電気石の洞穴・フキヨセシティ
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バチバチと空気すら電気を纏っているような音がなる中、野生のバチュルにメグロコが噛みつき、バチュルの動きが鈍ったところにキュウコンが火炎放射を放つ。戦闘不能になったバチュルが逃げていく。ここは電気石の洞穴。メグロコのレベリングの為にやって来たのだが。
「うーん、このこでもない。ねえ○○、次行こう、メグロコも待ってる」
いつの間にか隣にいた私服のクダリさんが言う。野生のバチュルからバトルに向いている個体を見繕いに来たそうだ。私たちとのバトルへの取り組みを見てバチュルを選別しているらしい。メグロコはむふーむふーと鼻息荒く私の方を振り向いて指示を待っている。どうやらこのこの特性は自信過剰だったようだ。キュウコンは静電気で広がる体毛が気になるのか頻繁に毛繕いしている。
「このこいいかも!」
1匹のバチュルがメグロコたちと対峙していた。メグロコの噛みつくを間一髪避けて電磁波を放つ。麻痺状態になって動けないメグロコに迫るバチュルにキュウコンは鬼火を放ち火傷状態にした。鞄の中からなんでもなおしを出そうと漁っていると、マルチナビが震えた気がした。でも、この環境では誤作動もあるだろうと流す。大体の知り合いは私がホウエンにいないことを知っているからだ。
未だ闘志の衰えないバチュルがエレキボールを放つも2体とも綺麗に避けた。浮いている岩が攻撃の余波を受けて少し砕けて動いた。あの欠片を拾っておこうか。
火傷のダメージが重なり戦闘不能になったバチュルにクダリさんがチーゴの実を差し出しながら声をかける。
「ねえきみ、ぼくと一緒にもっとドキドキするバトルしたくない?」
バチュルはチーゴの実を齧りクダリさんの持つボールに収まった。
すると、メグロコが白い光に包まれた。久々に見る進化の光だ。目映い光が消えるとワルビルがそこにいた。両手が使えるようになったから今度体温調節用に毛布を渡そうと思う。私たちの目的も達成だ。砕けた岩の欠片を拾って袋に入れる。
「岩の欠片なんて拾ってどうするの?」
クダリさんの疑問も最もだと思う。
「ひとにあげようかと思いまして」
「今度こそダブルに会いに来てね、○○」
手をぶんぶん振るクダリさんと別れてフキヨセシティに入りマルチナビを見ると不在着信が1件あった。ツワブキダイゴ、幼馴染みの名前だ。時差からいってもそもそも10分前にかけてきたのだから大丈夫だろうとかけ直す。
「もしもしダイゴくん?」
「○○かい、珍しいじゃないか」
ノイズと共に驚く声が耳に入る。
「ついさっき、シンオウの地下大洞窟でトラップに嵌まってしまってね。とりあえずスーツのポケットの端末に触れたからボタンを押してみたら君にかかったんだね」
困ったように笑う声がする。
「せめてもうちょっと助けに行けるひとにかかったらよかったのにね」
流石にイッシュからは助けに行けない。
「ワンタッチで君に繋がるようになってるからね」
「知らなかった……」
何故そんな限られた枠に私の番号を入れてしまったのか小一時間問い詰めたい気分だ。
「トラップからは抜け出せたけど全身どろどろさ。まあ何にせよ、君の声が聞けてよかった。ボクはシャワーを浴びてくるからそれじゃあまたね」
通話が切れた。まあ、無事で何よりだ。あの高そうなスーツは無事ではなさそうだが。
ワルビルが不思議そうに見上げてくる。今度R9に行っていろいろ見繕おうと思う。
「うーん、このこでもない。ねえ○○、次行こう、メグロコも待ってる」
いつの間にか隣にいた私服のクダリさんが言う。野生のバチュルからバトルに向いている個体を見繕いに来たそうだ。私たちとのバトルへの取り組みを見てバチュルを選別しているらしい。メグロコはむふーむふーと鼻息荒く私の方を振り向いて指示を待っている。どうやらこのこの特性は自信過剰だったようだ。キュウコンは静電気で広がる体毛が気になるのか頻繁に毛繕いしている。
「このこいいかも!」
1匹のバチュルがメグロコたちと対峙していた。メグロコの噛みつくを間一髪避けて電磁波を放つ。麻痺状態になって動けないメグロコに迫るバチュルにキュウコンは鬼火を放ち火傷状態にした。鞄の中からなんでもなおしを出そうと漁っていると、マルチナビが震えた気がした。でも、この環境では誤作動もあるだろうと流す。大体の知り合いは私がホウエンにいないことを知っているからだ。
未だ闘志の衰えないバチュルがエレキボールを放つも2体とも綺麗に避けた。浮いている岩が攻撃の余波を受けて少し砕けて動いた。あの欠片を拾っておこうか。
火傷のダメージが重なり戦闘不能になったバチュルにクダリさんがチーゴの実を差し出しながら声をかける。
「ねえきみ、ぼくと一緒にもっとドキドキするバトルしたくない?」
バチュルはチーゴの実を齧りクダリさんの持つボールに収まった。
すると、メグロコが白い光に包まれた。久々に見る進化の光だ。目映い光が消えるとワルビルがそこにいた。両手が使えるようになったから今度体温調節用に毛布を渡そうと思う。私たちの目的も達成だ。砕けた岩の欠片を拾って袋に入れる。
「岩の欠片なんて拾ってどうするの?」
クダリさんの疑問も最もだと思う。
「ひとにあげようかと思いまして」
「今度こそダブルに会いに来てね、○○」
手をぶんぶん振るクダリさんと別れてフキヨセシティに入りマルチナビを見ると不在着信が1件あった。ツワブキダイゴ、幼馴染みの名前だ。時差からいってもそもそも10分前にかけてきたのだから大丈夫だろうとかけ直す。
「もしもしダイゴくん?」
「○○かい、珍しいじゃないか」
ノイズと共に驚く声が耳に入る。
「ついさっき、シンオウの地下大洞窟でトラップに嵌まってしまってね。とりあえずスーツのポケットの端末に触れたからボタンを押してみたら君にかかったんだね」
困ったように笑う声がする。
「せめてもうちょっと助けに行けるひとにかかったらよかったのにね」
流石にイッシュからは助けに行けない。
「ワンタッチで君に繋がるようになってるからね」
「知らなかった……」
何故そんな限られた枠に私の番号を入れてしまったのか小一時間問い詰めたい気分だ。
「トラップからは抜け出せたけど全身どろどろさ。まあ何にせよ、君の声が聞けてよかった。ボクはシャワーを浴びてくるからそれじゃあまたね」
通話が切れた。まあ、無事で何よりだ。あの高そうなスーツは無事ではなさそうだが。
ワルビルが不思議そうに見上げてくる。今度R9に行っていろいろ見繕おうと思う。
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