エンドライフ②
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《29.再会③》
「ちょっ、あんたも止めてくれよ!俺はただ、名前が知りたかっただけなんだよ」
「はははっ!本間、尻に敷かれてんなあサボ」
「笑ってねェーで助けてくれ」
「サボくん!!」
本間に愉快な2人だとひとしきり笑えば恨めしそうな顔と目が合ってごめんごめんと謝ればそっぽを向いて分かればいいんだよと言われてしまったので、可愛いなあと笑顔になった。
「ほな改めて、うちの名前は名無しさん。よろしくな!好きに呼んでくれていいよ」
「名無しさん....!そうか、ありがとう。俺はサボだ、よろしく」
「私はコアラっていうの、よろしくね名無しさんさん」
大分遅い自己紹介ではあるが、楽しければ人との出会いなんてそんなものだと今までの経験で思う。やっと互いの名前を知り合っていれば、タイミングよく電伝虫が鳴った。
「あ、ごめん。出てもいい?」
「全然!こっちは気にしないで」
「ありがとうなコアラ」
「はぁっ....名無しさんさん好きぃいっ」
何やら悶えるように顔を抑えたコアラに笑って少し間を置いて電話に出る。
「もしもーし、出るの遅くなってごめんな。そろそろ時間か?」
「おー名無しさん。やっと出たか。今何処に居るんだよい、そろそろナース達が店に行きてェんだとさ」
「オッケー。うちもちょうどご飯食べ終わった所やからそっち向かうわ。マルコも一緒?」
「あァ、隣にいるよい。そっちまで迎えに行かなくてもいいのか」
「マルコのビブルカード持っとうし平気やで。ほな多分15分以内には着くと思う!また後でなー」
「はいよ、気ィつけてな」
時間が来たかと思い視線を戻せば何やら不満顔のサボと口元を抑えたコアラと目が合った。えっ....と、電話中に何かあったんやろうか。頭にハテナを浮かべながら聞いてみれば、とんでもない方向から質問を投げかけられる。
「なぁ名無しさん、今のマルコってもしかして不死鳥マルコの事だったりしないよな...??まさか彼氏、なのか」
「あの白ひげの??え、名無しさんさんの彼氏さんが?」
「.....は。いやいやいやいや、どんな勘違いや」
どこをどう聞けばそんな話になるのかと思い返してみれど思い当たる節は全くない。面白いなーと再び笑えば納得していないのかずいずいっと顔を近づけてくる2人。本間良く似とうな。
「マルコは確かに白ひげ海賊団ので合ってるけど、そんな彼氏とか言うもんちゃうよ全然」
「本当の、本当にか」
「本間の本間に。ははっ懐かしいなこのやり取り」
「いやっ、でもじゃあどうして名無しさんさんとあの白ひげ海賊団がそんな親しげなの?」
「ん?あぁ、今うちさ白ひげ海賊団の所でお世話になってるんよな。もうすぐで半年くらいになるか」
「「えぇえっ?!!」」
「仲良いなー本間に」
それから色々と細かい質問攻めに合いそうだったので、約束があると伝えてお店を出るもついてこようとする姿に笑ってしまう。でも今は時間が惜しいので、ここには5日滞在する旨を伝えて都合が合えばまたご飯でも食べようと約束すれば渋々とだが引き下がってくれた。
「名無しさん。さっき電話で聞こえたんだが、お前もビブルカードを持ってたりするのか?」
「ん?あぁ、持っとうよ。もしかして要る?」
「私は欲しい!だってもしかしたら何か不都合が起きてもう会えなくなっちゃうかもしれないじゃないっ」
「コアラは優しいなぁ(笑)ほなさ2人のもあったら頂戴よ、うちも欲しい」
「じゃあ交換だな。まだ俺達はこの島に居る予定だからまた滞在中に時間があったら街に来てくれ」
「オッケー、わかった。ほな人待たせとうからそろそろ行くな」
