先輩の矜持、狐面の暗躍
ルリカは勝利を声高らかに宣言するも、それは無駄なことを知る。何故なら…ツツジが出した幻夢の六花のスキルでラモニスのパワーを−30000され、更に忍獣 ムーンエッジでガードされたからだ。手札を削られるも、トリガーが乗った全てのアタックを防ぎ切ったのは大きい。
「ターンエンド……それでも、貴方の負けは変わりないの!私の手札は10枚、インターセプトも可能!貴方が勝てる可能性なんて、0なんだから!」
手札:10枚 山札:20枚
「っ。嫌なこと言いやがって……」
「各務原!良い加減ガツンと言ってやれって!!」
「嘗められたら終いッスよ!シメる時はシメとかなきゃダメッス!」
『何処ぞの自由業だよお前は』
「っ……わ、私……けど―」
刹那、体育館全体を震わせる程の声が響く。その声の主はコウでもミクでもなく……
「負けるなぁぁぁぁ!各務原さぁぁぁん!!」
「っ!!!?」
「嘘だろ……」
「■■……」
「■■君……どうして?」
「各務原さん!君は……本当に、本当に強い人なんだ!周りから詰られようと、嫌われようと……自分のやるべきことを、君は毎日、嫌な顔せずにちゃんと やって来たんだ!それを大したことないなんて、卑下しないで欲しい!」
『あの……マジで、誰?』
「……サッカー部の部費を盗んだ奴だよ。まあ、元だけどな」
「はぁ!?それって、アイツが粗悪のコンロじゃん!」
「つまりアイツが抑の原因じゃ無いッスか!巫山戯んな!テメー、どの面下げて―」
「私がここに呼んだのよ。名倉君、気持ちは分かるけど……今は、黙って見守っていてほしいの」
サトミの言っていた用事とはこの事だったのかと納得するミク。今にも噛み付こうとしているイズモを諌め、件の重要人物に視線を向ける。
「■■君……」
「各務原さん……本当にごめんなさい。本当に、君にも、綴木君にも、申し訳無いことをしたッ。僕がやったことは簡単には許されないし、この先ずっと…僕の人生にとって後ろ暗いモノになっていく。やったことは消えない、君達の未来を壊した事実も変わらない。だけど、いや、だからこそ……各務原さんには、自分に自信を持ってほしい!君は弱くなんかない、ちっぽけな存在なんかじゃない、君は……僕にとって、一番素敵な人だ!!だから、だから……負けるなぁぁぁ、各務原さぁぁぁん!!!」
腹の底から有りっ丈の声を出す■■。加害者は自分の罪と向き合うことを覚悟し、過去と折り合いを付けた。なら今の自分は……
『……各務原先輩は、どうしたいんですか?』
「えっ?」
『正直、あたしは各務原先輩とこの人の関係とか、何があったのかは分からないです。でも、この人はこの人なりのケジメをつけて、ここに居るんだと思います。加害者とか被害者とか、そんなの部外者のあたしが勝手に決めることじゃないですけど……各務原先輩は、どうしてここにいるんですか?過去から逃げる為?周りの悪意を見たくない為?それとも……綴木先輩への、罪滅ぼしですか?』
「ッ…!!」
『もし最後の言葉が理由なら、そんなこと考えちゃダメだと思います。綴木先輩も、各務原先輩も、自分でこの場所に居ることを選んだんです。そしてこの人も……前を向くって決めて現在 に立っているんです。自分の未来は……自分で決めるべきなんです』
「自分の未来は、自分で決める……でも、私のせいで、綴木君は―」
「各務原………俺、お前の件が無くても、サッカー部を辞めるつもりだったんだ」
「えっ?」
「どういう事だよ、コウ……」
「……俺の足、あの時から悪くなっていたんだ。日常生活に支障はないが、このままサッカーを続けるのは無理だって医者に宣言されたんだ。本当はまだ皆とサッカーやりたかったけど、ここが自分の限界なんだって割り切って辞めようと思った。そんな時、各務原の事があって……最低だって自覚はある。でも、辞める理由に丁度良いって思っちまったッ……謝らなきゃいけないのは、俺もなんだよ。お前の濡れ衣を、サッカー部を辞める理由に使って……本当に、ごめん!!」
