今日のひととせ：【探索】レストランを捜索。調理キット（【休息】の効果で減少する食糧が本来より１点少なくなる。最低１）を得た！　疲労により１のダメージ、食糧：－１
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【4日目】
　レストランに入れば食料が手に入るだろう、というのはこういったサバイバルにおいて陥りがちな安易な考えだと僕自身も思っている。むしろ食料狙いで集まってきた他の生存者やゾンビに襲われる確率の方が高いだろう。
　だが今回は幸いにも瓦礫で塞がりかけた道から運良く店内に入る事ができた。これならまだ手付かずの資源が残っているかもしれない。物資にはまだ余裕があるが念のため中を調べてみる事にした。

　店内はどうやら停電しているらしくスイッチを触っても明かりがつかない。塵の積もり方からして人が立ち入った形跡はないようだが、出入口や窓が瓦礫で塞がれているので想像以上に薄暗い。足元にはよく気をつけて歩かなければ。
　ホールを抜けてキッチンに入ると若干ツンとした異臭が鼻をつく。停電してそのまま放置された食材が腐っているのだろう、暗くてよく見えないが虫の羽音も聞こえている。元々期待はしていなかったがこの分だと使える食料品はもう無さそうだ。
　食料以外で使えるものといえばなんだろう。護身用の刃物？ フライパン？ それくらいなら入手できるかもしれない。ゾンビの気配もないようなので、僕は引き出しの中まで念入りに調べて回ることにした。

　しばらくして、いくつか使えそうなナイフと小型のフライパン、丈夫そうな食器と非常用のカセットコンロを店内から集めてきた。荷物に入れると少しかさばるかもしれないが、これだけあれば暖かい食事が作れそうだ。
　いくら食料にまだ余裕があるといっても常温の保存食ばかりでは味気ない。こうした一手間が精神的な余裕に繋がることもあるだろう。折角なので今回はこれらを戦利品として持っていく事にした。

　……のだが、最初に入ってきた抜け穴がいつの間にか瓦礫で塞がってしまっていた。押しても引いても簡単には動きそうにない。これは不味ったな、と思わず苦い顔をした。店内の探索に気を取られて深追いしすぎてしまった。
　僕は急いで店内のテーブルやイスを運ぶと、てこの原理でどうにか瓦礫を動かせないか試みてみた。かなり力はかかるが少しづつ動いている……！ このまま生き埋めになるくらいなら全力でやるしかない！

　――それからしばらく、なんとか脱出する事には成功したが予想外の重労働でヘトヘトになってしまった。息が上がった所で飲み水をグイッとあおると僕はすぐさまその場を移動する事にした。
　休んでいる間にまた次の瓦礫が崩れてきたら、今度は生き埋めでは済まないかもしれない。こういった場所の探索は今後なるべく控えようと心に誓ったのだった。

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ステータスログ
▼レストランで『調理キット』を手に入れた
▼少し疲れてしまった　HP-1/食糧-1

【HP99/100│食糧94/100】
①治療薬（消耗品：ゾンビ化を治せる）
②調理キット（【休息】消費食糧-1※最低1）
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