素直な言葉
コウ視点
タッグファイトが始まる……待ってろよ馬酔木!お前等も負かして優勝旗持ち帰って、旭野の間抜け面を拝んでやる!!
≪大変お待たせ致しました!これより準決勝2回戦、碧紫の歌劇団 対咲神高校ヴァンガード部のタッグファイトの火蓋が今、切られようとしていますッ!≫
≪ズーのクランを主に扱う永蓮翠華同様、碧紫の歌劇団はメガラニカとダークゾーンのクランを主に使う栂芽の一族の傘下に当るファイターチーム!中でも灰崎 マシロ選手と紫峰 チハヤ選手は、最良のパートナーと呼ばれる程の実力者!彼等を前に果たして、綴木選手と神谷選手が互角に戦えるのか!?ドキドキしてます〜!!≫
「……あの時の約束、忘れていないよね?俺達が勝ったら、綴木って子は此方に引き抜く。そして詠導って子と馬酔木ヒイロをヒスイ様にあげる。そうしたら俺とチハヤも幸せになって大団円ってワケ」
「……寝言は寝て言え。コウのことは当然だが、詠導や馬酔木もお前等には渡さねぇよ」
「そうそう、このファイトに勝つのは俺達だからな!」
「……弱い奴ほどよく吠えるってヤツかな?」
「げっ。マシロ、咲神高校ヴァンガード部の控え室見てみろよ」
「んー?」
俺達の控え室?何があるってんだ?ふと振り返った俺の視界に映ったのは……
≪うるせーバーーカ!!≫
≪馬鹿にするなーー!!≫
≪綴木君や詠導さんは絶対に渡しません!≫
≪消えろ痴れ者。意味知らねぇけど≫
≪俺達をドついた代償は高くつくぞ!!≫
≪殺られたんなら殺り返す!!五京倍返しだッ!!!≫
≪パンナコッタって結局生クリーム入れた牛乳プリンだろうが!雑草でも食ってろバーカ!≫
「皆さん落ち着いて下さい!!」
詠導、サユ、各務原、名倉、三馬鹿トリオからなる魔法のプラカードのバーゲンセール。そして天音さん達のいる観客席も喧しい。裁判所のセットはどこから出したんだか……デジャヴ。
栂芽のやり方にブチ切れた3名を相手している日野宮先輩と東名先輩、マジでお疲れ様です。
仲間総出で栂芽へ徹底抗戦とか、ほーんと頼もしい仲間や先輩達ですこと!!
「…………ふーん」
「チハヤ?」
「いや、この展開逆に燃えるよなーって思って……綴木、俺は本気だぞ!俺はお前とまた―」
「お前のお節介とか望んでねぇし……さっさと始めんぞ」
「ッ…コッチだって負けるつもりは更々ねぇからな!」
「……うちのが世話になったな。キッチリ返してやるよ」
「……やってみれ」
躊躇うことはない。俺は俺の「未来」をこの手で掴みたい……その為なら俺は、「過去の痛みや怒り」すらも糧にしてやる!
ユタも珍しくやる気に満ちている。やってやろうぜ!俺達で詠導を守って、馬酔木達にも勝ってやる!!
≪タッグファイト、開始ィィィ!!!≫
≪ヤーーーーー!!!≫
「「「「スタンドアップ・ヴァンガード!」」」」
それぞれのカードが捲られる。灰崎は「士官候補生 エリック」、ユタは“新芽” 、紫峰は「メカトレーナー」、俺は「秘められし才気 ルート」―シャドウパラディンだ。
先攻はチハヤ……この場合、チハヤ(仮にAとする)、次は斜め下のファイター(B)、次に斜め下のファイターの正面のファイター(これはC)、そして最後に先攻のファイターの正面のファイター(D)……そしてAからB、BからC、CからDと繰り返しターンが回る。こりゃ月下や名倉なら余計に頭こんがらがる筈だわ。俺も正直ややこしくて理解するのに時間掛かったし。
「はっ?……シャドウパラディン?お前は確か、ロイヤルパラディンだったろ!何で変えたんだよ!?」
「……馴染みの店にデッキごと買い取って貰った。変わりたかったからな」
「やっぱりあの事件が原因かよ!…俺のターン!アクロバット・ベルディにライド!メカトレーナーのスキルで1枚ドロー!ベルディのスキル、山札の上から5枚見て、「将軍 ザイフリート」を手札に加えターンエンド!」
手札:6枚 ソウル:1枚
捨てたカード:デトネイト・バーレル
山札:41枚 ドロップ:1枚
≪紫峰選手のターンが終わり、続けて紫峰選手の斜め下のファイターである神谷選手のターン!神谷選手がターンを終えれば、その正面のファイターである灰崎選手、灰崎選手の斜め下のファイターである綴木選手、そして再び紫峰選手と順番にターンが回ります!≫
