レアイベ発生!?
ギャグ補正もあってヒワは直ぐ様復活し「わたくしに無礼を働くなんて何様ですの!?」とヨスガとルインを指差し激怒。
ヨスガは「おれの可愛いダチ公に暴挙働こうとしたオメーこそ何様だよ」と負けじと言い返し、ルインは「お馬鹿様にぎゃーすか言われても痛くも痒くもないもーん!」と呆気羅漢と言い放つ。
そしてそんな2人を後ろで腕組みをしながら後方店長面しているのは、薄紫色のレンズの縁無し眼鏡と黒のビジネススーツを着こなす山吹色の三つ編みお下げに菫色の瞳の女性・環鳥エリーだ。
彼女は去年まで咲神高校ヴァンガード部の部長であり、今回はチームワイルドカードのリーダーとして出場している。
≪ここでまさかの乱入者!咲神高校ヴァンガード部OGにして兎達を操るラビットテイマー・環鳥 エリー!隣にいるのは咲神高校ヴァンガード部の創立者である破滅の申し子・天音ルイン!≫
≪そして何故かいるツリ目の小柄な少女とジャージー牛ちゃんだァァァ!!≫
「ありがとうジャージー牛!またね!」
「あばよ!」
≪モーー♪≫
≪ジャージー牛さんこっちだよ!≫
≪俺達が出口まで案内するからな!≫
≪ねえねえ、ジャージー牛の牛乳って正直儲かるの?≫
三馬鹿トリオに連れられて出口に進むジャージー牛。そして残ったのはカウガールのヨスガ、メイド姿のルイン、後方店長面のエリー。そんな彼女達に呆れ果てているヒサメとただ呆然としているギンジ。そして暴行未遂事件の加害者であるヒワとチームメイトのレンゲだ。
「はあ〜あ、これが最強とか言っていた永蓮翠華?ビギナーの間違いじゃない?」
「なっ、何ですって!?」
「だって……君のファイト、ヌルいもん」
「はっ???」
「タッグファイトはそれぞれの役割分担しないといけないのに、当日まで何の相談もしなかったの?現にヒサメは守りに徹して手札を増やしたり相手の防御札を削ったりして、ギンジ君は山札を操作しつつ防御札を確保していた。あの時ヒサメがハンゾウを引けなかったら、勝負はまだ分かんなかったと思うよ」
「現にアンタが大暴れ出来たのだって、緑山がフォローに回っていたからだ。なのにアンタは受けるべき時にアタック受けねぇ、ガードが要らねぇのに余計な手札消費、剰えパートナーに感謝するどころか侮辱する始末……これが雷導の軍師の傘下?巫山戯てんのか?地方のファイター達の方がまだマシだな」
「チーム戦を馬鹿にすんじゃねぇ!」
「煩いですわ!あなた達にわたくしの何が分かるんですの!?」
「うん!ルインちゃん、ぜぇんぜん分かんな〜い!自分さえ良けりゃいい独り善がりのファイトするお馬鹿様の考え方なんて、1ミリも分かりたくもな〜い!!」
「禿同!!」
「同じーく!!」
「キィィィィ!!!」
「天音ルイン、貴様ァァァ!」
「アイツだけは許せない!!」
「おい、こうなったら破滅の申し子だけでも潰すぞ!!」
「ええ!ヒスイ様の邪魔をする愚か者なんて私達がこの手で―」
『うるっせぇぇぇ!外野はすっこんでろッッッ!!!』
ファイト会場の出入り口から放たれた怒声。そこにいたのは控え室から飛び出してきたミク。拡声器は何処からか拝借した最新式である(三馬鹿トリオから貰った)。
「ミクちゃん!?」
「詠導!」
「アレが……詠導?」
「クラージュ・メディック!!」
「な、な……何故貴方がここにいるの!?」
『さっきっからピーチクパーチク騒ぎやがって、大学サークルの飲み会かココはッ!!』
「やっべぇウケる!」
「そんな面白いですか???」
謎のツボに嵌ったルインに首を傾げるエリー。ヒワは先程まで萎れていたのが嘘のように火がついたようにミクへ突進する。
「詠導ミクゥゥゥ!!!」
『あっ、百円玉みっけ』
「ぎゃあああああ!!!」
「「(古典的な避け方で避けられたァァァ!!)」」
落ちていた百円玉を拾う為に(勿論本当に落ちているわけはないが)前に屈むミク。屈んだタイミングは奇跡的に合い、ヒワは顔面から人工芝生に突っ込んでしまった。まあ、この世界は何でもあり な世界なので大きな怪我やグロっちい顔にはならずに直ぐ様復活した。デジャヴである。
