第一章 - テンノカミノ イカリ -

霊夢「え?移住者?…あら珍しい。名は?私は博麗霊夢、博麗神社の巫女よ」
《博麗霊夢、博麗神社の巫女。能力は「空を飛ぶ程度の能力」。》
ぁろ「ぁろ、です。よろしくお願いします」
霊夢「分かった、お茶していきなさい」
ぁろ「え!?ありがとうございます!!」

霊夢「で?どこから来たの?」
ぁろ「海…です」
…これで通じるかな
霊夢「…海ねぇ…。」
ぁろ「海、です」
霊夢「じゃあ、幻想郷周辺を散歩しましょうか、説明がてら」
ぁろ「は、はい!!了解しました〜っ☆」


霊夢「ここが紅魔館。500歳の吸血鬼がいるわよ」
ぁろ「ご、ごひゃくさい…?」
霊夢「あれ、反応が薄いわね。海では当たり前?」
ぁろ「いや、ごひゃくさいって、なんだろうって思って」
霊夢「え?何年生きてるかってことよ」
ぁろ「なんねん?」
霊夢「もしかして海には時間が存在しないの…?」
ぁろ「時間…。なんか聞いたことあるような」
霊夢「ふぅん…。あ、行くよ」

美鈴「むにゃ…やめてください咲夜さぁん…」
今にも咲夜に殺されそうな美鈴だ。
霊夢「あれは美鈴。幸せそうね、咲夜に言っておきましょ」
ぁろ「ふむ…寝るのが門番…」
霊夢「覚えちゃダメ」

咲夜「あら、どうしたの霊夢。遊びに来たんじゃないとは思うけど。今私は忙しいの、かまってられない」
咲夜がせっせと仕事をしている
霊夢「あなたに用はないわ、いくよ、ぁろ」
ぁろ「ほぇ…」

霊夢「レミリア。開けてくれる?用があるの」
レミリア「残念だけど、今は無理ね_」
何?何かあったの…?
霊夢「何があったか、教えてくれる?私だって、手伝いたいわよ、博麗の巫女として」
レミリア「…違うの、“あいつ”に霊夢は会ってはいけない。あいつは霊夢を狙っているの!!」
ぁろ「……ぁろに!できることはありますか!?」
レミリア「…あなた、聞かない声ね。幻想入りしたのね。…異変を舐めないで!!これは、私じゃないと…!!でき、ない!!!」
ぁろ「なら!!ぁろに能力をください!!!!」
霊夢「…能力なんて、そう簡単に手に入らないの」
レミリア「…じゃあ、私の妹に勝てたらね!」
バシュッ__
何だ!?なんか…っ…?
フラン「キミ?キミなの!?フランちゃんの遊び相手!!」
ぁろ「え?ま、まあ…ちょっとだけね」
フラン「やったー!!弾幕ごっこ〜♪」
え…?弾幕…ごっこ……?

“お前もやれよ!俺は今ストレスが溜まってるんだよ、”
“やんないんだったら意味なくね?退学だろ”
“もう友達やめよっかな。”

………
ぁろ「…いいよ、受けて立つ!!!」

終☆了☆
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