4番道路・リゾートデザート
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助手席でキュウコンの入ったボールがカタカタと揺れる。どうやらキュウコンはガソリンスタンドの独特の匂いが苦手らしい。これから4番道路を走るので手前のガソリンスタンドにタイヤの空気を抜きに来たのだ。さっさと空気を抜いてもらい、手持ちたちにあげるおやつを補給し足早に立ち去る。
砂嵐舞う4番道路を走っているとボールから出ていたキュウコンが鳴き声をあげた。キッチンカーの前方に野生のポケモンがいた。戦う気はないらしい。車を降りて様子をうかがう。小さなメグロコだ。左足を怪我しているようだ。近づいてくるが、あいにく私は傷薬を持っていない。たしかこの近く、リゾートデザートにナースさんがいた筈だ。大人しいので抱き上げて車に乗り込むと空気を読んだキュウコンが前足でボールをタッチして戻り助手席をメグロコに譲ってくれた。じゃりじゃりするので次のガソリンスタンドで車内も掃除して貰おう。
てんてんてけてん、リゾートデザートに到着し、ナースさんにメグロコを回復してもらう。
「あら、こんなところにキッチンカー?」
背後で声がして振り向くと私でも知っている有名人が立っていた。砂嵐の中、黒いコートと長いブロンドの髪を靡かせるシンオウ地方チャンピオン、シロナさんだ。
「すみません、今はナースさんに会いに来ただけで営業していなくて。また今度お願い致します」
キュウコン印のポケスタグラムのアカウントが載ったショップカードを手渡す。
「そう、また今度ね。メグロコと仲良くね」
「え?」
立ち去るシロナさんを見送り車内を覗くと未使用のボールをつつくメグロコがいた。
「うちのこになる?」
メグロコは元気よく返事をした。
砂嵐舞う4番道路を走っているとボールから出ていたキュウコンが鳴き声をあげた。キッチンカーの前方に野生のポケモンがいた。戦う気はないらしい。車を降りて様子をうかがう。小さなメグロコだ。左足を怪我しているようだ。近づいてくるが、あいにく私は傷薬を持っていない。たしかこの近く、リゾートデザートにナースさんがいた筈だ。大人しいので抱き上げて車に乗り込むと空気を読んだキュウコンが前足でボールをタッチして戻り助手席をメグロコに譲ってくれた。じゃりじゃりするので次のガソリンスタンドで車内も掃除して貰おう。
てんてんてけてん、リゾートデザートに到着し、ナースさんにメグロコを回復してもらう。
「あら、こんなところにキッチンカー?」
背後で声がして振り向くと私でも知っている有名人が立っていた。砂嵐の中、黒いコートと長いブロンドの髪を靡かせるシンオウ地方チャンピオン、シロナさんだ。
「すみません、今はナースさんに会いに来ただけで営業していなくて。また今度お願い致します」
キュウコン印のポケスタグラムのアカウントが載ったショップカードを手渡す。
「そう、また今度ね。メグロコと仲良くね」
「え?」
立ち去るシロナさんを見送り車内を覗くと未使用のボールをつつくメグロコがいた。
「うちのこになる?」
メグロコは元気よく返事をした。
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