SHORT
・強き者達・
クレイジー「む……来たか、ルイージ」
ルイージ「……来たよ」
クレイジー「久々に手合わせしようなどとは、どういう風の吹き回しだ?」
ルイージ「別に……
最近マリオと乱闘しても、ほとんど手応え無いから……強い人と戦いたくなっただけ」
クレイジー「ほう……?ならばルカリオやミュウツーとでもやればよかろう」
ルイージ「どうせなら一番強い人と戦いたいから……」
クレイジー「なるほどな。
……とはいえ、一番の強者はマスターなんだがな」
ルイージ「……マスターが本気出したら危ない域に入っちゃうんでしょ?」
クレイジー「まぁ、そうだ」
ルイージ「だから……やってくれるよね?」
クレイジー「ああ、いいだろう。
ちょうど暇だったからな。全力で来るがよい」
ーーーーーーーーーーー
クレイジー「……強くなったな」
ルイージ「……どうも」
クレイジー「あの頃とは大違いだ。
お前が私に稽古をつけてほしいと申し出たのは……いつだったかな」
ルイージ「一年くらい前かな……」
クレイジー「まだそんなものだったか?」
ルイージ「……最初の稽古でズタボロにのされたことは忘れないよ」
クレイジー「まぁ、通過儀礼と言うものだ」
ルイージ「あの時、自分の無力さを知って……同時に、いつかこんな強い相手でも勝てるようになりたいって……目標も出来た」
クレイジー「その目標を本当に達成してしまうのがお前の凄いところだ。
しかし何故、急に強くなりたいなどと?」
ルイージ「……亜空軍が攻めてきた時……
改めて僕がファイターに選ばれた意味を考えたんだ。
僕は人付き合いが嫌いだけど……ここの皆のことは仲間だと思ってる。
だから……いつかまた危機が迫った時に、皆を守れる力が欲しいって……
もう足手まといは嫌だって……思ったんだ」
クレイジー「……そうだったのか。
それにしても、お前は私の課した厳しい修行にも音をあげず頑張った。
その辛抱強さと意志の強さは大したものだ」
ルイージ「……取り柄があるとすれば、それくらいだからね」
クレイジー「……まぁ、お前は元々運動神経も良く飲み込みも早い。
なればこそ、驚異的なスピードで力を付けることが出来たのだろうな。
昔は乱闘の順位も後ろから数えた方が早かったのに、今はマルスに並びトップ5に入るほどだからな」
ルイージ「……マルスもびっくりしてた。
……マリオは何でこんなに差が付いたんだ、って……悔しそうだよ」
クレイジー「マリオは『ルイージと同じ修行をする!』と意気込んでいたがすぐに音をあげて逃げたぞ」
ルイージ「……情けない兄でゴメンね」
クレイジー「とはいえ、お前との勝負は楽しいし良いストレス発散にもなる。
また手合わせ願いたいものだ」
ルイージ「……クレイジーの方からそう言ってくるなんて珍しいね?」
クレイジー「お前とルカリオ……ミュウツーくらいだな。
お前さえよければ……また頼むぞ」
ルイージ「わかった。僕ももっと……強くなって挑戦に来るから」
クレイジー「まだ強くなるのか!?」
ーーーENDーーー
クレイジー「む……来たか、ルイージ」
ルイージ「……来たよ」
クレイジー「久々に手合わせしようなどとは、どういう風の吹き回しだ?」
ルイージ「別に……
最近マリオと乱闘しても、ほとんど手応え無いから……強い人と戦いたくなっただけ」
クレイジー「ほう……?ならばルカリオやミュウツーとでもやればよかろう」
ルイージ「どうせなら一番強い人と戦いたいから……」
クレイジー「なるほどな。
……とはいえ、一番の強者はマスターなんだがな」
ルイージ「……マスターが本気出したら危ない域に入っちゃうんでしょ?」
クレイジー「まぁ、そうだ」
ルイージ「だから……やってくれるよね?」
クレイジー「ああ、いいだろう。
ちょうど暇だったからな。全力で来るがよい」
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クレイジー「……強くなったな」
ルイージ「……どうも」
クレイジー「あの頃とは大違いだ。
お前が私に稽古をつけてほしいと申し出たのは……いつだったかな」
ルイージ「一年くらい前かな……」
クレイジー「まだそんなものだったか?」
ルイージ「……最初の稽古でズタボロにのされたことは忘れないよ」
クレイジー「まぁ、通過儀礼と言うものだ」
ルイージ「あの時、自分の無力さを知って……同時に、いつかこんな強い相手でも勝てるようになりたいって……目標も出来た」
クレイジー「その目標を本当に達成してしまうのがお前の凄いところだ。
しかし何故、急に強くなりたいなどと?」
ルイージ「……亜空軍が攻めてきた時……
改めて僕がファイターに選ばれた意味を考えたんだ。
僕は人付き合いが嫌いだけど……ここの皆のことは仲間だと思ってる。
だから……いつかまた危機が迫った時に、皆を守れる力が欲しいって……
もう足手まといは嫌だって……思ったんだ」
クレイジー「……そうだったのか。
それにしても、お前は私の課した厳しい修行にも音をあげず頑張った。
その辛抱強さと意志の強さは大したものだ」
ルイージ「……取り柄があるとすれば、それくらいだからね」
クレイジー「……まぁ、お前は元々運動神経も良く飲み込みも早い。
なればこそ、驚異的なスピードで力を付けることが出来たのだろうな。
昔は乱闘の順位も後ろから数えた方が早かったのに、今はマルスに並びトップ5に入るほどだからな」
ルイージ「……マルスもびっくりしてた。
……マリオは何でこんなに差が付いたんだ、って……悔しそうだよ」
クレイジー「マリオは『ルイージと同じ修行をする!』と意気込んでいたがすぐに音をあげて逃げたぞ」
ルイージ「……情けない兄でゴメンね」
クレイジー「とはいえ、お前との勝負は楽しいし良いストレス発散にもなる。
また手合わせ願いたいものだ」
ルイージ「……クレイジーの方からそう言ってくるなんて珍しいね?」
クレイジー「お前とルカリオ……ミュウツーくらいだな。
お前さえよければ……また頼むぞ」
ルイージ「わかった。僕ももっと……強くなって挑戦に来るから」
クレイジー「まだ強くなるのか!?」
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