「ッ……何で、綴木君が謝るの?私が限界まで、サッカー部のマネージャーを続けられたのは綴木君がいたから。綴木君だけが……私の無実を、最初から信じてくれた!私の今までを、否定しなかった!だから私は頑張れた!だから、謝らないで欲しい……私はもう、過去は引き摺ったりしない。私は……私は、前に進みたい!自分の未来を、自分で掴みたい!!」
「……ありがとな、各務原。俺も決めた。俺は、お前やユタ、詠導達とヴァンガードがしたい!サッカー以外の俺の未来を、お前達と見たいんだ!!」
互いの決意を泣き笑いながら叫ぶツツジとコウ。それを柔和な表情で見守るユタとサトミ。2人が過去と折り合いを付けたことに安堵するミクと■■。イズモとサユは本人達よりも大号泣し、それに釣られて感動の涙を流すルリカ以外の生徒会一同。
「ちょ、ちょっと!確かに感動する場面だけど、ファイトはまだ終わってないわよ!これが貴方の最後のターン。このターンで私を追い込めなければ、敗北は免れないんだからッ!!」
「(絶対に、勝ってみせる……!)私のターン!……来てくれたんだね、シラユキ!」
「ま、まさか……!」
「吹き荒べ、全てを凍て付かせる絶氷の花嵐!幻夢の六花 シラユキにライド!イマジナリーギフト・アクセルⅡを右に配置して1枚ドロー!ササメユキのスキルでSC1!」
手札:4枚 ソウル:3枚
山札:27枚
ツツジは右前列に忍妖 レディ・シルエッタをコール。スキルでCB1と手札からレイニィマダムを公開し、山札からレイニィマダムを左のアクセルサークルにコール。右のアクセルサークルにはジャコツガールをコールした。
「レディ・シルエッタでVにアタック!」
手札:2枚 ソウル:3枚
裏にしたカード:ベニジシ
パワー:9000
山札:26枚
「そんな攻撃痛くも無いわ!無駄な足掻、き……ま、まさか!」
「レディ・シルエッタのスキル発動!このユニットのアタックがヒットしなかった時、自身を山札の下に置き、相手のRを1枚山札の下に置く!ラモニスを山札の下に!」
山札:27枚
「インターセプトが…!」
山札:21枚
「ジャコツガールでアタック!」
パワー:24000(アクセルサークル込み)
「戦巫女 ククリヒメでガード!」
手札:9枚 シールド:28000
「ジャコツガールのスキル発動!山札の上から7枚見て、「シラユキ」を含むカードを2枚公開し、1枚を手札に加え、1枚をドロップゾーンに……1枚も公開しなかったのでSC1。レイニィマダムでアタック!」
パワー:13000(アクセル込み) ソウル:4枚
「ノーガード!」
ダメージ:4 ダメージチェック:ヒミコ
山札:20枚
「ササメユキのブースト、ベニジシ!」
パワー:16000
「シタテルヒメでインターセプト!」
シールド:18000
ドロップ:13枚(トリガー5枚)
「この瞬間、幻夢の六花のスキル発動!ユニットのアタックがヒットしなかった時CB1、相手のユニット1枚のパワー−10000!このユニットがVにいるなら、ドロップから「シラユキ」を含むカードを1枚ユニットのいないRにコールする!ヒミコのパワー−10000……おいで、幻夢の六花!」
裏にしたカード:レディ・シルエッタ
正に口あんぐりな表情のルリカ。慌てて「ここからが勝負よ!まだ逆転勝ちの可能性があるんだから!!」と素の口調になっていく。
「否無理だろ」
「無理無理〜!」
「旭野さん、人生諦めも肝心よ?」
『こんなに綺麗な敗北押し付け3連コンボってある?』
「が、頑張れ、各務原先輩!」
「ヴァンがれーー!各務原さん!」
「いけー各務原、鼻っ柱折ってやれー」
「内野君は審判でしょうが!審判は公平でいなさいよッッ!!」
ヒミコのパワー:13000→3000
「ベニジシのブースト、幻夢の六花で……神託の女王 ヒミコにアタック!」
パワー:20000
「(クシナダで完全ガードするしか……否、ここで切ったら、2枚のベニジシのスキルで山札の幻夢の六花を2枚コールされる。それだけは何としても避けなきゃ……!)ノーガード!」
「ツインドライブ!ファーストチェック……ノートリガー」
「幸運や奇跡はそう簡単には起きない!だからこそ、それ相応の価値があるの!」
「……違いますよ。幸運や奇跡は―」
未来へ手を伸ばした者が、掴めるモノです!!
