サザナミタウン
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秋の日差しの下、ぱしゃぱしゃと泳ぐには少し冷たい海水がサンダルを履いた足の先から煌めく。浅瀬でもイッシュ地方はメノクラゲがいないから安心して遊べるのだ。本日キッチンカーはリゾート地であるサザナミタウンで営業中だ。リゾート地だけあってバカンスに来た人たちが多くスパークリングティーやアイスティーがよく売れた。事前に作っておいた分が売れてしまったので抽出している間波と遊んでいたのだった。腰に着けたキャモメタイマーが鳴る。抽出が終わるまであと少しなので車に戻ると荷物を抱えた燕尾服の男性がキッチンカーの前に立っていたので声をかける。
「紅茶を売るキッチンカーですが、ご入り用ですか?」
「ワッハ!ええ、カトレアお嬢様へのお土産にしたいと思いまして」
カトレアお嬢様……四天王のカトレアさんだろう。確かにここサザナミタウンに別荘を持っていると聞いたことがある。再びキャモメタイマーが鳴る。
「今ならスパークリングティーが出来立てですよ」
「では3つテイクアウトでお願い致します」
白い手袋をはめた手からお代を受け取り、氷を入れたカップにしゅわしゅわと琥珀色の液体を注いで蓋をする。袋の底に紙で出来たスタンドを置き、カップを3つ乗せて差し出す。ストローとショップカードを付けるのも忘れない。
「お待たせしました、スパークリングティー3つです」
「涼しげで美味しそうですね、ありがとうございます」
危なげなく荷物と紅茶を持ち燕尾服の男性は砂浜を歩いていく。
その日の夜、お店のポケスタグラムのアカウントに1件のメッセージが届いた。
【本日は美味しい紅茶をありがとうございました。カトレアお嬢様の執事、コクランと申します。カトレアお嬢様が貴店のスパークリングティーを気に入られたので、明日も購入したいのですが、明日もサザナミタウンにいらっしゃいますか?】
【これから更新しますが、明日もサザナミタウンで営業の予定です、ご来店お待ちしております】
砂浜を歩くキュウコンとキッチンカーを写した写真と一緒に3日間サザナミタウンで営業する旨を投稿した。いいねが3件付いたので見てみるとシロナさん、カトレアさん、コクランさんという錚々たる面々だった。明日の分の紅茶は多めに仕込んでおこう。
「紅茶を売るキッチンカーですが、ご入り用ですか?」
「ワッハ!ええ、カトレアお嬢様へのお土産にしたいと思いまして」
カトレアお嬢様……四天王のカトレアさんだろう。確かにここサザナミタウンに別荘を持っていると聞いたことがある。再びキャモメタイマーが鳴る。
「今ならスパークリングティーが出来立てですよ」
「では3つテイクアウトでお願い致します」
白い手袋をはめた手からお代を受け取り、氷を入れたカップにしゅわしゅわと琥珀色の液体を注いで蓋をする。袋の底に紙で出来たスタンドを置き、カップを3つ乗せて差し出す。ストローとショップカードを付けるのも忘れない。
「お待たせしました、スパークリングティー3つです」
「涼しげで美味しそうですね、ありがとうございます」
危なげなく荷物と紅茶を持ち燕尾服の男性は砂浜を歩いていく。
その日の夜、お店のポケスタグラムのアカウントに1件のメッセージが届いた。
【本日は美味しい紅茶をありがとうございました。カトレアお嬢様の執事、コクランと申します。カトレアお嬢様が貴店のスパークリングティーを気に入られたので、明日も購入したいのですが、明日もサザナミタウンにいらっしゃいますか?】
【これから更新しますが、明日もサザナミタウンで営業の予定です、ご来店お待ちしております】
砂浜を歩くキュウコンとキッチンカーを写した写真と一緒に3日間サザナミタウンで営業する旨を投稿した。いいねが3件付いたので見てみるとシロナさん、カトレアさん、コクランさんという錚々たる面々だった。明日の分の紅茶は多めに仕込んでおこう。
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