「お前がいるからヒスイ様が私を見てくれない!お前さえ、お前さえいなければァァァ!!」
『うっげぇ。自称ヒロインを名乗る勘違いあたおか女は枸幹だけでお腹いっぱいなんだけど』
「ぎゃははははははは!!!」
「天音さん笑い過ぎっす……ふう、いい運動なった」
ボロ雑巾のように人工芝生に伏せているのは、先程ルインを倒そうと躍起になっていた永蓮翠華のメンバー達。
哀れかな、彼等はスパーコナのリーサル・ウェポン代表のヨスガと「TS転生したらクズギャンブラーじゃなくなった禪院甚◯」と名高いエリーによって千切ってはポイされたのである。
「巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るなァァァ!お前だけは、お前だけは許さない!デッキを出せ!今直ぐ私とファイトしろ!ファヌエルのいないお前なんて価値は無い!ヒスイ様に愛されるべきなのはわたくしなのよッ!!」
『……悪いけど、あたし今からタッグファイトに出るからファイトはしない』
「あははははは!!尻尾を巻いて逃げますの!?なんて無様な女!お前のようなイロモノなんて無様に転げ落ちればいい!良いように利用されて、ボロ雑巾のようになって悲惨な人生になればいいのよ!本当に哀れね!!ファイターとしても、女としても、利用価値が微塵も無い無様で惨めで可哀想な女!!」
『……はぁ?可哀想?あたしが?』
「へぇ〜。久々にルインちゃん、アタマにキちゃいそう♪」
「オメー、いい加減に―」
「それはどういう意味かな、ヒワ」
『ッ!!?』
「あっ……あ、ああああ……!!」
「ヒスイ様!!」
ヒワとレンゲの前に現れたのは微笑みを崩さずも、静かに怒りと憎悪を露わにしているヒスイ。先程の会話が一から十まで彼等の耳に入っているのだろうことは火を見るよりも明らかだ。
「ひ、ヒスイ様…あ、あの、わたくし!!」
「ヒワ、お前ならいいファイターになれると期待していたんだけどね……けど、アレは駄目だ。お前はさっき、クラージュ・メディックを―詠導ミクを過去の人と扱き下ろし侮辱した。つまり、俺の目が曇りに曇って腐り落ちたと言いたいんだね」
「ち、違います!!わたくしはただヒスイ様を―」
≪黙りなさいヒワ!よくもヒスイ様の前で見苦しい真似を!恥を知れッ!!≫
「り、リンドウ様ッ!!」
「あははは、どっから言ってんのか分かんないけど、リンドウ激おこじゃ〜ん!」
「いや、流石に茶化すところじゃないと思いますよ?」
「春秋、真面目に突っ込むな」
『……あたしは別に自分のことを可哀想とか思っていないし、アンタの馬鹿丸出しの発言に揚げ足取るつもりも微塵もねぇ。けど、アンタはタッグファイトを疎かにしたってことだけは言い切ってやる』
「何ですって!!?」
『さっき春秋さんのデッキの中身を「風情がない」とかバカにしたよな?尤も、デッキに統一感を求めたり、色んなカードを入れてみたいって考えを一概に否定はしない。けどな、アンタがバカにしたユニット達のお陰で、春秋さんは山札一周が達成出来たんだよ』
「ふーん……どうせならさ、ここでミクちゃんの推察ってヤツ聞かせてくんない?」
『三日月、半月の女神のスキルで山札の上から目当てのカードを探し当てるのはツクヨミ軸での常套手段。加えてフヨウやサエのスキルで、ドロップや手札に余りがちな他のツクヨミのカードをソウルに置けば、満月の女神の山札操作の条件クリアも容易。更にレクタングルやテトラのスキルでクリティカルトリガーを仕込むことで、満月の女神の第二のスキルの発動条件のハードルが低くなる。アドミニストレートのスキルも、ブーストされていれば山札から好きなカードを手札に加えられる……あたしから見ても、春秋さんのデッキはかなり練られていると思う』
「だ、だからと言って、1度や2度触った位で、あんな風に都合良く回せる訳がありませんわよ!!」
