レアイベ発生!?
ヒワの脳内で直接語り掛ける「謎の声」。オカルトめいた現象に驚くヒワだが、謎の声はそんな事情もお構い無しに会話を続ける。
「(な、なんですのあなた!)」
≪おやおやお嬢さん……このファイトに勝ちたくないのですかな?≫
「(誰がそんなこと言いましたの!?勝ちたい、いいえ勝つに決まってますわ!わたくしは永蓮翠華の蒼森ヒワ、ヒスイ様から愛されるべき存在ですのよ!!)」
≪…………なら、このカードを使いなさい。このカードを使えば、お嬢さんが勝てる可能性が大いに上がる≫
先程山札から引いたカードに目を向けるヒワ。そのカードの名前は「鬼百合の銃士 イラーリア」。今まで見たことも聞いたこともない銃士のカード。
「(なんですのこのカード!?こんなカード、わたくしが知らないはずがありませんわ!)」
≪それを使えば……お嬢さんが望むものすべてが手に入るのですよ?地位も名誉も、そして……心から懸想する異性からの愛も、ね≫
平常時の蒼森ヒワなら、見るからに怪しい誘いに乗るつもりは微塵もなかった。だがこの時だけは違った。焦りと重圧に混乱していた彼女は、謎の声が施す甘美な罠に乗ってしまった。
それが自身の破滅を呼ぶとも知らずに……。
「……………………」
「ヒワ、一体どうしたのだ。体調でも悪いのか?」
「お、おい、大丈夫かよアンタ。すいません審判!なんかあの人、体調が悪―」
「別にどうってことないですわ。だって―」
このターンでお前達は無様に負けるのよ!!
「「「!!?」」」
対戦相手であるヒサメとギンジ、タッグパートナーのレンゲはヒワの「変化」に戸惑う。今までの高圧的な態度とはちがい、言葉のすべてに傲慢不遜が顕著に現れている。
「見ていて下さいねヒスイ様!貴方に楯突く愚か者達は、わたくしがすべて切り伏せて差し上げます!想天の令嬢なんて最早過去の人!ですから―」
手札:4枚 ソウル:2枚
ダメージ:1(合計ダメージ:7)
山札:28枚 ドロップ:10枚(トリガー2枚)
わたくしだけを愛して下さい!!!
「な、なに言ってんだよアンタ!」
「うーわー、トチ狂ったヤツ間近で見るとかメンタル的に結構クるな」
「ヒワ!戯言を宣っている場合か!?目の前のファイトに集中しろ!」
「喧しいんだよ、役立たずのデカブツ!ヒスイ様の期待に応えられない愚図が偉そうに!こんな格下相手に梃子摺るなんて、落ち零れもいいところですわ!!」
「テメー、今なんて言った!?俺のことは何言ってもいい、だが栗花落さんを格下とか言ったのは訂正しろ!!」
「黙りなさい三下ファイター!このターンで決めますの!仇なす敵全てを斬り伏せる、苛烈なる朱の花!鬼百合の銃士 イラーリアにライド!!」
手札:3枚 ソウル:3枚
「なっ…なんだよ、そのユニット!?」
リコリスの銃士が霧のように消えた刹那、そこに立っていたのは朱色のワンレングスヘアーに紅赤色の鋭い瞳の鬼百合の名を持つ銃士。彼女が握るは妖しい光を放つ日本刀。その鍔には鬼百合の金細工が施されている。
「イマジナリーギフト・フォースⅡを左前列に!イラーリアのスキル、V登場時3つの効果の中から2つ選び望む順に発動する……ですが、銃士を含むグレード3からライドしているなら、3つ全てを望む順に発動する!」
手札:3枚 ソウル:3枚
フォースの配置:中央前列、左前列に1枚ずつ
山札:28枚 ドロップ:10枚(トリガー2枚)
「マジかよ!!」
1つ目はこのターン中、自身のクリティカル1つにつき、前列のユニットすべてのパワー+5000を与える永続スキルを得る。
2つ目はドロップからユニットカードを5枚まで選び山札に戻しシャッフルした後CC1とSC1。
3つ目は前列のRを1枚退却させ、山札の上から7枚見て、3枚までRにコールし、山札をシャッフルする。
銃士限定とはいえ、グレード3からライドしただけで全てを発動するスキルに驚く一同。