「ターンエンド……それでも、貴方の負けは変わりないの!私の手札は10枚、インターセプトも可能!貴方が勝てる可能性なんて、0なんだから!」
手札:10枚 山札:20枚
「っ。嫌なこと言いやがって……」
「各務原!良い加減ガツンと言ってやれって!!」
「嘗められたら終いッスよ!シメる時はシメとかなきゃダメッス!」
『何処ぞの自由業だよお前は』
「っ……わ、私……けど―」
刹那、体育館全体を震わせる程の声が響く。その声の主はコウでもミクでもなく……
「負けるなぁぁぁぁ!各務原さぁぁぁん!!」
「っ!!!?」
「嘘だろ……」
「■■……」
「■■君……どうして?」
「各務原さん!君は……本当に、本当に強い人なんだ!周りから詰られようと、嫌われようと……自分のやるべきことを、君は毎日、嫌な顔せずに
『あの……マジで、誰?』
「……サッカー部の部費を盗んだ奴だよ。まあ、元だけどな」
「はぁ!?それって、アイツが粗悪のコンロじゃん!」
「つまりアイツが抑の原因じゃ無いッスか!巫山戯んな!テメー、どの面下げて―」
「私がここに呼んだのよ。名倉君、気持ちは分かるけど……今は、黙って見守っていてほしいの」
サトミの言っていた用事とはこの事だったのかと納得するミク。今にも噛み付こうとしているイズモを諌め、件の重要人物に視線を向ける。
「■■君……」
「各務原さん……本当にごめんなさい。本当に、君にも、綴木君にも、申し訳無いことをしたッ。僕がやったことは簡単には許されないし、この先ずっと…僕の人生にとって後ろ暗いモノになっていく。やったことは消えない、君達の未来を壊した事実も変わらない。だけど、いや、だからこそ……各務原さんには、自分に自信を持ってほしい!君は弱くなんかない、ちっぽけな存在なんかじゃない、君は……僕にとって、一番素敵な人だ!!だから、だから……負けるなぁぁぁ、各務原さぁぁぁん!!!」
腹の底から有りっ丈の声を出す■■。加害者は自分の罪と向き合うことを覚悟し、過去と折り合いを付けた。なら今の自分は……
『……各務原先輩は、どうしたいんですか?』
「えっ?」
『正直、あたしは各務原先輩とこの人の関係とか、何があったのかは分からないです。でも、この人はこの人なりのケジメをつけて、ここに居るんだと思います。加害者とか被害者とか、そんなの部外者のあたしが勝手に決めることじゃないですけど……各務原先輩は、どうしてここにいるんですか?過去から逃げる為?周りの悪意を見たくない為?それとも……綴木先輩への、罪滅ぼしですか?』
「ッ…!!」
『もし最後の言葉が理由なら、そんなこと考えちゃダメだと思います。綴木先輩も、各務原先輩も、自分でこの場所に居ることを選んだんです。そしてこの人も……前を向くって決めて
「自分の未来は、自分で決める……でも、私のせいで、綴木君は―」
「各務原………俺、お前の件が無くても、サッカー部を辞めるつもりだったんだ」
「えっ?」
「どういう事だよ、コウ……」
「……俺の足、あの時から悪くなっていたんだ。日常生活に支障はないが、このままサッカーを続けるのは無理だって医者に宣言されたんだ。本当はまだ皆とサッカーやりたかったけど、ここが自分の限界なんだって割り切って辞めようと思った。そんな時、各務原の事があって……最低だって自覚はある。でも、辞める理由に丁度良いって思っちまったッ……謝らなきゃいけないのは、俺もなんだよ。お前の濡れ衣を、サッカー部を辞める理由に使って……本当に、ごめん!!」
「ッ……何で、綴木君が謝るの?私が限界まで、サッカー部のマネージャーを続けられたのは綴木君がいたから。綴木君だけが……私の無実を、最初から信じてくれた!私の今までを、否定しなかった!だから私は頑張れた!だから、謝らないで欲しい……私はもう、過去は引き摺ったりしない。私は……私は、前に進みたい!自分の未来を、自分で掴みたい!!」
