三瓶「って！名前の事だよ！」
月島「へえ…名前…ね」
『○○っていう言葉が出来て、綺麗でいいなって思う。オレはそれが羨ましい、かな』
***
三瓶「そうだよ。○○・・・！」
月島「ハア？」
三瓶「山口くんと話しててね。あ、名前の事。そしたら山口くんが相談に乗ってくれて、そしたら私も自分の名前に自信ついて、・・・つきし・・・蛍【けい】くんも名前で悩んでるって山口くんから聞いたからさ。なにかアドバイスって思ったんだけど・・・なかなか思いつかなくて・・・」
「いいよ」
三瓶「そ、そうだよね、いきなり名前呼びは引いたよね、やっぱり私じゃあ蛍くんなんて早かったよね…ごめ…「そんなんじゃなくて、小さな僕の悩み事を本気で考えてくれてるキミを称賛してるの」・・・しょ、称賛！？」
月島「ありがとう」
三瓶「・・・！！」
月島「山口があんなに僕に好意を向けてる女子の相談を、嬉しそうに受けてるの初めて見たから」
三瓶「・・・山口くんは月島くん好きの女子のために相談乗るの、はじめてらしいよ」
月島「知ってる。キミが僕を好きだって言うのは、なんとなく気づいてたから」
三瓶「ああ～コレきっと振られるパターン」『小心者の緊張キタ』
月島「なに部活のチビみたいなこと言ってんのサ。まあいいケド。これ僕のLINEね。まず、友達からヨロシク」
三瓶「…え？」
山口「ツッキー！部活行くよ～！」
月島「ウルサイ山口。叫ばないでくんない？」
山口「ゴメン！ツッキー！あれ？三瓶さんじゃん！今ヒマ！？じゃあ部活見てく！？」
三瓶「…え、あ…え？う、うん…？」
月島「は？」