R9
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あるのにナインR9♪︎軽快なテーマソングが流れるR9店頭でポケモン用おやつを選んでいるところだ。種類が多くて悩ましい。悪タイプが喜ぶ!というポップに惹かれていると、俄に周りからさわさわと色めき立った小声の歓声が聞こえてきた。どうやら四天王のギーマさんが来店しているらしい。ちょっと買い物をするだけで騒ぎになってしまうのだから有名人というのも大変だと思う。コツコツと足音が近づいてくる。それと同時に周りの抑えた嬌声が上がる。
「カリカリしたのとしっとりしたの、どっちのおやつがいい、ワルビル?」
小声でボールに向かって声をかけるも勿論返事はないと思ったが。
「そうだな、わたしはきみのワルビルじゃないが、わたしのワルビアルはこっちのカリカリしたおやつが好みに合うようだ」
歯応えがある食べ物の方がいいみたいだと隣から聞こえる低い声に見上げれば雑誌やバトル動画で見かけた四天王ギーマさんそのひとだった。
「……ありがとうございます、参考にします、ワルビアルさんによろしくお伝えください」
毛布やフードが入っている籠にカリカリしたおやつを加える。周囲から視線が刺さる。早く立ち去りたい。
「ああ、承った。機会があれば勝負をしようぜ」
笑いを含んだ声が答える。何かフラグを建ててしまった気がする。
会計を済ませて店から出て車に乗り込み、知らず知らずのうちに詰めていた息を吐く。
「四天王の人気怖い……」
ボールから出たワルビルが機嫌良さげに新品の毛布を羽織っていた。
「カリカリしたのとしっとりしたの、どっちのおやつがいい、ワルビル?」
小声でボールに向かって声をかけるも勿論返事はないと思ったが。
「そうだな、わたしはきみのワルビルじゃないが、わたしのワルビアルはこっちのカリカリしたおやつが好みに合うようだ」
歯応えがある食べ物の方がいいみたいだと隣から聞こえる低い声に見上げれば雑誌やバトル動画で見かけた四天王ギーマさんそのひとだった。
「……ありがとうございます、参考にします、ワルビアルさんによろしくお伝えください」
毛布やフードが入っている籠にカリカリしたおやつを加える。周囲から視線が刺さる。早く立ち去りたい。
「ああ、承った。機会があれば勝負をしようぜ」
笑いを含んだ声が答える。何かフラグを建ててしまった気がする。
会計を済ませて店から出て車に乗り込み、知らず知らずのうちに詰めていた息を吐く。
「四天王の人気怖い……」
ボールから出たワルビルが機嫌良さげに新品の毛布を羽織っていた。
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