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■キャラクター作成

 
//キャラクターメイクを行います。

①篝火との出会い:1d6→5
5 :ある目的をもってあなたはこの篝火を奪った。元の持ち主がどうなったのかはわからないが、死んでいるのは確かだろう。

②思想について:任意選択
♠:あなたは戒律・ルールに厳しい。
移ろう人の考えよりも、厳粛なるルールにこそ価値がある。
生殺権利があるのが篝火であるなら、自身の考えは捨てるべきである。

――――――――――

 ……これが『燈火手記』と呼ばれるものか。
 いずれまたこれを受け継ぐ誰かが現れた時のために、まず私が何者なのかを記しておくべきだろう。
 率直に言うと私はこの『篝火』を奪った者だ。故郷を救う為に長い旅を続け、ようやく篝火を持つ旅人を見付けた私は力ずくでそれを奪い取ろうとした。揉み合いの末に旅人は足を踏み外して崖下へと転落していき、ついには闇の底に消えてしまった。そしてこの『篝火』の所有権が私に移行した事で、旅人の命が完全に消えてしまった事を知った。
 全く愚かな事である。このような事をしても既に故郷が蘇るような事はないと知っていたのに。青き炎の眩さに目が眩んでどうかしてしまったのだ。今更正気に戻った所でもはや取り返しようもないのに。
 今ここに残された私に出来ることといえば、この篝火に従って人々を目覚めさせる事である。またそれが悪人や病人であるならば、そのまま眠らせるのもひとつの選択だろう。
 愚かなこの命を篝火に捧げる事もまた使命であると胸に刻んで、私はこの『燈火手記』を書くものとする。

――以前の旅人が落としていった手帳のページを切り離して、カバーの中にあるポケットの奥底に畳んでしまい込んだ。
 このページだけは簡単に見られる訳にはいかない、『燈火協会』への提出にも備えてしっかり隠しておこう。
 誰かに見られる日があるとすれば、この命終えた時だけだと願いたい。

 全てが眠るこの世界で、罪を裁くものはもはや存在しない。
 知るのも裁くのも己自身だけである。

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【メモ】
三十代前後の男性。元傭兵で戦いの腕には自信あり。
厳格な性格だが使命感に駆られるあまり誤った選択に暴走しがち。大義の為に人を殺してしまうタイプの正義感。
黒い髪に緑色の瞳、顔左側に大怪我をしている。
 
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