『そう……何度も、何度もファイトを繰り返してデッキの調整をした。アンタ達と同じだよ。ここにいるファイターは全員、自分のデッキを作り上げてここにいる。そこに上下も貴賤も何にもねぇ!!人のファイトを、デッキを、それぞれの思いを馬鹿にするなッ!!!』
ヨスガは「おれの可愛いダチ公に暴挙働こうとしたオメーこそ何様だよ」と負けじと言い返し、ルインは「お馬鹿様にぎゃーすか言われても痛くも痒くもないもーん!」と呆気羅漢と言い放つ。
そしてそんな2人を後ろで腕組みをしながら後方店長面しているのは、薄紫色のレンズの縁無し眼鏡と黒のビジネススーツを着こなす山吹色の三つ編みお下げに菫色の瞳の女性・環鳥エリーだ。
彼女は去年まで咲神高校ヴァンガード部の部長であり、今回はチームワイルドカードのリーダーとして出場している。
≪ここでまさかの乱入者!咲神高校ヴァンガード部OGにして兎達を操るラビットテイマー・
≪そして何故かいるツリ目の小柄な少女とジャージー牛ちゃんだァァァ!!≫
「ありがとうジャージー牛!またね!」
「あばよ!」
≪モーー♪≫
≪ジャージー牛さんこっちだよ!≫
≪俺達が出口まで案内するからな!≫
≪ねえねえ、ジャージー牛の牛乳って正直儲かるの?≫
三馬鹿トリオに連れられて出口に進むジャージー牛。そして残ったのはカウガールのヨスガ、メイド姿のルイン、後方店長面のエリー。そんな彼女達に呆れ果てているヒサメとただ呆然としているギンジ。そして暴行未遂事件の加害者であるヒワとチームメイトのレンゲだ。
「はあ〜あ、これが最強とか言っていた永蓮翠華?ビギナーの間違いじゃない?」
「なっ、何ですって!?」
「だって……君のファイト、ヌルいもん」
「はっ???」
「タッグファイトはそれぞれの役割分担しないといけないのに、当日まで何の相談もしなかったの?現にヒサメは守りに徹して手札を増やしたり相手の防御札を削ったりして、ギンジ君は山札を操作しつつ防御札を確保していた。あの時ヒサメがハンゾウを引けなかったら、勝負はまだ分かんなかったと思うよ」
「現にアンタが大暴れ出来たのだって、緑山がフォローに回っていたからだ。なのにアンタは受けるべき時にアタック受けねぇ、ガードが要らねぇのに余計な手札消費、剰えパートナーに感謝するどころか侮辱する始末……これが雷導の軍師の傘下?巫山戯てんのか?地方のファイター達の方がまだマシだな」
「チーム戦を馬鹿にすんじゃねぇ!」
「煩いですわ!あなた達にわたくしの何が分かるんですの!?」
「うん!ルインちゃん、ぜぇんぜん分かんな〜い!自分さえ良けりゃいい独り善がりのファイトするお馬鹿様の考え方なんて、1ミリも分かりたくもな〜い!!」
「禿同!!」
「同じーく!!」
「キィィィィ!!!」
「天音ルイン、貴様ァァァ!」
「アイツだけは許せない!!」
「おい、こうなったら破滅の申し子だけでも潰すぞ!!」
「ええ!ヒスイ様の邪魔をする愚か者なんて私達がこの手で―」
『うるっせぇぇぇ!外野はすっこんでろッッッ!!!』
ファイト会場の出入り口から放たれた怒声。そこにいたのは控え室から飛び出してきたミク。拡声器は何処からか拝借した最新式である(三馬鹿トリオから貰った)。
「ミクちゃん!?」
「詠導!」
「アレが……詠導?」
「クラージュ・メディック!!」
「な、な……何故貴方がここにいるの!?」
『さっきっからピーチクパーチク騒ぎやがって、大学サークルの飲み会かココはッ!!』
「やっべぇウケる!」
「そんな面白いですか???」
謎のツボに嵌ったルインに首を傾げるエリー。ヒワは先程まで萎れていたのが嘘のように火がついたようにミクへ突進する。
「詠導ミクゥゥゥ!!!」
『あっ、百円玉みっけ』
「ぎゃあああああ!!!」
「「(古典的な避け方で避けられたァァァ!!)」」
落ちていた百円玉を拾う為に(勿論本当に落ちているわけはないが)前に屈むミク。屈んだタイミングは奇跡的に合い、ヒワは顔面から人工芝生に突っ込んでしまった。まあ、この世界は
「お前がいるからヒスイ様が私を見てくれない!お前さえ、お前さえいなければァァァ!!」