「イラーリアはスキルを獲得!ドロップからサウル、ガストーネ、トゥーレ、ブロッサムレイン、ダニエルを山札に戻しシャッフルしてCC1とSC1!マルティナを退却させ、山札の上から7枚見て、ミルッカを左後列、トゥーレを右前列、レベッカを右後列にコール!ミルッカのスキルでSB1、プラント・トークンを同じ縦列にコール!ミルッカのスキル、他のRが同じ縦列に登場した時、自身のパワー+3000!レベッカのスキル、登場時他のグレード1以下のR1枚のパワー+5000!ミルッカのパワー+5000!」
手札:3枚 ソウル:3枚
CCしたカード:サウル SBしたカード:ルース
ミルッカのパワー:16000
山札:29枚 ドロップ:7枚
「(とんでもねぇ爆発力……つーか、あんなカード見たことねぇって!!)」
「トゥーレのスキル発動!CB1と左前列のプラント・トークンを退却させ、山札の上から3枚見て、サウルを左前列、ガストーネを右後列にコール!ルースのスキル発動!山札から自身か他のカードがRに登場した時自身を退却させCC1!サウルのスキル、SB1とレベッカを退却させ、山札からダニエルを中央後列にコール!トリガーユニットをコールしたのでCB1、トリガー効果は全てVに!ミルッカのスキル、自身のパワー+3000!ガストーネのスキル、自身のパワー+10000!」
手札:3枚 ソウル:2枚
CC兼裏にしたカード:サウル SBしたカード:トゥーレ
イラーリアのパワー:23000 ☆3
ミルッカのパワー:21000
ガストーネのパワー:18000
山札:26枚 ドロップ:10枚
次々と入れ替わる花の銃士達。観客達はそれを「美しくも苛烈な輪廻を繰り返している」ように見えているが、ギンジから見れば「いらないものを切り捨てる」ようにしか見えなかった。
「今のイラーリアのクリティカルは3、よって前列全てのパワー+15000!サウルとトゥーレのパワーは25000、サウルはフォースⅡの効果でクリティカル2、イラーリアのパワーは38000にクリティカル3!完璧なこの布陣、貴方の古臭い占星術師達如きが凌げるわけがありませんのよ!!」
イラーリアのパワー:38000 ☆3
サウルのパワー:25000 ☆2
トゥーレのパワー:25000
「流石ですヒワ様ァァッ!」
「そんな三下達、さっさと潰しちゃって下さい!!」
「ヒワ様を侮辱した報いよ!大人しく受けることね!」
「さっさと負けちまえー!!」
「…………くっだらねぇな、どいつもこいつも」
「はっ?」
「聞こえなかったか?くだらねぇって言ったんだよ……悪口大会は終わりか?だったらさっさと来いよ」
テメー等全員ぶっ飛ばしてやる!!!
唸るように呟いたかと思えば、有りっ丈の咆哮をあげたギンジ。それは獣のように荒々しくも、悪に立ち向かう勇者のように勇ましく見えた。
それを見たヒワは「負け犬の遠吠えですわ!」と扱き下ろす。先ずはガストーネのブーストを加えたトゥーレでアタック。それをギンジはノーガード。ダメージチェックで出たのはフヨウ。これでチームワイルドカードのダメージは8。続く2回の攻撃は何としてでも防がなければならない。
今度という今度こそ絶体絶命―ギンジ達の無様さを嘲笑いながらヒワはダニエルのブーストを加えたイラーリアでアタック。パワーは43000にクリティカル3。
ここでイラーリアのもう一つのスキルが発動。銃士を含むRを2枚退却させ、山札から銃士を含むノーマルユニットを1枚選びRにコール。コールされたユニットのパワーを+10000し、イラーリアのクリティカルを更に+1。
退却させたのはトゥーレとガストーネ、そして山札からコールしたのはマルティナ。マルティナは自身のスキルでパワー+5000とクリティカル+1、イラーリアのスキルでパワー+10000なのでパワーは28000。
現在イラーリアのクリティカルは4、前列全てのユニットのパワーは+20000。イラーリアとマルティナは48000、サウルは30000。どのユニットもクリティカルは2以上と途轍もないプレッシャーをツクヨミ達に与えていた。
