事。
それなら仕方がないなといそいそとシャワーを済ませて支度をする。実を言えばせめてもう一度サボ達に会っておきたかったし伝えたい伝言もあったので本当は凄く嬉しいのだ。
「サッチ、お待たせー。四番隊はこれで全員?」
「おうよっ、残りは野郎共の胃袋を満たしてやらにゃならねェーからな!」
「確かにな。皆の胃袋宇宙並みやから一食でも抜くのは地獄やろしねー」
「んじゃあ行こうか名無しさんちゃん、買い出し班は俺のチームな」
「了解。もうすぐ大豆が無くなりそうやったから嬉しいわ」
そんなこんなで相変わらず物凄い量の仕入れをしている姿を見て、大食漢が多いとこうなるのかと何度見ても驚いてしまう。自分も人よりは食べる方だが、その3倍は食べる皆を見て一体胃袋が何個あるのか不思議に思ったぐらいだった。
「.....あ。小豆や!え、凄い!久しぶりに見た。うあ〜っ...いっぱい買ってこ」
シャボンディ諸島ではよく見かけていたのでよくぜんざいや羊羹、お赤飯などをレイリーさんとシャッキーさんに振る舞っては喜ばれたものだ。懐かしい。この次の島は冬島だと言っていたし、ちょうど良かったかもしれないと思いながら、ほくほくとありったけの小豆を腕に抱えていく。
よくよく見れば、お目当ての大豆は勿論だがきな粉や切り餅まで売っているものだから、余りの品揃えに大興奮していると苦笑しながらもサッチが声をかけてくる。
「おいおい名無しさんちゃん、まるでガキだなあ(笑)目がキラッキラしてるぜ」
「サッチ!良いところに、ちょっと手伝って。凄いねんこのお店」
「ハハハ!そう急くなよ〜、商品は逃げねェーぞ」
店主に何故か感謝されながらもありったけの商品を仕入れられて、今から何を作ろうかとサッチの隣を歩きながらワクワクしているとふいに足を止めたのでどうかしたのかと上を見上げれば
「んじゃ、俺の役目はここまでね?流石に1人にゃ出来ねェが、楽しんでこいよ〜名無しさんちゃん」
そう言ってサッチは親指で後ろを指差した。そのまま先を辿ってみればイゾウとハルタの姿があって、手を振られたので振り返してみると
「お前のだちがこの街にまだ居るんだろ?隊長命令と言われちゃ俺らは従うしかねェからよォ。名無しさんちゃんの邪魔はしねェーがこないだ見たいな事がねェように見張らせとけ、だとさ」
「へ...まさか、マルコ...」
んじゃあなーと片手を上げて荷物と一緒に去っていくサッチ。サボに会えた事は結局マルコにしか話せていない事なので人手が無いから買い出しの手伝いをというのはあくまで口実だったのだと気づかされた。
(は〜.....もう、もうっ....本間に、)
溢れてきてしまう嬉しさが我慢出来なくて、くしゃくしゃっと前髪を弄ってみるがおさまらない。隠せないものは最早隠しても仕方ないかと思い止めきれなかった笑顔のままで数メール先に居る2人にお礼を言った。
マルコにはパイナップルでも買っていってあげようと思いながら、ポーチからそっとビブルカードを取り出してみる。ゆっくりと左を指すそれに浮き足立ち過ぎないようにと軽く拳は握ってみるが、全然意味は成さなかった。
この島も残す所残り1日となった滞在期間。せめてもの戒めにといつも以上に雑務やら出来る範囲で筋トレやらとうちは3日間励んでいた。
するとサッチが買い出しがあるとかで声を掛けに来てくれて、また街に行けると気分が持ち上がるもののこないだの件もあったので、マルコに確認をしに行けば誰も手が空いていないので手伝ってほしいとの事。
それなら仕方がないなといそいそとシャワーを済ませて支度をする。実を言えばせめてもう一度サボ達に会っておきたかったし伝えたい伝言もあったので本当は凄く嬉しいのだ。
「サッチ、お待たせー。四番隊はこれで全員?」
「おうよっ、残りは野郎共の胃袋を満たしてやらにゃならねェーからな!」
「確かにな。皆の胃袋宇宙並みやから一食でも抜くのは地獄やろしねー」
「んじゃあ行こうか名無しさんちゃん、買い出し班は俺のチームな」
「了解。もうすぐ大豆が無くなりそうやったから嬉しいわ」
そんなこんなで相変わらず物凄い量の仕入れをしている姿を見て、大食漢が多いとこうなるのかと何度見ても驚いてしまう。自分も人よりは食べる方だが、その3倍は食べる皆を見て一体胃袋が何個あるのか不思議に思ったぐらいだった。
「.....あ。小豆や!え、凄い!久しぶりに見た。うあ〜っ...いっぱい買ってこ」
シャボンディ諸島ではよく見かけていたのでよくぜんざいや羊羹、お赤飯などをレイリーさんとシャッキーさんに振る舞っては喜ばれたものだ。懐かしい。この次の島は冬島だと言っていたし、ちょうど良かったかもしれないと思いながら、ほくほくとありったけの小豆を腕に抱えていく。
よくよく見れば、お目当ての大豆は勿論だがきな粉や切り餅まで売っているものだから、余りの品揃えに大興奮していると苦笑しながらもサッチが声をかけてくる。
「おいおい名無しさんちゃん、まるでガキだなあ(笑)目がキラッキラしてるぜ」
「サッチ!良いところに、ちょっと手伝って。凄いねんこのお店」
「ハハハ!そう急くなよ〜、商品は逃げねェーぞ」
店主に何故か感謝されながらもありったけの商品を仕入れられて、今から何を作ろうかとサッチの隣を歩きながらワクワクしているとふいに足を止めたのでどうかしたのかと上を見上げれば
「んじゃ、俺の役目はここまでね?流石に1人にゃ出来ねェが、楽しんでこいよ〜名無しさんちゃん」
そう言ってサッチは親指で後ろを指差した。そのまま先を辿ってみればイゾウとハルタの姿があって、手を振られたので振り返してみると
「お前のだちがこの街にまだ居るんだろ?隊長命令と言われちゃ俺らは従うしかねェからよォ。名無しさんちゃんの邪魔はしねェーがこないだ見たいな事がねェように見張らせとけ、だとさ」
「へ...まさか、マルコ...」
んじゃあなーと片手を上げて荷物と一緒に去っていくサッチ。サボに会えた事は結局マルコにしか話せていない事なので人手が無いから買い出しの手伝いをというのはあくまで口実だったのだと気づかされた。
(は〜.....もう、もうっ....本間に、)
溢れてきてしまう嬉しさが我慢出来なくて、くしゃくしゃっと前髪を弄ってみるがおさまらない。隠せないものは最早隠しても仕方ないかと思い止めきれなかった笑顔のままで数メール先に居る2人にお礼を言った。
マルコにはパイナップルでも買っていってあげようと思いながら、ポーチからそっとビブルカードを取り出してみる。ゆっくりと左を指すそれに浮き足立ち過ぎないようにと軽く拳は握ってみるが、全然意味は成さなかった。