「(アクアフォース……日野宮先輩が扱うクランか。)俺のターン…メイデン・オブ・フラワーカーペットにライド。“新芽”のスキルで1枚ドロー。フラワーカーペットのスキル、登場時プラント・トークンを1枚までコールできる…プラント・トークンを中央後列にコールしてターンエンド」
手札:6枚 ソウル:1枚
山札:42枚
「俺のターン…ストームライダー ニコロスにライド〜。エリックのスキルで1枚ドロー。ニコロスのスキル、山札の上から7枚見て、「潮騒の水将 アルゴス」を1枚まで公開して手札に加え、今は意味無いけどパワー+3000。ターンエンド〜」
手札:7枚 ソウル:1枚
山札:41枚
「(次は俺か……)」
「どうした!今更戦えねぇとか言う気かよ!!」
「なわけねぇだろ……俺のターン。竜刻魔道士 ニーズにライド。ルートのスキルで1枚ドロー、クイックシールドを得る。ニーズのスキル、V登場時山札の上から7枚見て、「覚醒を待つ竜 ルアード」か「竜刻魔道士 リア・ファル」を1枚まで公開し手札に加える…リア・ファルを手札に加える」
手札:8枚 ソウル:1枚
山札:41枚
「(仲間を進んで犠牲にするシャドウパラディンなんて、仲間思いのお前に似合わねぇよ!)」
「髑髏の魔女 ネヴァンをコール。ネヴァンのスキル、自身をレストし山札からパワー5000を1枚まで探しユニットのいないRにコール。ダンプフッド・ドラゴンをコール。ダンプフッドのスキル、SB1と自身を退却させ、山札から「ブラスター・ダーク」を1枚まで探して公開し手札に加える」
手札:7枚 ソウル:0枚
SBしたカード:ルート
山札:39枚 ドロップ:2枚
「(初っ端から飛ばしてんな……紫峰に地雷でも踏まれたか?)」
「勝つ為なら仲間を犠牲にすんのもお手の物ってか!!」
「ニーズでアタック」
パワー:8000
「ノーガード!」
ドライブチェックで引いたのは「デスフェザー・イーグル」―クリティカルトリガーだ。ダメージに置かれたのは「チアガール ポーリーン」―ドロートリガーとパワーバック・レナルド。紫峰の手札は7枚に増えた……これでターンエンド。
メルティクルーシブルは大会出場時に提出する応募用紙に登録したクランさえ変えなければ、デッキの中身は好きなだけ変えられるルールだから違反にはならない。現に名倉や詠導もデッキを使い分けてファイトしていたからな。
俺達で勝つぞ、シャドウパラディンのみんな!!
≪あのチハヤって子、対戦相手のツヅキ?って子に闘志剥き出しだけどどういうこと?≫
『(綴木先輩の昔馴染で、親の都合で中学生の頃に引っ越したらしい。それ以降の詳しい事情は知らぬ存ぜぬカトリーヌ)』
≪ふーん……大変ねぇ、あの子も≫
『そうですねー(ルアードって時点でもう……うん、なーんにも言えねぇ)』
タッグファイトが始まる……待ってろよ馬酔木!お前等も負かして優勝旗持ち帰って、旭野の間抜け面を拝んでやる!!
≪大変お待たせ致しました!これより準決勝2回戦、
≪ズーのクランを主に扱う永蓮翠華同様、碧紫の歌劇団はメガラニカとダークゾーンのクランを主に使う栂芽の一族の傘下に当るファイターチーム!中でも
「……あの時の約束、忘れていないよね?俺達が勝ったら、綴木って子は此方に引き抜く。そして詠導って子と馬酔木ヒイロをヒスイ様にあげる。そうしたら俺とチハヤも幸せになって大団円ってワケ」
「……寝言は寝て言え。コウのことは当然だが、詠導や馬酔木もお前等には渡さねぇよ」
「そうそう、このファイトに勝つのは俺達だからな!」
「……弱い奴ほどよく吠えるってヤツかな?」
「げっ。マシロ、咲神高校ヴァンガード部の控え室見てみろよ」
「んー?」
俺達の控え室?何があるってんだ?ふと振り返った俺の視界に映ったのは……
≪うるせーバーーカ!!≫
≪馬鹿にするなーー!!≫
≪綴木君や詠導さんは絶対に渡しません!≫
≪消えろ痴れ者。意味知らねぇけど≫
≪俺達をドついた代償は高くつくぞ!!≫
≪殺られたんなら殺り返す!!五京倍返しだッ!!!≫
≪パンナコッタって結局生クリーム入れた牛乳プリンだろうが!雑草でも食ってろバーカ!≫
「皆さん落ち着いて下さい!!」
詠導、サユ、各務原、名倉、三馬鹿トリオからなる魔法のプラカードのバーゲンセール。そして天音さん達のいる観客席も喧しい。裁判所のセットはどこから出したんだか……デジャヴ。
栂芽のやり方にブチ切れた3名を相手している日野宮先輩と東名先輩、マジでお疲れ様です。
仲間総出で栂芽へ徹底抗戦とか、ほーんと頼もしい仲間や先輩達ですこと!!