「(な、なんですのあなた!)」
≪おやおやお嬢さん……このファイトに勝ちたくないのですかな?≫
「(誰がそんなこと言いましたの!?勝ちたい、いいえ勝つに決まってますわ!わたくしは永蓮翠華の蒼森ヒワ、ヒスイ様から愛されるべき存在ですのよ!!)」
≪…………なら、このカードを使いなさい。このカードを使えば、お嬢さんが勝てる可能性が大いに上がる≫
先程山札から引いたカードに目を向けるヒワ。そのカードの名前は「鬼百合の銃士 イラーリア」。今まで見たことも聞いたこともない銃士のカード。
「(なんですのこのカード!?こんなカード、わたくしが知らないはずがありませんわ!)」
≪それを使えば……お嬢さんが望むものすべてが手に入るのですよ?地位も名誉も、そして……心から懸想する異性からの愛も、ね≫
平常時の蒼森ヒワなら、見るからに怪しい誘いに乗るつもりは微塵もなかった。だがこの時だけは違った。焦りと重圧に混乱していた彼女は、謎の声が施す甘美な罠に乗ってしまった。
それが自身の破滅を呼ぶとも知らずに……。
「……………………」
「ヒワ、一体どうしたのだ。体調でも悪いのか?」
「お、おい、大丈夫かよアンタ。すいません審判!なんかあの人、体調が悪―」
「別にどうってことないですわ。だって―」
このターンでお前達は無様に負けるのよ!!
「「「!!?」」」
対戦相手であるヒサメとギンジ、タッグパートナーのレンゲはヒワの「変化」に戸惑う。今までの高圧的な態度とはちがい、言葉のすべてに傲慢不遜が顕著に現れている。
「見ていて下さいねヒスイ様!貴方に楯突く愚か者達は、わたくしがすべて切り伏せて差し上げます!想天の令嬢なんて最早過去の人!ですから―」
手札:4枚 ソウル:2枚
ダメージ:1(合計ダメージ:7)
山札:28枚 ドロップ:10枚(トリガー2枚)
わたくしだけを愛して下さい!!!
「な、なに言ってんだよアンタ!」
「うーわー、トチ狂ったヤツ間近で見るとかメンタル的に結構クるな」
「ヒワ!戯言を宣っている場合か!?目の前のファイトに集中しろ!」
「喧しいんだよ、役立たずのデカブツ!ヒスイ様の期待に応えられない愚図が偉そうに!こんな格下相手に梃子摺るなんて、落ち零れもいいところですわ!!」
「テメー、今なんて言った!?俺のことは何言ってもいい、だが栗花落さんを格下とか言ったのは訂正しろ!!」
「黙りなさい三下ファイター!このターンで決めますの!仇なす敵全てを斬り伏せる、苛烈なる朱の花!鬼百合の銃士 イラーリアにライド!!」
手札:3枚 ソウル:3枚
「なっ…なんだよ、そのユニット!?」
リコリスの銃士が霧のように消えた刹那、そこに立っていたのは朱色のワンレングスヘアーに紅赤色の鋭い瞳の鬼百合の名を持つ銃士。彼女が握るは妖しい光を放つ日本刀。その鍔には鬼百合の金細工が施されている。
「イマジナリーギフト・フォースⅡを左前列に!イラーリアのスキル、V登場時3つの効果の中から2つ選び望む順に発動する……ですが、銃士を含むグレード3からライドしているなら、3つ全てを望む順に発動する!」
手札:3枚 ソウル:3枚
フォースの配置:中央前列、左前列に1枚ずつ
山札:28枚 ドロップ:10枚(トリガー2枚)
「マジかよ!!」
1つ目はこのターン中、自身のクリティカル1つにつき、前列のユニットすべてのパワー+5000を与える永続スキルを得る。
2つ目はドロップからユニットカードを5枚まで選び山札に戻しシャッフルした後CC1とSC1。
3つ目は前列のRを1枚退却させ、山札の上から7枚見て、3枚までRにコールし、山札をシャッフルする。
銃士限定とはいえ、グレード3からライドしただけで全てを発動するスキルに驚く一同。