『うっげぇ。自称ヒロインを名乗る勘違いあたおか女は枸幹だけでお腹いっぱいなんだけど』
「ぎゃははははははは!!!」
「天音さん笑い過ぎっす……ふう、いい運動なった」
ボロ雑巾のように人工芝生に伏せているのは、先程ルインを倒そうと躍起になっていた永蓮翠華のメンバー達。
哀れかな、彼等はスパーコナのリーサル・ウェポン代表のヨスガと「TS転生したらクズギャンブラーじゃなくなった禪院甚◯」と名高いエリーによって千切ってはポイされたのである。
「巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るな巫山戯るなァァァ!お前だけは、お前だけは許さない!デッキを出せ!今直ぐ私とファイトしろ!ファヌエルのいないお前なんて価値は無い!ヒスイ様に愛されるべきなのはわたくしなのよッ!!」
『……悪いけど、あたし今からタッグファイトに出るからファイトはしない』
「あははははは!!尻尾を巻いて逃げますの!?なんて無様な女!お前のようなイロモノなんて無様に転げ落ちればいい!良いように利用されて、ボロ雑巾のようになって悲惨な人生になればいいのよ!本当に哀れね!!ファイターとしても、女としても、利用価値が微塵も無い無様で惨めで可哀想な女!!」
『……はぁ?可哀想?あたしが?』
「へぇ〜。久々にルインちゃん、アタマにキちゃいそう♪」
「オメー、いい加減に―」
「それはどういう意味かな、ヒワ」
『ッ!!?』
「あっ……あ、ああああ……!!」
「ヒスイ様!!」
ヒワとレンゲの前に現れたのは微笑みを崩さずも、静かに怒りと憎悪を露わにしているヒスイ。先程の会話が一から十まで彼等の耳に入っているのだろうことは火を見るよりも明らかだ。
「ひ、ヒスイ様…あ、あの、わたくし!!」
「ヒワ、お前ならいいファイターになれると期待していたんだけどね……けど、アレは駄目だ。お前はさっき、クラージュ・メディックを―詠導ミクを過去の人と扱き下ろし侮辱した。つまり、俺の目が曇りに曇って腐り落ちたと言いたいんだね」
「ち、違います!!わたくしはただヒスイ様を―」
≪黙りなさいヒワ!よくもヒスイ様の前で見苦しい真似を!恥を知れッ!!≫
「り、リンドウ様ッ!!」
「あははは、どっから言ってんのか分かんないけど、リンドウ激おこじゃ〜ん!」
「いや、流石に茶化すところじゃないと思いますよ?」
「春秋、真面目に突っ込むな」
『……あたしは別に自分のことを可哀想とか思っていないし、アンタの馬鹿丸出しの発言に揚げ足取るつもりも微塵もねぇ。けど、アンタはタッグファイトを疎かにしたってことだけは言い切ってやる』
「何ですって!!?」
『さっき春秋さんのデッキの中身を「風情がない」とかバカにしたよな?尤も、デッキに統一感を求めたり、色んなカードを入れてみたいって考えを一概に否定はしない。けどな、アンタがバカにしたユニット達のお陰で、春秋さんは山札一周が達成出来たんだよ』
「ふーん……どうせならさ、ここでミクちゃんの推察ってヤツ聞かせてくんない?」
『三日月、半月の女神のスキルで山札の上から目当てのカードを探し当てるのはツクヨミ軸での常套手段。加えてフヨウやサエのスキルで、ドロップや手札に余りがちな他のツクヨミのカードをソウルに置けば、満月の女神の山札操作の条件クリアも容易。更にレクタングルやテトラのスキルでクリティカルトリガーを仕込むことで、満月の女神の第二のスキルの発動条件のハードルが低くなる。アドミニストレートのスキルも、ブーストされていれば山札から好きなカードを手札に加えられる……あたしから見ても、春秋さんのデッキはかなり練られていると思う』
「だ、だからと言って、1度や2度触った位で、あんな風に都合良く回せる訳がありませんわよ!!」
『そう……何度も、何度もファイトを繰り返してデッキの調整をした。アンタ達と同じだよ。ここにいるファイターは全員、自分のデッキを作り上げてここにいる。そこに上下も貴賤も何にもねぇ!!人のファイトを、デッキを、それぞれの思いを馬鹿にするなッ!!!』