「…………ふーん」
「チハヤ?」
「いや、この展開逆に燃えるよなーって思って……綴木、俺は本気だぞ!俺はお前とまた―」
「お前のお節介とか望んでねぇし……さっさと始めんぞ」
「ッ…コッチだって負けるつもりは更々ねぇからな!」
「……うちのが世話になったな。キッチリ返してやるよ」
「……やってみれ」
躊躇うことはない。俺は俺の「未来」をこの手で掴みたい……その為なら俺は、「過去の痛みや怒り」すらも糧にしてやる!
ユタも珍しくやる気に満ちている。やってやろうぜ!俺達で詠導を守って、馬酔木達にも勝ってやる!!
≪タッグファイト、開始ィィィ!!!≫
≪ヤーーーーー!!!≫
「「「「スタンドアップ・ヴァンガード!」」」」
それぞれのカードが捲られる。灰崎は「士官候補生 エリック」、ユタは
先攻はチハヤ……この場合、チハヤ(仮にAとする)、次は斜め下のファイター(B)、次に斜め下のファイターの正面のファイター(これはC)、そして最後に先攻のファイターの正面のファイター(D)……そしてAからB、BからC、CからDと繰り返しターンが回る。こりゃ月下や名倉なら余計に頭こんがらがる筈だわ。俺も正直ややこしくて理解するのに時間掛かったし。
「はっ?……シャドウパラディン?お前は確か、ロイヤルパラディンだったろ!何で変えたんだよ!?」
「……馴染みの店にデッキごと買い取って貰った。変わりたかったからな」
「やっぱりあの事件が原因かよ!…俺のターン!アクロバット・ベルディにライド!メカトレーナーのスキルで1枚ドロー!ベルディのスキル、山札の上から5枚見て、「将軍 ザイフリート」を手札に加えターンエンド!」
手札:6枚 ソウル:1枚
捨てたカード:デトネイト・バーレル
山札:41枚 ドロップ:1枚
≪紫峰選手のターンが終わり、続けて紫峰選手の斜め下のファイターである神谷選手のターン!神谷選手がターンを終えれば、その正面のファイターである灰崎選手、灰崎選手の斜め下のファイターである綴木選手、そして再び紫峰選手と順番にターンが回ります!≫
「(アクアフォース……日野宮先輩が扱うクランか。)俺のターン…メイデン・オブ・フラワーカーペットにライド。“新芽”のスキルで1枚ドロー。フラワーカーペットのスキル、登場時プラント・トークンを1枚までコールできる…プラント・トークンを中央後列にコールしてターンエンド」
手札:6枚 ソウル:1枚
山札:42枚
「俺のターン…ストームライダー ニコロスにライド〜。エリックのスキルで1枚ドロー。ニコロスのスキル、山札の上から7枚見て、「潮騒の水将 アルゴス」を1枚まで公開して手札に加え、今は意味無いけどパワー+3000。ターンエンド〜」
手札:7枚 ソウル:1枚
山札:41枚
「(次は俺か……)」
「どうした!今更戦えねぇとか言う気かよ!!」
「なわけねぇだろ……俺のターン。
手札:8枚 ソウル:1枚
山札:41枚
「(仲間を進んで犠牲にするシャドウパラディンなんて、仲間思いのお前に似合わねぇよ!)」
「髑髏の魔女 ネヴァンをコール。ネヴァンのスキル、自身をレストし山札からパワー5000を1枚まで探しユニットのいないRにコール。ダンプフッド・ドラゴンをコール。ダンプフッドのスキル、SB1と自身を退却させ、山札から「ブラスター・ダーク」を1枚まで探して公開し手札に加える」
手札:7枚 ソウル:0枚
SBしたカード:ルート
山札:39枚 ドロップ:2枚
「(初っ端から飛ばしてんな……紫峰に地雷でも踏まれたか?)」
「勝つ為なら仲間を犠牲にすんのもお手の物ってか!!」
「ニーズでアタック」
パワー:8000
「ノーガード!」
ドライブチェックで引いたのは「デスフェザー・イーグル」―クリティカルトリガーだ。ダメージに置かれたのは「チアガール ポーリーン」―ドロートリガーとパワーバック・レナルド。紫峰の手札は7枚に増えた……これでターンエンド。
メルティクルーシブルは大会出場時に提出する応募用紙に登録したクランさえ変えなければ、デッキの中身は好きなだけ変えられるルールだから違反にはならない。現に名倉や詠導もデッキを使い分けてファイトしていたからな。
俺達で勝つぞ、シャドウパラディンのみんな!!
≪あのチハヤって子、対戦相手のツヅキ?って子に闘志剥き出しだけどどういうこと?≫
『(綴木先輩の昔馴染で、親の都合で中学生の頃に引っ越したらしい。それ以降の詳しい事情は知らぬ存ぜぬカトリーヌ)』
≪ふーん……大変ねぇ、あの子も≫
『そうですねー(ルアードって時点でもう……うん、なーんにも言えねぇ)』