「イラーリアはスキルを獲得!ドロップからサウル、ガストーネ、トゥーレ、ブロッサムレイン、ダニエルを山札に戻しシャッフルしてCC1とSC1!マルティナを退却させ、山札の上から7枚見て、ミルッカを左後列、トゥーレを右前列、レベッカを右後列にコール!ミルッカのスキルでSB1、プラント・トークンを同じ縦列にコール!ミルッカのスキル、他のRが同じ縦列に登場した時、自身のパワー+3000!レベッカのスキル、登場時他のグレード1以下のR1枚のパワー+5000!ミルッカのパワー+5000!」
手札:3枚 ソウル:3枚
CCしたカード:サウル SBしたカード:ルース
ミルッカのパワー:16000
山札:29枚 ドロップ:7枚
「(とんでもねぇ爆発力……つーか、あんなカード見たことねぇって!!)」
「トゥーレのスキル発動!CB1と左前列のプラント・トークンを退却させ、山札の上から3枚見て、サウルを左前列、ガストーネを右後列にコール!ルースのスキル発動!山札から自身か他のカードがRに登場した時自身を退却させCC1!サウルのスキル、SB1とレベッカを退却させ、山札からダニエルを中央後列にコール!トリガーユニットをコールしたのでCB1、トリガー効果は全てVに!ミルッカのスキル、自身のパワー+3000!ガストーネのスキル、自身のパワー+10000!」
手札:3枚 ソウル:2枚
CC兼裏にしたカード:サウル SBしたカード:トゥーレ
イラーリアのパワー:23000 ☆3
ミルッカのパワー:21000
ガストーネのパワー:18000
山札:26枚 ドロップ:10枚
次々と入れ替わる花の銃士達。観客達はそれを「美しくも苛烈な輪廻を繰り返している」ように見えているが、ギンジから見れば「いらないものを切り捨てる」ようにしか見えなかった。
「今のイラーリアのクリティカルは3、よって前列全てのパワー+15000!サウルとトゥーレのパワーは25000、サウルはフォースⅡの効果でクリティカル2、イラーリアのパワーは38000にクリティカル3!完璧なこの布陣、貴方の古臭い占星術師達如きが凌げるわけがありませんのよ!!」
イラーリアのパワー:38000 ☆3
サウルのパワー:25000 ☆2
トゥーレのパワー:25000
「流石ですヒワ様ァァッ!」
「そんな三下達、さっさと潰しちゃって下さい!!」
「ヒワ様を侮辱した報いよ!大人しく受けることね!」
「さっさと負けちまえー!!」
「…………くっだらねぇな、どいつもこいつも」
「はっ?」
「聞こえなかったか?くだらねぇって言ったんだよ……悪口大会は終わりか?だったらさっさと来いよ」
テメー等全員ぶっ飛ばしてやる!!!
唸るように呟いたかと思えば、有りっ丈の咆哮をあげたギンジ。それは獣のように荒々しくも、悪に立ち向かう勇者のように勇ましく見えた。
それを見たヒワは「負け犬の遠吠えですわ!」と扱き下ろす。先ずはガストーネのブーストを加えたトゥーレでアタック。それをギンジはノーガード。ダメージチェックで出たのはフヨウ。これでチームワイルドカードのダメージは8。続く2回の攻撃は何としてでも防がなければならない。
今度という今度こそ絶体絶命―ギンジ達の無様さを嘲笑いながらヒワはダニエルのブーストを加えたイラーリアでアタック。パワーは43000にクリティカル3。
ここでイラーリアのもう一つのスキルが発動。銃士を含むRを2枚退却させ、山札から銃士を含むノーマルユニットを1枚選びRにコール。コールされたユニットのパワーを+10000し、イラーリアのクリティカルを更に+1。
退却させたのはトゥーレとガストーネ、そして山札からコールしたのはマルティナ。マルティナは自身のスキルでパワー+5000とクリティカル+1、イラーリアのスキルでパワー+10000なのでパワーは28000。
現在イラーリアのクリティカルは4、前列全てのユニットのパワーは+20000。イラーリアとマルティナは48000、サウルは30000。どのユニットもクリティカルは2以上と途轍もないプレッシャーをツクヨミ達に与えていた。