一週間目
今日のひととせ:【探索】銃砲店の跡地を発見。拳銃(【戦闘】で受けるダメージ常に-1。最低1点は受ける)を得るか、または所持している拳銃1つを改造(効果を-2に変更)できる。食糧:-3
https://shindanmaker.com/235938
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【5日目】
静かな裏路地の中の暗がりで地下へ繋がる階段を発見した。覗き込むと銃砲店の看板が落ちているのが見える。ここならまともな武器になるものが手に入るだろうか……さすがに武器無しで歩き回るのが心許なくなってきた僕は、期待半分に恐る恐ると階段を降りていった。
店内は既に荒らされた形跡があり、ガラスや血痕が床一面に散らばっていた。さすがに皆考える事は同じか、ショットガンやライフルなどの強力な武器は既に持ち去られた後のようだ。だが派手に荒らされているという事は細かい場所はまだ手付かずかもしれない、僕は慎重に引き出しなどを開けて回った。
すると……小さな引き出しの中に『拳銃』が一丁しまわれているのを発見した。弾薬の箱も一緒に置かれている。見たところどちらも未使用だ。やった、ついに武器を手に入れたぞ!
僕はそっと拳銃を手に取ると使い方をよく確認した。安全装置を外して引き金を引けば弾が出る、弾薬の補充はマガジンを取り出して入れ替える……特別難しい操作ではないので、これなら素人の僕でもそれなりに扱えそうだ。
そもそも銃とは女子供や素人でも平等に人を殺す事ができる“兵器”、文明の利器である。ましてや人の姿をした化け物が蔓延るこの時代でこれを使わない手はないだろう。僕は確かな手応えにサバイバル脱出への前進を感じた。
しかしここで問題がひとつ発生した。弾薬ケースを荷物に入れようとすると鞄が少し溢れてしまう。無理に入れようとすれば他の物資を傷付けてしまう可能性もあるので、ここは慎重に検討しなければ……
しばらく考えて、僕は『治療薬』を手に取った。いかんせん中身が液体なので容器が割れないよう慎重に扱ってきたが、これがなければ何とか鞄に収まるかもしれない。元々お礼として頂いたものを手放すのは少し心苦しいが、今はいつ使えるか分からないものよりすぐ使えるものを手に入れておきたい。
僕はせめて次の誰かの役に立つように願いながら、治療薬を店のカウンターの上に置いて店を出た。
通りにはまだゾンビの気配は感じられないが、いつどこで襲いかかられるか分からない。もちろん、襲ってくるのがゾンビだけとは限らないだろう。そうだとしても今回手に入れた拳銃はきっと役に立つはずだ。
危害を加えてくるものにはそれなりの手段で反撃をする覚悟を持たなければ。例え相手が人間だったとしても……僕は深呼吸をすると再び裏路地の影の中をゆっくりと歩き出した。
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ステータスログ
▼『拳銃』を手に入れた
▼かわりに『治療薬』を手放した
【HP99/100│食糧91/100】
①拳銃:【戦闘】被ダメ-1(※最低1)
②調理キット:【休息】消費食糧-1(※最低1)
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【5日目】
静かな裏路地の中の暗がりで地下へ繋がる階段を発見した。覗き込むと銃砲店の看板が落ちているのが見える。ここならまともな武器になるものが手に入るだろうか……さすがに武器無しで歩き回るのが心許なくなってきた僕は、期待半分に恐る恐ると階段を降りていった。
店内は既に荒らされた形跡があり、ガラスや血痕が床一面に散らばっていた。さすがに皆考える事は同じか、ショットガンやライフルなどの強力な武器は既に持ち去られた後のようだ。だが派手に荒らされているという事は細かい場所はまだ手付かずかもしれない、僕は慎重に引き出しなどを開けて回った。
すると……小さな引き出しの中に『拳銃』が一丁しまわれているのを発見した。弾薬の箱も一緒に置かれている。見たところどちらも未使用だ。やった、ついに武器を手に入れたぞ!
僕はそっと拳銃を手に取ると使い方をよく確認した。安全装置を外して引き金を引けば弾が出る、弾薬の補充はマガジンを取り出して入れ替える……特別難しい操作ではないので、これなら素人の僕でもそれなりに扱えそうだ。
そもそも銃とは女子供や素人でも平等に人を殺す事ができる“兵器”、文明の利器である。ましてや人の姿をした化け物が蔓延るこの時代でこれを使わない手はないだろう。僕は確かな手応えにサバイバル脱出への前進を感じた。
しかしここで問題がひとつ発生した。弾薬ケースを荷物に入れようとすると鞄が少し溢れてしまう。無理に入れようとすれば他の物資を傷付けてしまう可能性もあるので、ここは慎重に検討しなければ……
しばらく考えて、僕は『治療薬』を手に取った。いかんせん中身が液体なので容器が割れないよう慎重に扱ってきたが、これがなければ何とか鞄に収まるかもしれない。元々お礼として頂いたものを手放すのは少し心苦しいが、今はいつ使えるか分からないものよりすぐ使えるものを手に入れておきたい。
僕はせめて次の誰かの役に立つように願いながら、治療薬を店のカウンターの上に置いて店を出た。
通りにはまだゾンビの気配は感じられないが、いつどこで襲いかかられるか分からない。もちろん、襲ってくるのがゾンビだけとは限らないだろう。そうだとしても今回手に入れた拳銃はきっと役に立つはずだ。
危害を加えてくるものにはそれなりの手段で反撃をする覚悟を持たなければ。例え相手が人間だったとしても……僕は深呼吸をすると再び裏路地の影の中をゆっくりと歩き出した。
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ステータスログ
▼『拳銃』を手に入れた
▼かわりに『治療薬』を手放した
【HP99/100│食糧91/100】
①拳銃:【戦闘】被ダメ-1(※最低1)
②調理キット:【休息】消費食糧-1(※最低1)
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