悪女退治は突然に

綴木先輩にストーカーするやっべぇ女こと枸幹アカネを退治すべく、あたしはファイトをすることに。
はぁぁ……今日はエンジェルフェザーも収録されたブースターパックの発売日だからカードショップ寄る予定だったのに。

「ごめんなさい、詠導さん……転校したてのあなたを巻き込んでしまって」

『各務原先輩、気にしないで下さい!寧ろ腕が鳴りますんで!』

「想天の令嬢だがなんだか知らないけど、ヘタレ女なんかに頼られている色白ドブスなんかに私は負けないのよ!」


貴様の濃厚な敗北フラグが1本立ちました、ありがとうございます。頼られて何が悪い!信頼されている証じゃい!そしてあたしはドブスじゃねぇよ!!

「ほーむ、ほむほむ〜!」
訳:出た、敗北フラグ〜! ヘ(゚∀゚ヘ)ゲラゲラ

「ほ、ホムちゃん……」

「うるっさいわね!公式大会にも出られないポンコツの癖に生意気なのよ!!」

「ほむぅ?」
訳:やんのかコラ、おぉ゙ん? (╬⊙_☉)

ホムちゃんどうどう。喧嘩は先に出した方が負けだぞ?さて、いっちょ悪女退治といきますか!

「『スタンドアップ・ヴァンガード!!』」

あたしと枸幹アカネのカードが捲られる。あたしはペヌエル、枸幹は……デビル・イン・シャドー。今回はダークイレギュラーズか。

皆で勝とう……あたしの大切な片翼達。

「エンジェルフェザー?そんな雑魚デッキで私に勝とうなんて笑える〜!」

『……。(こーゆー煽りは無視しよう。ウゼェし。)あたしのターン。尖針の守護天使スパイン・セレスティアル イオフィエルにライド。ペヌエルのスキルで1枚ドロー。ターンエンド』 
手札:6枚 ソウル:1枚
山札:42枚

「私のターン!ウォーライク・ポイゾナーにライド!シャドーのスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る!ヴァリアンツ・キラーテイル、純愛のサキュバスをコール!純愛のサキュバスのスキル、山札の上から5枚見て、その中にグレード3があれば手札に加える!……チッ、グレード3が無いから山札をシャッフル。キラーテイルのブースト、ポイゾナーでアタック!」
手札:5枚 ソウル:1枚
ポイゾナーのパワー:15000
山札:42枚


『(シールドを持たない代わりにパワー9000のユニット……VでもRにいても厄介そうだな。)ノーガード』

「ドライブチェック、ゲット!クリティカルトリガー!パワーは純愛のサキュバス、クリティカルはポイゾナーに!」
手札:6枚 ドライブチェック:独眼のサキュバス(クリティカルトリガー兼守護者センチネル)
山札:41枚

『ダメージチェック……2枚共トリガー無し』
ダメージ:2 ダメージチェック:神託の守護天使プロフェシー・セレスティアル レミエル、聖火の守護天使キャンドルライト・セレスティアル サリエル
山札:40枚

「純愛のサキュバスでアタック!」
パワー:18000

『ダメージチェック……ゲット、ドロートリガー!パワーはVに、1枚ドロー!』
手札:7枚 ダメージ:3
ダメージチェック:恋の守護者バトルキューピッド ノキエル(ドロートリガー兼守護者センチネル)
ダメージゾーン:レミエル、サリエル、ノキエル
山札:38枚

「ターンエンド。ていうかそんなにダメージ受けて大丈夫なわけ〜?もしかしてもう負ける準備してくれているの?アハハハ!!」

ヴァンガードが無かったらグーパンしていたかもあたし……。各務原先輩と綴木先輩は心配そうにあたしを見ている。
ホムちゃんは枸幹アカネをゴミを見るような目で蔑み、プラカードには「コイツマジかよ…… ε-( ̄ヘ ̄)┌ ダミダコリャ…」と記されている。
ホムちゃんはあたしの狙いに気付いているようだ。

『あたしのターン。聖火の守護天使キャンドルライト・セレスティアル サリエルにライド!ライドされたイオフィエルのスキル!手札のスケーリング・エンジェルとダメージゾーンのレミエルを入れ替える!次にサリエルのスキル、登場時CBカウンターブラスト1とSBソウルブラスト1、山札からノーマルユニットを1枚ダメージゾーンに置き、ダメージ1枚回復!』
手札:7枚 ソウル:1枚
SBしたカード:イオフィエル 裏にした兼回復したカード:スケーリング 山札から置いたカード:ハイジーニスト
ダメージゾーン:サリエル、ノキエル、ハイジーニスト
山札:36枚 ドロップ:2枚