「……ありがとな、各務原。俺も決めた。俺は、お前やユタ、詠導達とヴァンガードがしたい!サッカー以外の俺の未来を、お前達と見たいんだ!!」
互いの決意を泣き笑いながら叫ぶツツジとコウ。それを柔和な表情で見守るユタとサトミ。2人が過去と折り合いを付けたことに安堵するミクと■■。イズモとサユは本人達よりも大号泣し、それに釣られて感動の涙を流すルリカ以外の生徒会一同。
「ちょ、ちょっと!確かに感動する場面だけど、ファイトはまだ終わってないわよ!これが貴方の最後のターン。このターンで私を追い込めなければ、敗北は免れないんだからッ!!」
「(絶対に、勝ってみせる……!)私のターン!……来てくれたんだね、シラユキ!」
「ま、まさか……!」
「吹き荒べ、全てを凍て付かせる絶氷の花嵐!幻夢の六花 シラユキにライド!イマジナリーギフト・アクセルⅡを右に配置して1枚ドロー!ササメユキのスキルでSC1!」
手札:4枚 ソウル:3枚
山札:27枚
ツツジは右前列に忍妖 レディ・シルエッタをコール。スキルでCB1と手札からレイニィマダムを公開し、山札からレイニィマダムを左のアクセルサークルにコール。右のアクセルサークルにはジャコツガールをコールした。
「レディ・シルエッタでVにアタック!」
手札:2枚 ソウル:3枚
裏にしたカード:ベニジシ
パワー:9000
山札:26枚
「そんな攻撃痛くも無いわ!無駄な足掻、き……ま、まさか!」
「レディ・シルエッタのスキル発動!このユニットのアタックがヒットしなかった時、自身を山札の下に置き、相手のRを1枚山札の下に置く!ラモニスを山札の下に!」
山札:27枚
「インターセプトが…!」
山札:21枚
「ジャコツガールでアタック!」
パワー:24000(アクセルサークル込み)
「戦巫女 ククリヒメでガード!」
手札:9枚 シールド:28000
「ジャコツガールのスキル発動!山札の上から7枚見て、「シラユキ」を含むカードを2枚公開し、1枚を手札に加え、1枚をドロップゾーンに……1枚も公開しなかったのでSC1。レイニィマダムでアタック!」
パワー:13000(アクセル込み) ソウル:4枚
「ノーガード!」
ダメージ:4 ダメージチェック:ヒミコ
山札:20枚
「ササメユキのブースト、ベニジシ!」
パワー:16000
「シタテルヒメでインターセプト!」
シールド:18000
ドロップ:13枚(トリガー5枚)
「この瞬間、幻夢の六花のスキル発動!ユニットのアタックがヒットしなかった時CB1、相手のユニット1枚のパワー−10000!このユニットがVにいるなら、ドロップから「シラユキ」を含むカードを1枚ユニットのいないRにコールする!ヒミコのパワー−10000……おいで、幻夢の六花!」
裏にしたカード:レディ・シルエッタ
正に口あんぐりな表情のルリカ。慌てて「ここからが勝負よ!まだ逆転勝ちの可能性があるんだから!!」と素の口調になっていく。
「否無理だろ」
「無理無理〜!」
「旭野さん、人生諦めも肝心よ?」
『こんなに綺麗な敗北押し付け3連コンボってある?』
「が、頑張れ、各務原先輩!」
「ヴァンがれーー!各務原さん!」
「いけー各務原、鼻っ柱折ってやれー」
「内野君は審判でしょうが!審判は公平でいなさいよッッ!!」
ヒミコのパワー:13000→3000
「ベニジシのブースト、幻夢の六花で……神託の女王 ヒミコにアタック!」
パワー:20000
「(クシナダで完全ガードするしか……否、ここで切ったら、2枚のベニジシのスキルで山札の幻夢の六花を2枚コールされる。それだけは何としても避けなきゃ……!)ノーガード!」
「ツインドライブ!ファーストチェック……ノートリガー」
「幸運や奇跡はそう簡単には起きない!だからこそ、それ相応の価値があるの!」
「……違いますよ。幸運や奇跡は―」
未来へ手を伸ばした者が、掴めるモノです!!