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「は、はい、ありがとうございます」
「ワタリが入れるのと変わらないほど美味しい。私も自分でいれることもありますが味が違います」
「それよりそんな砂糖まみれの紅茶で違いわかるんですか」
「当然です」
そう言いながらまた一口すする。
ちょっと驚いたけど、褒められたのは単純に嬉しいし、意外と竜崎が素直においしいと認めてくれたのもなんだか嬉しかった。
少しは可愛いところあるみたいだ。
「まあ、私紅茶すごく好きなんです。いれ方もちゃんと勉強して飲んだり」
「なるほど。紅茶とは温度、香り、時間でずいぶん印象が変わる繊細な飲み物です。あなたがこんな繊細な味を生み出すとは意外でした」
前言撤回!やっぱり全然可愛くない!
私はむっとして言い返す。
「昨日から思ってましたが竜崎って一言多くないですか?失礼ですよ!」
「そうでしたか?私は正直に話してるだけです」
「言い方ってもんがあるでしょう!素直に美味しいです月島さんさすがですって言っておけば済むことですよ!」
「美味しいです月島さんさすがです」
「オウム返しもムカつく!」
飄々と紅茶を飲み、竜崎は呆れたように言う。
「騒がしい人ですね」
「誰のせいだと思います?」
「Jですかね」
「………」
じっとりと竜崎を睨みつけた。竜崎はまた何か資料を見ながら言う。
「私は正直なあなたの印象でお話してるだけです。監禁されて混乱してるとは言え、あんな力強く扉を何度も蹴り上げる女性は見たことないので」
ぐっ。ちょっと痛いところを突かれた。
確かに乱暴なことをしてしまったとは思う。物に罪はない。
しかし、監禁なんてことをした張本人が言うことだろうか!
「別に私だって普段から物に当たるような人間じゃないですよ!ちょっと気が短いのは認めますが!起きていきなり知らない部屋で変成器から不気味な声が聞こえてきた時の気持ち、考えてみてくださいよ!」
一息に言い返す。
私が言うと、竜崎は素直に考えてみてるのか、資料を見るのをやめて少しうえをみた。
「…いい気分ではないですね」
思った反応と違い、私はキョトンとした。
…急に素直になったりして、どうも調子が狂わされる。私は呆れてため息をつく。
「しかし私は扉を蹴り上げるなんてことはしません」
「そ、それは」
「見事な蹴りでしたね、格闘技を習っていると言う情報はなかったですが」
「自己流です。自分の身は自分で守るために!」
「守れてないですけどね」
ぐうの音も出ない正論。結局訳わからん奴らに誘拐されましたからね。でも今それ言っちゃう?
私は何とかイライラを収めるためにようやくいれた紅茶を読んだ。こんな精神状態でもかなりの美味しさが分かった。心を落ち着けて飲めたならもっと美味だったに違いない。
心を落ち着けよう。相手はパンダの置物だった。置物に怒ってもしょうがない。
温かい紅茶をすすっていると、竜崎から声が聞こえた。
「月島さん」
「え?」
「美味しいです。また入れてください」
イライラしていた気持ちが、スッと冷めた。
なんだろう、この人。不思議な人だ。
基本感情の起伏もわからない声に顔、ムカつくことばっかり言うけど、
突然素直なことも言い出すから拍子抜け。
一体どれが本当の彼なんだろう。
「…気が向いたら、いれてあげます」
そんな可愛げのない返答をするので、私はいっぱいいっぱいだった。
「ワタリが入れるのと変わらないほど美味しい。私も自分でいれることもありますが味が違います」
「それよりそんな砂糖まみれの紅茶で違いわかるんですか」
「当然です」
そう言いながらまた一口すする。
ちょっと驚いたけど、褒められたのは単純に嬉しいし、意外と竜崎が素直においしいと認めてくれたのもなんだか嬉しかった。
少しは可愛いところあるみたいだ。
「まあ、私紅茶すごく好きなんです。いれ方もちゃんと勉強して飲んだり」
「なるほど。紅茶とは温度、香り、時間でずいぶん印象が変わる繊細な飲み物です。あなたがこんな繊細な味を生み出すとは意外でした」
前言撤回!やっぱり全然可愛くない!
私はむっとして言い返す。
「昨日から思ってましたが竜崎って一言多くないですか?失礼ですよ!」
「そうでしたか?私は正直に話してるだけです」
「言い方ってもんがあるでしょう!素直に美味しいです月島さんさすがですって言っておけば済むことですよ!」
「美味しいです月島さんさすがです」
「オウム返しもムカつく!」
飄々と紅茶を飲み、竜崎は呆れたように言う。
「騒がしい人ですね」
「誰のせいだと思います?」
「Jですかね」
「………」
じっとりと竜崎を睨みつけた。竜崎はまた何か資料を見ながら言う。
「私は正直なあなたの印象でお話してるだけです。監禁されて混乱してるとは言え、あんな力強く扉を何度も蹴り上げる女性は見たことないので」
ぐっ。ちょっと痛いところを突かれた。
確かに乱暴なことをしてしまったとは思う。物に罪はない。
しかし、監禁なんてことをした張本人が言うことだろうか!
「別に私だって普段から物に当たるような人間じゃないですよ!ちょっと気が短いのは認めますが!起きていきなり知らない部屋で変成器から不気味な声が聞こえてきた時の気持ち、考えてみてくださいよ!」
一息に言い返す。
私が言うと、竜崎は素直に考えてみてるのか、資料を見るのをやめて少しうえをみた。
「…いい気分ではないですね」
思った反応と違い、私はキョトンとした。
…急に素直になったりして、どうも調子が狂わされる。私は呆れてため息をつく。
「しかし私は扉を蹴り上げるなんてことはしません」
「そ、それは」
「見事な蹴りでしたね、格闘技を習っていると言う情報はなかったですが」
「自己流です。自分の身は自分で守るために!」
「守れてないですけどね」
ぐうの音も出ない正論。結局訳わからん奴らに誘拐されましたからね。でも今それ言っちゃう?
私は何とかイライラを収めるためにようやくいれた紅茶を読んだ。こんな精神状態でもかなりの美味しさが分かった。心を落ち着けて飲めたならもっと美味だったに違いない。
心を落ち着けよう。相手はパンダの置物だった。置物に怒ってもしょうがない。
温かい紅茶をすすっていると、竜崎から声が聞こえた。
「月島さん」
「え?」
「美味しいです。また入れてください」
イライラしていた気持ちが、スッと冷めた。
なんだろう、この人。不思議な人だ。
基本感情の起伏もわからない声に顔、ムカつくことばっかり言うけど、
突然素直なことも言い出すから拍子抜け。
一体どれが本当の彼なんだろう。
「…気が向いたら、いれてあげます」
そんな可愛げのない返答をするので、私はいっぱいいっぱいだった。