「はあっ!?いきなりグレード3を手札に加えるなんてインチキじゃないの!」

『インチキじゃなくてユニットのスキルですが何か?ハイジーニスト・エンジェル、イオフィエルをコール!イオフィエルのスキル、手札から登場時CB1と自身をバインド、山札の上から1枚をダメージゾーンに!』
手札:5枚 ダメージ:3→4
裏にしたカード:サリエル 山札の上から置いたカード:天罰の守護天使ワイルドショット・セレスティアル ラグエル
ダメージゾーン:サリエル(裏)、ノキエル、ハイジーニスト、ラグエル
山札:35枚 ドロップ:2枚

「詠導さんのダメージが増えちゃった!」

「(ダメージを意図的に増やした……?)」

「はぁ?いきなりダメージ増やすとか自殺行為じゃない!」

『(うるっせぇな……)サリエルでVにアタック!』
パワー:9000

「ノーガード!」

『ドライブチェック、ゲット!ヒールトリガー!ダメージ1枚回復、パワーはハイジーニストに!』
手札:6枚 ドライブチェック:サニースマイル・エンジェル(治)
回復したカード:サリエル
ダメージ:4→3 ダメージゾーン:ノキエル、ハイジーニスト、ラグエル
山札:34枚 ドロップ:3枚
ハイジーニストのパワー:17000

「ぐっ…!」
ダメージチェック:デーモンイーター
山札:40枚

『ハイジーニストでVにアタック!ハイジーニストのスキル、ダメージゾーンのカード1枚につき、自身のパワー+5000!あたしのダメージゾーンには3枚、よってパワー+15000!』
パワー:32000

「パワー32000!?ノーガードよ!」
ダメージ:2 ダメージゾーンチェック:ドリーン・ザ・スラスター
山札:39枚

『ターンエンド!そしてターン終了時、バインドしたイオフィエルをドロップゾーンに置き、ダメージゾーンから1枚手札に加える。ノキエルを手札に!』
手札:7枚 ソウル:1枚
ダメージ:3→2 ダメージゾーン:ラグエル、ハイジーニスト
山札:34枚 ドロップ:4枚

「(あの色白ドブス、完全ガードを手札に加えやがったッ!!)」

「これでダメージはイーブンに…!」

「……ああっ!思い出した!プロ入りが約束された矢先、1年前事故に遭ってそれがパァになっちまったエンジェルフェザー使いの女子ファイターの名前は……詠導ミク!つまり俺達の目の前にいるアイツだぁぁぁ!!!」

「嘘ッ!?詠導さんが……想天の令嬢!?」

「ほむぅ!?」
訳:嘘だろオイ!? (´゚д゚`)エッマジデ!?

まあ、そういう反応になるよな。多分以前のあたしと今のあたし、容姿や性格全然違うし。

「ふん!想天の令嬢だったから何よ。今のそいつなんて、ただの色白ドブスじゃない!」

「お前が言うなこのストーカー女!しつこいのはサッカー部の馬鹿共だけで充分なんだよ!!」

「綴木先輩酷い!元サッカー部のMFでイケメンだからこの私のハーレムに入れてあげるって言っているのに、この私のお願いを断るとか何様なんですか!!」

『いやお前が何様だよ。てか高校にハーレム作りに来るなよ。あれはアニメやラノベだから許される所業であって、リアルでやる奴はガチで嫌われ一直線だろ。お前、正味の馬鹿なの?』

「スゲェ!想天の令嬢がマジレスしているぞ各務原!!」

「物珍しいもの見るような顔で何言っているの綴木君!?」

「ほむ……」
訳:やれやれ…… (´-_ゝ-`)マッタクダゼ

「綴木先輩の馬鹿!あんな色白ドブスなんか構ってないで私を見てよ!!」

「いやだって、俺枸幹みたいな女の子タイプじゃないし。何方かと言えば…………えぇっと……」

「ん?どうしたの?」

「な、何でもねぇから!はははははッ!」

『(何で綴木先輩の顔赤いんだろ……もしやアオハルか?)』
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