そう言いながら手を振って、紙の示す方角へと足を急がせた。もうすぐ15分経ってしまうと少し焦りながらも胸には2人に会えた喜びで満たされていた。
「ちょっ、あんたも止めてくれよ!俺はただ、名前が知りたかっただけなんだよ」
「はははっ!本間、尻に敷かれてんなあサボ」
「笑ってねェーで助けてくれ」
「サボくん!!」
本間に愉快な2人だとひとしきり笑えば恨めしそうな顔と目が合ってごめんごめんと謝ればそっぽを向いて分かればいいんだよと言われてしまったので、可愛いなあと笑顔になった。
「ほな改めて、うちの名前は名無しさん。よろしくな!好きに呼んでくれていいよ」
「名無しさん....!そうか、ありがとう。俺はサボだ、よろしく」
「私はコアラっていうの、よろしくね名無しさんさん」
大分遅い自己紹介ではあるが、楽しければ人との出会いなんてそんなものだと今までの経験で思う。やっと互いの名前を知り合っていれば、タイミングよく電伝虫が鳴った。
「あ、ごめん。出てもいい?」
「全然!こっちは気にしないで」
「ありがとうなコアラ」
「はぁっ....名無しさんさん好きぃいっ」
何やら悶えるように顔を抑えたコアラに笑って少し間を置いて電話に出る。
「もしもーし、出るの遅くなってごめんな。そろそろ時間か?」
「おー名無しさん。やっと出たか。今何処に居るんだよい、そろそろナース達が店に行きてェんだとさ」
「オッケー。うちもちょうどご飯食べ終わった所やからそっち向かうわ。マルコも一緒?」
「あァ、隣にいるよい。そっちまで迎えに行かなくてもいいのか」
「マルコのビブルカード持っとうし平気やで。ほな多分15分以内には着くと思う!また後でなー」
「はいよ、気ィつけてな」
時間が来たかと思い視線を戻せば何やら不満顔のサボと口元を抑えたコアラと目が合った。えっ....と、電話中に何かあったんやろうか。頭にハテナを浮かべながら聞いてみれば、とんでもない方向から質問を投げかけられる。
「なぁ名無しさん、今のマルコってもしかして不死鳥マルコの事だったりしないよな...??まさか彼氏、なのか」
「あの白ひげの??え、名無しさんさんの彼氏さんが?」
「.....は。いやいやいやいや、どんな勘違いや」
どこをどう聞けばそんな話になるのかと思い返してみれど思い当たる節は全くない。面白いなーと再び笑えば納得していないのかずいずいっと顔を近づけてくる2人。本間良く似とうな。
「マルコは確かに白ひげ海賊団ので合ってるけど、そんな彼氏とか言うもんちゃうよ全然」
「本当の、本当にか」
「本間の本間に。ははっ懐かしいなこのやり取り」
「いやっ、でもじゃあどうして名無しさんさんとあの白ひげ海賊団がそんな親しげなの?」
「ん?あぁ、今うちさ白ひげ海賊団の所でお世話になってるんよな。もうすぐで半年くらいになるか」
「「えぇえっ?!!」」
「仲良いなー本間に」
それから色々と細かい質問攻めに合いそうだったので、約束があると伝えてお店を出るもついてこようとする姿に笑ってしまう。でも今は時間が惜しいので、ここには5日滞在する旨を伝えて都合が合えばまたご飯でも食べようと約束すれば渋々とだが引き下がってくれた。
「名無しさん。さっき電話で聞こえたんだが、お前もビブルカードを持ってたりするのか?」
「ん?あぁ、持っとうよ。もしかして要る?」
「私は欲しい!だってもしかしたら何か不都合が起きてもう会えなくなっちゃうかもしれないじゃないっ」
「コアラは優しいなぁ(笑)ほなさ2人のもあったら頂戴よ、うちも欲しい」
「じゃあ交換だな。まだ俺達はこの島に居る予定だからまた滞在中に時間があったら街に来てくれ」
「オッケー、わかった。ほな人待たせとうからそろそろ行くな」
そう言いながら手を振って、紙の示す方角へと足を急がせた。もうすぐ15分経ってしまうと少し焦りながらも胸には2人に会えた喜びで満たされていた。